おおきく、なる、お店。   By Gwadahunter2222

 番外編。


警告:このお話は大人向けの内容が含まれています。法的な成人に達していない人は読んではいけません。
これは架空の話であり、実際に存在する人あるいは事柄に類似することがあったとしても、まったく偶然のことです。


■1■チョコレート、な奥さん




[ さくしゃ。から ]
みなさん、こんにちは。
『おおきくなる、お店』の新しいお話をお届けします。これは特別な章になっています。
…メインのストーリー展開からは独立した、最初のお話です。





日曜日。

美帆子はごく普通の主婦でした。37歳。褐色の長い髪をポニーテイルに結び、いつも黄色いTシャツとブルージーンズの上下で、ピンクのエプロンがお気に入りです。
彼女はエメラルド色の瞳と素晴らしいほほえみで、家に来るお客さんをいつも出迎えてくれました。

彼女は21歳の時、結婚エージェントで今の夫と出会い、その2〜3か月後に結婚しました。
やがてふたりの間には娘が産まれました。その娘は美紗と名づけられ、すくすくと育ち、今では16歳。

家族は3人で、地下鉄を使えば街の中心部から30分ほどの住宅地に大きな家を持っていました。

しかし…すべてが幸せ、というわけではありませんでした。

仕事のせいで、夫は出張が多く、家族とはわずかな時間しか過ごせませんでした。

やがて、3人の関係はよそよそしくなっていったのです。

美帆子は夫に愛人ができたのではないか、と疑いました。しかし彼はそれを否定しました。
「だって君、僕の仕事を考えてみてくれ…。これが僕の時間をほとんど奪っていく…
 でも僕は、貧しい思いをさせて、君たちを不幸にしたくないんだ…」

あまりにも帰らない夫に、彼女は愛人を持とうという誘惑にかられたこともありました。
しかし、悩んだ末に、夫への操を守ろう…そう、決めたのです。

しかし…。ふたりの大切な、結婚記念日のこと。

彼からこんな電話がかかってきたのです。

「ごめん…今日は戻れない…会社のシステムが壊れてしまって…。
 復旧するまで、どうしても僕に残っていてほしい、っていうんだ。わかってくれ…」
「あなた…」
「ああ、今行く! …すまない、呼ばれてる…もし帰れるようになったらまた連絡するよ」

あたふたとした一方的な会話で電話が切れ、美帆子はすっかり絶望してしまいました。

美帆子は涙をこらえました。

そうすることが、夫婦として暮らすことの証明であり、同時に、彼に対して妻である自分の存在意義を証明することだ、と考えたのです。

そんなとき…娘の美紗が、ショッキングな告白をしてきました。

学校のこと、友だちのこと…なんでもざっくばらんに話していた彼女が、父親の帰りが遅くなってから口数が少なくなり、ある日とうとう、無断外泊をしてきたのです。

そのことを問い詰めると、泊まったのはなんと男友達の家。しかも学園祭の時に知り合った、大学生だというのです。
おまけに、こんなことまで言い出しました。

「…あたし、彼とエッチしちゃったもん! 彼、すごく優しくて、ぎゅっ、て抱きしめてくれて…
 …パパもママも、ぜんぜんあたしの相手なんかしてくれないから…」

そして、はっきり言うのです。

「パパがあんなに帰ってこないんだったら、あたしだって好きにしていいでしょう?」

そう言われると、彼女は何も言えませんでした…。娘の気持ちがとてもよくわかったからです。

その日、彼女はひとりぼっちで夕食を済ませ、ベッドの中で枕を涙で濡らしました。


そして、結婚記念日の翌日。

美帆子はまだ彼と祝おうと、いっしょうけんめい家事をこなし、夫の好きなものを作ってあげようと決心しました。
彼女はこの日が忘れられない日になるように、そしてふたりの関係の新たな始まりになるようにしたかったのです。

そうだ、夫に何かプレゼントしよう…

そう考え、何か買おうと、街に出かけることにしました。


地下鉄に乗って2〜3駅過ぎたところで、彼女は入ってきたお客さんを見てびっくりしました…なぜって、とても背が高く、しかもオッパイがもの凄く大きな女の子たちでした…!
私服ですが、肌の張りやつや、元気な態度から、高校生か専門学校生?のハイティーン。

彼女たちは前屈みになって、まず頭から入ってきました。とっても大きな胸の膨らみが歩くたびに、ゆっさ、ゆっさ…と揺れています。扉近くにいた背広の人が、顔を真っ赤にしてその猛烈なボリュームを避けています。

地下鉄なので天井は低めですが、それでも2m以上あります…しかし、彼女たちは頭が天井にぶつかっていて、とても窮屈そうに身体を曲げていました。
地下鉄が揺れると、巨大すぎるオッパイが、ぶるぅん、ぶるぅん、と揺さぶられ、とてもエッチな雰囲気です。ふたりとも長い長い脚を曲げ、何事もなかったかのように話をしています。

ふたりを見て、彼女はうらやましいな…と思いました。

(まあ、今の子ども達はあんなに大きくなるのね…美紗みたいに、いいえ、もっと大きいわ…)





自分の娘がどれだけ大きくなっているか、に気がついたのは、ほんの2〜3ヶ月のことでした。
もともと、彼女は父親に似たのか、同じ世代の中でも比較的背が高く、高校に入るときにはもう170cmもありました。ファッションモデルのようなすらりとした体型で、美帆子に似た顔立ちで、男子だけでなく女子からも注目されていました。

しかし、ここ数ヶ月で、美紗はさらに成長を遂げたのです。今では身長が190cmもあり、165cmの美帆子が隣に立つと、まるで小人のように見えました。

おまけに、ものすごいバストの持ち主になっていたのです…一番目立つのはその138cmJカップにまで成長したバストでした。
しかもその巨大な膨らみは垂れることなくしっかりと引き締まり、完璧な丸みを帯びています。美紗の巨大でたくましい身体は、その大きすぎる膨らみを難なく支え、胸板からゆうに3〜40cmも前に飛び出ていました。

美帆子も95cmのHカップですが、優に3サイズも大きなカップ…おまけにトップバストで比べたら、なんと40cm以上も大きな膨らみの持ち主が自分の娘なのです…。両親の良いところだけを受け継いだとしても、どうやったらそんなに大きく成長できたのか。美帆子は不思議に思っていました。





(こんなに大きくなるのが彼女達の世代なのかしら…)

同じ車両にいる女子高生達を見ながら、ふとそんなことを考えてしまいます。

美帆子の娘・美紗は父親の黒髪を受け継ぎ、母親の瞳とほほえみを受け継いでいました。娘は小さな頃からかわいらしい少女だったし、すこしおてんばではありましたが、不思議と学校からはよい生徒だ、と評判でもありました。
娘はきちんと勉強もこなし、よい友達にも恵まれているようで、きのうの驚くべき告白を除けば、悪い噂も聞こえては来ませんでした。

だから…母親である美帆子は、あんなことがあっても彼女を外出禁止にしたりはしませんでした。美帆子は総じて、娘・美紗のことを信じていましたし、自分の娘と誇らしく思っていました。

…問題は、夫、そして夫と自分との関わり。
美帆子はそのことを改めて思い出します。

(自分がしっかりしないと…美紗も目の前の女の子たちみたいに、明るくなってくれないわ…)

彼女はため息をつき、地下鉄を降りると、夫へのプレゼントを求めて、ショッピングモールの方へと歩きだしました。

何を用意すればいいか考えていなかったので、彼女はしばらく店から店へとさまよい歩き続けます。

すると、何かが彼女の注意を引きました。それは、暗い廊下の奥にある奇妙な階段でした。
彼女にははっきりとその不思議な入り口が見えました。ところが、誰もが何気なくそこを通り過ぎ、一人として気がついてもいません。

美帆子はその入り口から目が離せなくなっていました。

(さあ、階段を降りて、その先に行きなさい…)

なぜそう感じたのか、よく分かっていなかったのですが…そう誘われているように感じました。


思い切って階段を下りていくと、大きな黒いドアの前に立っていました。

そこには「営業中」という看板がかかっています。
美帆子は心臓がどきどきしているのに気がつきました。

深呼吸するとドアをあけ、中に入っていきます。…と、彼女は自分がバーの中にいることに気づきました。

しかし、だれもいない…灯りも暗く、しん、としています。

美帆子は我に返り、中を見渡します…どこにも人の気配がありません。彼女はとまどってしまいました。

 (どうして…私、ここに来たのかしら?) 

「アナタはたぶん、ここに来る運命だったノデスネ…」

美帆子の心を見透かすように、柔らかな女性らしい声がしました。

振り返ると、美帆子はショックを受けました。なぜって、彼女の前にいたのは、背がものすごく高く、バストもすごく大きな女性だったのです。

ピンクの長い髪をした、魅惑的な青い瞳の、バーテンダーの服を着た女性です。しかも、目の前に立っている女性の猛烈な胸の膨らみといったら…。だって、片方だけで彼女の頭よりもはるかに大きかったのです。
ジャケットは大きく胸の前が開き、タイトなブラウスの胸元は、はちきれんばかりに膨らみ、ボタンを今にも弾き飛ばしそうに突き出ています。

…美帆子は完全に言葉を失っていました。

「自己紹介シテいいデスカ?…ワタシはナナミ、この店のオーナーでス。よろしくお願いシマスネ(^_^)」

その女性が美帆子に挨拶しました。

美帆子といえば、そんなナナミの身体の大きさにすっかりあっけにとられ、困惑していました。

「わ、私は美帆子といいます…」
「お会いデキテうれしいワ。何かお飲み物はイカガ?」

美帆子は丁重に断ろうとしました。

「あの…私…」
しかし、途中でナナミの声にさえぎられます。
「アァ、最初の一杯はサービスですヨ。遠慮なク、どーぞ。こちらヘ…」

そのまま、美帆子は黙ってナナミの後に付いていきます。案内されたのは、奥のボックスでした。

「この席にドーゾ。すぐに戻ってきますネ…」

そう言い残し、ナナミはキッチンのドアの奥へ入っていきました。

美帆子は席につくと、ため息をつきました。

(美帆子、あなた、いったいどんな厄介ごとにまきこまれちゃったのかしらね…?)
ふ、と見上げると、ナナミが大きな体を屈め、美帆子と視線を合わせるようにしていました。

「はい、これをドーゾ。貴女へのプレゼント、デス。」  とにっこり微笑むナナミ。

美帆子は前に置かれたチョコレート・ミルクセーキのコップを見つめました。

「これは…?」
「ハイ…コレハ、この店の名物のヒトツ。ワタシたちは“サバンナの心”と呼んでマス。」
「…ふつうのミルクセーキに見えるけれど…」
「お試シニなってみレバ、この名前のイミがわかりますワ…ウフフフ」

美帆子は軽く一口飲んでみました。と、ごくわずかな瞬間、全身に電気が走ったような刺激を感じます…しかし、それはすごく心地よい感触でした。
彼女はそれをどう言い表していいのかわかりませんでしたが、何か荒々しく力強い味がしたことは確かです。

彼女はもう一口飲みました。すると、すべてがはっきりして…アフリカのサバンナのように、熱く、そして原始的なものを感じました。

心地よい感覚の中で、自分の身体がそこに融合していくのを感じていきます。グラスの中身を飲み干していくと、彼女はどんどん興奮してきました。
グラスはあっという間に空になりました。

「…もっと、いただけないかしら?」

ほぅ…と吐息を漏らすと、頬をほんのり赤く染め、美帆子はなぜかうっとりとしていました…。
(なぜかしら…なんだか、とても喉が渇いてきた…身体も熱っぽくて…)

美帆子のリクエストを待っていたかのように、ナナミはもう一杯グラスを美帆子に渡します。
それを一気に飲み干し、さらにもう一杯…。そして、さらに…


〜結局、7杯もグラスを空けていました。美帆子はすっかり満腹になり、お腹をさすりながら、喜びに吐息を漏らします。

「どうデスカ?」 そう、ナナミがたずねてきます。

「…こういうの…今まで、一度も飲んだことがないわ…とっても、おいしい…」

美帆子は全身がいつもよりもどんどんエッチな気分になり、乳首がみるみるうちに硬く尖っていくのを感じはじめていました。

と、突然、着ている物がぐんぐん身体を締め付け始めました!

「ご…ごめんなさい。あ、あの…お、お手洗いは…?」

「アラ…それジャどうゾ、こちらへ」 ナナミは褐色のドアを指し示します。

美帆子はすぐさま中に入り、ドアをロックしました。

彼女はすっかり汗だくになっています。顔を洗うと、鏡の中の自分を覗きこみました。心臓がさらにどきどきしてくるのが聞こえてきます。

彼女の心の中に、サバンナでのたくさんの風景が押し寄せてきました…

息が詰まるような太陽の熱さ。
その下で耐えるさまざまに異なった動物たち。
生き残りを賭けて闘う姿。
草原の中でのつかの間の休息。
そして。
雄と雌が愛を交わす荒々しい営み…

サバンナの野生の命が身体の中を駆け巡っていきます。
彼女は、これまでに一度も経験したこともないほどの淫靡な快感に圧倒されつつありました。

途方もなく大きな力をすっかり吸収し、彼女の肌は褐色に変わっていきました。
長い髪がざわめき立ち、ポニーテールの結び目がほどけ、口の中で歯がみるみる鋭く尖っていきます…。

そして、バストが目覚ましい変化を遂げていきました…
形の良い95センチHカップが、さらに大きく大きく膨らみ、あっという間にゆったりとした黄色いTシャツの隙間を満たし、持ち上げていきます…
巨大になる胸元に丈を取られ、おへそが見えてきました…

びしん! びしっ! 

足元でブラウンのスリッポンが、大きくなっていく足に耐えきれず、爆発したかのように引き裂かれ、そのまま押しつぶされました。
ベルトが大きな音を立てて千切れ、股のボタンがはじけ飛んでいきます。
ブル―ジーンズが長く太く伸びていく両脚の圧力になすすべもなく引き裂かれ始め、褐色のパンティが見えてきます。
…腰全体を包む慎ましやかなその布地も、どんどん大きくなる豊かな腰に引き延ばされ、まるで紐のようになっていきました。

びりびりびり…びりっ、びりっ、びりびりりりりりいり〜っ!

生地が引き裂かれていく音と共に、ぐんぐん大きくなるバストがとうとうTシャツを破き、彼女を拘束する紐のように、成長し続けるボディにまとわりつきます。
ジーンズも大きくなっていく両脚によって引き裂かれ続けています…厚手のデニムが細かく千切れ、まるで下着のような短さに見えるようになりました。

ぼっいいぃぃんんんん! ぶりゅりゅ、ぶりゅりゅぅぅんんん!!

巨大な乳房が、窮屈なTシャツの束縛から解放されて飛び出し、ブラジャーはあっというまに引きちぎれて床に落ちていきます。
お尻もそれに続き、ジーンズの残りが終わりを告げました。

巨大化していく美帆子が身につけているもので、パンティだけが抵抗しているかのように、腰回りにめり込んでいきました…それは今や単なる紐にしか見えず、限界まで細くなっています。

美帆子の身体はありとあらゆるところが成長し始めていました。

そのシルエットは色っぽい曲線に縁取られ、それでいてしっかりと引き締まった身体に変化していきます。
褐色の髪はライオンのたてがみのように変化し、黄金に輝きはじめました。

身体はさらにぐんぐん大きくなり、とどまることがありません…さらに膨張し続け、室内の空いている場所をすべて埋めていくほどの勢いです。

ごつん…頭が天井にぶつかるのを感じて、彼女は座り込んでしまいます…
しかし、また天井に頭が届くまでは、ほんのわずかしかかかりませんでした…
身体の重みとそのボリュームで、床がきしみ始め、周りの壁や天井も同じ運命をたどっていきます。

とつぜん、彼女の口から大きな唸り声が漏れ、眉間に深いしわが寄りました。

「あ…あああああああんんんんんんんんんんっっっっっっっっっっっっ!!!!」

長い長い声が部屋中に響き、美帆子は人生の中でもっとも強いオーガズムを経験しました。

乳首から褐色の液体が流れ出し、力強くほとばしり始めます。

すると、彼女の身体は、少しずつ小さくなりだし、おっぱいミルクが床に広がるうちに、天井を破きそうなほど大きなボディが縮んでいきました。
しばらくすると、ほどよいサイズにまで縮んでいきますが…それでもまだじゅうぶん大きく、ほとんど動きがとれません。

とうとう彼女は呼吸をとりもどし、目を開けます。そして…

自分の新しいボディを見て驚きおののきました。

「ど…どうして、こんなことができるの?」 彼女は完璧にパニックになっていました。

大きく膨らんだ胸を両手でつかんでみます…その肌はとても感じやすくなっていました。
乳首をもてあそびはじめたとたん、あっという間に激しい快感がほとばしります。
「あ、ああんん…!」

思わず敏感すぎるおっぱいから手を離します…と、彼女は何か濡れたものが手の中に流れ出してくるのを感じました。見下ろすと、手のひらに褐色の液体が溜まっています。彼女はその匂いを嗅ぎ、ちょっと舐めてみると…。

(チョコ…?)

そう、彼女のおっぱいは、チョコレートミルクを産み出していたのです。その味は自分が飲んだミルクセーキと同じ味がしました。

「あら、このミルクセーキって…そうか、ぜんぶこれのしわざなのね」
 彼女はくすくす笑いだしました。


自分の脚で身体をしっかり支えながら、立ち上がります。すると、新しくなったボディの大きさに、彼女はびっくりしてしまいまいした。
洋式トイレがまるで、ままごとのおもちゃのよう。開いた便座が小さな洗面器くらいの大きさにしか見えません。
案内されたレストルームは、ふつうならホテルにあるようなユニットバスと一体になっているほどの広さがありましたが、美帆子の身体はすっぽりとその空間を埋めています。

「わあ、今ならきっと私、娘よりおっきくて、電車の中で一緒になった女子校生のグループにも負けないわ…」

どうしてこうなったのかわかりませんでしたが、美帆子はくすくす笑いを止められませんでした。

レストルーム続きで、隣にシャワールームがあることに気づきました。
思いの外間口の広い出入り口から覗くと、そこにはタオルとバスローブも置いてあります。

(シャワーを浴びるのもいいかも…ね。 )

ふつうの倍は楽にある入り口でしたが、今の美帆子の身体では、通り抜けるのにかなり苦労し、大きすぎるバストやヒップを擦りつけながらバスルームに抜け出します。
バスルームも特注なのか、かなり天井が高く、シャワーの台座の位置がすごく高い場所にありました。でも、その位置が美帆子の今のボディにぴったりです。

蛇口をひねり、冷たい水を出します。火照った素肌に新鮮なしぶきを浴びると、彼女は若返っていくような気がしました。水がすべすべした肌を流れ落ち、思わず吐息が漏れていきます。

シャワーを浴び終えると、タオルで身体の水気を落とし、バスローブに着替えます。驚いたことに、柔らかなタオル地のローブは、彼女の大きな体をほぼ包み込んでくれました…それでも、大きすぎるバストのせいで、胸元は大きく開いてしまっています…

(私…いったいどれだけ大きくなっているの?)

トイレ側とは別の出入り口を出ると、そこには大きな鏡がありました。
巨大になった身体でも全身が写ります。美帆子はそこに自分自身の姿が写っていました。自分でもほれぼれするほどの、グラマラスな身体…張りつめ、バスローブからこぼれ出しそうな、猛烈なバストの膨らみ…。おまけに、何歳か若返ったように、全身に力が漲っています。

軽く腕を曲げてみると、たくましい力こぶがもりもりと盛り上がっていきます。女性らしいまろやかな素肌の下には、まるで野生動物のようにがっしりとした筋肉が詰まっているのが感じられました。

(夫がこの新しい私を見たら、どう思うかしら…)

そう思うと、股間が熱くなり、濡れていくのがわかりました。

「…でも、このまま裸で、ここにい続けられないものね…」

そのとき、さらにもう一つドアがあるのに気づきます。 さいしょにこの店に入ってしまったときと同じように、なにか誘われているような気がしました。

(そう…そうか、選択する余地はないみたい…)


思い切ってドアを開けてみると、そこは衣料品店の中でした。

「ふしぎね…でも、ここなら、私に合うものが何か見つけられるかも。」

「何か、お探しですか?」

美帆子がふりかえると、そこに赤毛のネコ娘が彼女を出迎えていました。美帆子より少し背が低く、胸も小さいようです…それでも、地下鉄で乗り合わせた女の子くらいはありそうです。

「はじめまして。沙苗といいます。お手伝いしましょうか?」

そこで美帆子は自分がバスローブ姿だったことに改めて気づかされました。おまけに、大きくなりすぎたバストのせいで、上半身はほとんどまる見えです。
思わず顔を赤らめます。

「…ええと、その…ええ。着る物が欲しいんですけど…いいかしら。」

沙苗は彼女の思いを読み取ったかのように、微笑んで答えます。

「あ、ご心配なく。私たちもここに着いたとき、最初は‘ご自由にどうぞ’でしたから。」

大きく目を見開いて、美帆子はたずねました。

「最初? 私の前にここに来た人がたくさんいたんですか?」
「はい。」
「でもどうして…どうして今まで、ここのことを一度も聞いたことがないのかしら?」
「それは、選ばれた人だけがここに来ることができるから、です。ご心配なく…こうした変化は、あなたの毎日の暮らしには影響を及ぼしません。私みたいな人を見てあなたが驚いていない、というのが、その証拠ですわ。」

美帆子は沙苗の耳がぴくぴく動くのが見えました。「それ…ほんものですか?」
「ええ、私のしっぽ、もです。」 その猫娘は赤毛の長いしっぽを示してみせます。
「ふつうの人たちの目には、私たちは当たり前の姿に見えます。こうした能力を持ち、その力がすっかり目覚めた人たちだけが、これに気づくことができるのです。」

しかし、美帆子は釈然としませんでした。
「どうして、あなたの言うことを信じればいいの?」
「女性たちが突然背が高くなり、バストも大きくなる、っていうニュースを聞いたことがありません?」
「…ええ、それなら聞いたことがあるわ。…あ。つまり、そういうことなのね?」

沙苗がくすくすっと笑みを浮かべます。

「さあ、あなたの新しい身体の寸法を測ってみましょう。あなたもどれだけ自分が大きくなっているのか、知りたいでしょう?」

美帆子は顔を赤らめて、かすかな声でつぶやきました。「…え、ええ。お願い。」

沙苗はメジャーを使い、胸回りにくるくる、と回していきます。 「ええと…アンダーは132cmで、トップはぁ…ワオ! 171cm。…L、いえ、Mカップのほうがいいかも、ですね。」
(私…美紗より大きくなってる…) そう美帆子は思い、沙苗に尋ねました。
「…身長はどのくらい、ですか?」

沙苗はメジャーを足もとに下ろしてから、頭に伸ばしていきます…するするするっ、お伸びていき、彼女はつま先立ちしながら、美帆子の頭のてっぺんまでメジャーを引き上げていきました。すると…

「…わあ! 2m38cm! 私より23cmも背が高いんだ!」

(確かに、私は娘の美紗より大きくなっているんだわ… たぶん、あの女子高生たちよりも、大きく…それに。
 あの人の身長が確か、185…だから、同じ身長だとしても、バストは130センチくらいある計算ね…
 若い頃のあの人、すごいオッパイ星人だったわよね…今は仕事に夢中で、すっかり忘れてるみたいだけど。…と、いうことは…今の、ずっと大きな私を見たら、どう思うかしら? …すごい、すごいわ。うふふふ…)

そう考えながら、美帆子が笑顔を見せると、歯の間から鋭い牙が露わになりました

「さて、着る物を選びましょうか…どんなものがお好みでしょう?」
「どれくらい、私はお支払いしたらいいのかしら?」 そう言ったとき、気づきます。
(いけない、おさいふ、トイレに…)

「いえ、今日初めてのお客さまは、完全に無料ですわ。ですから、安心して新しい衣装をお選びになってくださいね。」

美帆子の心配をわかっているかのように、沙苗がすかさず笑みを返してきます。
ほっとして、美帆子はたくさんの違ったデザインの衣類を見て回り、自分に一番似合うものがどれか、探していきました。

彼女の目を引いたのが、ビキニみたいなスタイルの、ヒョウ皮生地のものでした。彼女は大きくにっこりとほほえみます。

(うん、これがいいわ…これを着けた私、か。…やっと、私の愛しいひとにプレゼントできるものが見つかったわ…)





家族と離ればなれになってしまうようになった出張の後、光次は最愛の妻との結婚記念日を祝うことができるようになり、とても幸せな気持ちでした。
彼は自分の家族とあまり多くの時間を過ごせなくなり、そのことに少し後ろめたさを感じていたのです。

彼は38歳、その人生の大半を仕事に費やしてきたので、たった一人の子どもがどれだけ成長しているのか、あまり気にかけることははありませんでした。
彼は娘のことをなに一つ知らないことに気づいたときには、彼女にとって自分が見知らぬ人になってしまっていたのです。
家族には義理堅いところも残っていたのが、彼にとってはよそよそしい慰めになっていました。
彼は自分の仕事仲間と楽しいことをたくさんした方がいいのでは、という気にもなりましたが、他の何よりもまず家族を大事にすべきだ、と小さな頃から教えられてきました。
実際、光次は中学生のときに両親を亡くすまでは、とても暖かな愛情に満ちた家庭で育てられました。家族の仲の良さ、そして夫婦の愛が心を豊かにすることを身近に感じてきたのです。

もしそうでなかったとしても、彼は家族にまともな生活を保証するために、ベストをつくさねばならなかったのです。
そしてこの一年。会社でも重要な仕事をまかされ、部下を持つようになればなるほど、まさに家族よりも生活を取らなければならない状況に追い込まれていました。

そのせいで、家族の間はさらにぎこちないものになっていき、危機的な状態になっています…それは彼も痛いほどわかっていました。

年に一度の結婚記念…その時こそ、自分の妻と最高の時間を過ごさねばならない、そのことに彼は集中しようとしていました。

ところが、昨日、彼はあろうことか、会社を選んでしまったのです。
客観的に見れば、あのトラブルを放置したら、自分のチームだけでなく会社が甚大な損失を出すことになるのは明らかでした…しかし、その天秤の傾きは、彼に大きな後悔をもたらしていました。

どんなに繕っても、時間は戻っては来ない…彼は疲れ切った身体を奮い起こし、帰る途中、美帆子が大好きなチョコと、一抱えもある大きな花束を買いました。

(これだけで、償いができるとは思えないが…仕方ない)


地下鉄を降り、地上に出た時には、外はとっぷりと暗く、人通りもほとんどなくなっています。

家の前まで来ると、窓のどこにも明かりがありません。

チョコの入った袋と花束を抱えながら、なんとかロックを外すと、光次は足と腰を使って自宅のドアを開け、中に声をかけました。

「ただいま! やっと帰ってきたよ!」

返事がありません。
明かりも消えています…家の中はまったくの暗闇でした。

「ハニー! 美紗! 帰ったよ!」

と…なにか、大きな塊が、目の前にあるのを感じました。なんというか…熊か、虎のような、巨大なものが…しかし、獣のような匂いよりも、うっとりするような、甘い香りが漂ってきます。

彼が明かりのスイッチに手を伸ばしたとき、大きな手が彼の腕をつかむのを感じたかと思うと、あっというまに身体が上に持ち上がっていきます。
解放してもらおうとしますが、その握力はあまりにも凄まじく、痛みで持っていた花束を取り落とし…

と、暗闇の中で鮮やかな色の花束が途中で止まり、宙に浮かんでいます。

その色とりどりの花が、ゆっくりと下に降りていくのと同時に、光次は自分の足がもはや床を離れ、さっき見た花束のようにぶらぶらと空中に浮いている事に気が付きました。

「いったい、な、なにが…」

彼の唇が別の唇にふさがれました…彼のものより明らかに大きな唇に。

「起き…む…むぐ…ふ…」

大きな舌が彼の口の中に押し込まれ、荒々しくかつ艶めかしく彼の舌を攻めてきます…チョコレートの味がしました。
口の中で暴れ回る大きな舌…しかし、それは彼の舌を優しく包み込み、しゃぶってきたかと思うと、時折歯茎のあたりをつつき回してきます。その淫靡な動きに、股間が熱く猛り始めました。

それは長く、情熱的なキスでした。暗闇の中で、彼はそれが誰なのかまったく見えません。

後頭部が大きな手に包み込まれ、巨大な唇にさらに押しつけられました。唇だけでなく、顔全体が柔らかな肌に圧迫され、その圧力で鼻梁がひしゃげて、ふさがれてしまいます。

誰か見知らぬ他人が家に忍び込み、キスをしている…しかも、口の中はその大きな舌が縦横無尽に動き回り、鼻もふさがれて呼吸ができなくなって…光次はパニックになりました。
みるみるうちに顔色が青くなり、全身の力が抜けていきます。苦しさのあまり、チョコの袋を取り落とし、ばたばたともがき始めました。

袋が床に落ちる音と、もがいている光次に気がついたのか、巨大ななにものかが、ゆっくりと唇を解放してくれました。なすすべもなく、宙に浮いたまま新鮮な空気を求めて荒く呼吸しはじめる光次。

5〜6分は続いていたでしょうか…身長185cm・体重80kgの大の大人を片手で持ち上げたまま、ようやくその途方もない熱いキスが終わりを告げました。

荒い呼吸が落ち着くのに、さらに1〜2分…それでも、彼の身体は宙に浮いたままです。

肩で大きく深呼吸する光次…その身体がまたゆっくりと上に持ち上がっていくと、ふんわりと甘い香りが漂い、左耳の中にかすかな吐息が吹き込まれました。

その気配にはっ、となった瞬間。優しい、そして満足そうな声がささやきかけてくるのが聞こえました。

「おかえりなさい…愛してるわ、あ・な・た」
「…!!…?!」

光次は、目の前の大きな影が自分の妻だとようやくわかりました。

「…み、美帆子、君なのか?」

返事が返ってくる代わりに、彼女の大きな舌が自分の頬を玩ぶようになでていくのを感じました。右、そして左…。まるで、猫か犬の親が自分の子どもをあやすような、優しい愛撫…。
そして、今度は肩の付け根から首筋にかけて、ゆっくりと湿った感触が上がってきます…光次は快感で背筋がぞくぞくしました。股間がさらに固く、大きく強張っていきます。

耳元まで来た感触が、そのまま耳たぶを甘咬みされるものに変わりました。そして、ふっ…と、しっとりとした吐息とともに、艶やかな囁きが耳に忍び込んできます。

「どうしてそんなこと、聞くの? あら…もしかして、誰か他のひとを期待してたのかしら? ふふふ…」

ぐぅん! と身体が後ろに引っ張られたかと思うと、光次は闇の中で宝石のように輝く二つの輝きに対面し…それは美帆子の瞳でした。

「…なんだか甘い香りがするわ…私に何かもってきてくれた?」

「あ、ああ…チョコレートをね。…君のために」
「お花の香りと混じって、すてき…ありがとう、あなた…」

光次はチョコを落とした辺りを見下ろします。暗闇にだいぶ目が慣れてきて、花束らしきものはぼんやりとわかりますが、チョコの袋はどこか皆目わかりません。

(‘甘い香り’だって? 買ったときでさえ、香りなんてまったくしなかったのに…彼女はなぜわかったんだ?)

「さっき、キスしたときに落としちゃったのか…ごめんなさいね、あなた…たぶん、この辺り、かな…」

彼を片腕だけで持ち上げたまま、美帆子は空いている方の腕で床をまさぐります…
「あったわ…」 その声とともに、小さな手提げ袋が目の前に現れました。

うすぼんやりと見える袋が、ふら、ふら、と揺れています。そのすぐ上に、人差し指と親指が見えました。それが、袋の手提げをつまんでいます。

(美帆子はもちろん、美紗も大好きだから、奮発して一番大きな詰め合わせを買ったはずだが…?)

しかし目の前で揺れる手提げは、まるで宝石店で渡された小さな袋のようにしか見えませんでした。

その驚きが伝わったのか、今度は手提げを人差し指にひっかけると、美帆子がくすくす笑いながらつぶやきました。

「ンフン…とってもかわいいわ、この袋…ちっちゃくて宝石入れみたい…すてきね。
 ほんとうに、ありがとう、あなた。それじゃ、ごほうびをあげる…」

ふ、とチョコの袋が見えなくなったかと思うと、ぶら下げられた腕にかかる猛烈な圧力が消え…今度は両手首をすさまじい力で握られ、光次は壁に押さえ込まれました。
美帆子は、ふたたび彼の唇をむさぼるようにキスをしてきます。その濡れたような唇の感触はさっきと同じでしたが、彼の胸板を途方もなく大きく柔らかなものがすっかり覆い尽くしてきました…
彼女がさらに深く舌をねじ込んできました…すると、柔らかなのに、もの凄い圧迫感が彼の上半身を襲います…それが、大きな身体になった妻の、さらに大きくなったバストの膨らみだと、ようやく光次は気づきました。
その間にも、むりゅむりゅと大きなババロアのような感触が彼の身体をぐいぐいと押さえつけていきます。

(な、なんて大きさなんだ! ど、どうして… こんな身体に?!
 それに…こ…こんなに…こんなに…大きな…大きなバストだったか?)

もう少しで、彼の胴体丸ごと、その凄まじく豊かな膨らみの谷間に収まりそうです。
しかも足先は、久しぶりの我が家の玄関に入ってから、ずっと床から浮き上がったまま…

彼は放心状態のあまり、これが本当のことなのか、披露しきった彼の、頭の中の妄想のたまものなのか、よくわからなくなっていました。

(…ああ、美帆子の胸が…。これは…乳首か…? いや、こんなに大きいはずが…しかし、ああ…なんて気持ちが良いんだ…)

キスを続けながら、彼女は握りしめた光次の両手首を揺さぶり、彼の上半身をその凄まじい大きさの膨らみで愛撫し始めます。
空いた手を使い、彼の胴体ほどもある乳房を軽々と持ち上げ、かたくしこってきた乳首を彼の肌めがけて突き上げてきました。

その妖艶な愛撫に、みるみるうちに光次の股間は一段と膨らみ、硬くなっていきます。
何度か全身を揺さぶられ、巨大な乳房に翻弄されるうち、その激しい漲りが、ちょうど彼女の大きすぎる膨らみの下半球の谷間にすっぽりと挟まりました。

ようやくキスが終わり、唇が離れると、唾液が細い筋となって互いの舌をつなぎます。

美帆子はくすくすっ、と光次にいたずらっぽい笑みを浮かべました。

「…うふふ…あなたったら、久しぶりに私に会って、すごく興奮してるのね…私のおっぱいを、あなたのが、つん、つん、って、いたすらしてくる…でも、まだ早いわ…んふん…」

その囁きに、暗がりの中で顔を赤らめる光次。…それを見て、彼女はさらに微笑みを返してきます。

「あなた…もう、すっかりお腹ぺこぺこなのね…お疲れさま。まずは、ごはんにしましょ、ね?」

光次はただうなづくだけでした。


彼女は光次の身体をそっと床に下ろすと、彼をリビングへ案内します。

彼の右手を人差し指と親指でそっとつまみ、ゆっくりとした足取りで歩く美帆子。しかし、その大きな歩幅についていくのに、早足になってしまいます。


ソファに座らせると、彼女は部屋の周りに置いたろうそくに火を灯します。かすかな明かりが部屋の中をほんのりと包みました。
彼女がキッチンに行こうとするとき、彼はほんのつかの間自分の妻の姿がどんなものかわかりました。

(着ているのは…ヒョウ皮のビキニ、それにエプロンだけだ…) 彼の股間はさらに激しく高まっていきます。

しばらくして、美帆子がおのおのの手に大きなディナープレートを持ち、その豊満すぎる胸の谷間に日本酒の一升瓶を挟んで戻ってくるのが、ろうそくの明かりの中に浮かび上がります。
それを見て、どれほど彼女が素晴らしいボディの持ち主か、彼はぼーっと見とれてしまいました。
かい その凄まじいバストとくびれきった腰から張りつめたヒップへの流れるような曲線、そこに健康的なたくましさを加えた巨大なボディ。おまけに、胸板から突き出した、猛烈な2つの膨らみは、片方だけでも彼の頭よりはるかに大きく見えます。

…彼はすっかり魅了されていました。彼女の暗褐色の肌と翡翠のように燦めく瞳…その魅力的な美貌の虜になっています。

彼女はゆっくりと彼に近づいてきます…その豊かなヒップの動きと、一歩ごとに途方もなく大きなバストがぶるぅん、ぶるぅんと揺さぶられ、エプロンを弾き飛ばしそうになるのを、光次はただうっとりとするだけでした。

彼女は彼の前に跪くと、床に座り込みました。それでも、彼女の顔はソファに座っている自分よりも頭二つ分くらい高いところにありました。

(…いったい、美帆子はどのくらい大きくなってるんだ…??!)

「さ、食べましょ、あなた」

大きく変貌した姿にぼんやりと見とれていた光次は、艶めかしい妻の声で我に返りました。

「?…テーブルはどこだい?」 光次は周りを見回し、なにもないことに気づきました。

美帆子はくすっ、と笑うと、プレートを膝の上に置きます。太くたくましい膝は彼の胴体よりも太く、プレートはちょうどいい高さにまで浮き上がっていました。

「はい、どうそ。うふん…今夜はね、私のこと、ぜんぶ食べて…ね…」

彼はつばをごくん、と飲み込みます。それはおいしそうな料理を見たせいか、それとも…心臓がどきどきするのを感じます。

「さ、晩ご飯よ…楽しんでね、あ・な・た」

光次はおずおすと、プレートの料理を食べ始めました。
美帆子は、にこにこと笑顔で彼が食べるのを見ています。

「お味のほうは、どうかしら?」
「…うん、おいしいよ。どれだけ君の料理が食べられなくて寂しかったか、君には想像もつかないだろうね。」
「ありがと…あなたにはこの後始める “お祝いの儀式”のために、万全の体調でいて欲しいわ。うふふふ…」
「…??…」

不思議な気持ちになりながらも、光次は久しぶりの妻の手料理に夢中になっていきました。

ふと光次は妻を見上げ…料理を手でつまみ、口に運んで食べている彼女が見えました。自分はフォークとナイフを使っているのに…

その視線に気づいた彼女は、その深緑色の瞳で彼を見つめると、唇をぺろり、と舐め回します。そして、彼に向かって、にっこりと微笑みかけてきます。

そんな素振りを見て、彼はさらにドキドキしてきました。

(ど…どうして、こんな風に…脈が速くなっているんだろう?)

彼は動揺を隠して食事を続けます。しかし美帆子は、そんなワイルドな態度の自分に夫は興奮している…そう、気づいていました。
しかし、彼はそのことをまったく知りません。だから彼女は、計画通りすべてを‘偶然に起こった事’として進めていくつもりでした。

「ね、あなた?」
「な、なんだい?」 自分の動揺を悟られたかと、光次は上ずった声を返します。

美帆子はくくん、と上半身を屈み込ませ、光次の顔をぺろりと舐め、不意打ちをかけました。

「な、な…なにするんだい?」 光次はまた顔が真っ赤になりました。

美帆子はくすっ、と笑います。
「あら、おべんとがほっぺについてたのよ…いけなかったかしら?」

「い、いや…い、いきなりだったから…」 光次はオロオロしています。

美帆子は猫のように自分のプレートを舐めると、床に置きました。そして、気にせず大きなげっぷをして、満足そうにお腹をなでまわします。
その音に、びっくりする光次。ごくり、と頬張っていた一口をそのまま飲み込んでしまいました

「あ〜、もうお腹いっぱい…。 あなたは?」
「んぐ…ぐ…あ、ああ、とてもおいしいね。さすが、美帆子だ。」
「んふん…うれしいな。ね、なにか、飲み物を差し上げましょうか、あなた?」
「うん、ありがとう。」

すると、美帆子は自分の豊満すぎるバストの谷間から日本酒の瓶を取り出し、グラスいっぱいに透き通った液体を満たすと、夫に渡しました。

「はい、どうぞ。」

「ありがとう。」 光次は一口飲んで、食事を続けます。

「ねぇ…あなた?」
「なんだい?」
「私…あなたの出張中寂しかったと思う?」
「どうしてそんなことを聞くんだい?」
「だってあなた、家からずーっと離れていたんだもの…あなたが私のこと忘れちゃったかと思って、とても恐かったの…」
「そんなことないよ…出張中に、君と美紗のこと、考えなかった事なんてなかったさ。」
「ホントに?」
「ああ、本当だとも。」
「うそつき…電話一本、かけてこなかったじゃない?」 美帆子はすね始めました。
「なんでそんなこと言うんだい?」 最後の一口を飲み込み、光次はたずねます。

彼女はいやいやをして、今度は子どもっぽく振る舞いはじめます。
「だって…あなたのこと、信じられないんだモン…」 彼女は舌を突き出し、つぶやきました。

突然妻のふるまいが変わったのを見て、光次はどぎまぎしてしまいます。

「う…うそなんか、ついてないよ。」
「じゃあ、うそじゃない、ってことを証明して見せて…」
「…選択の余地は、ないんだね…」

ナイフとフォークを置くと、光次は立ち上がり、彼女にキスをしました。床に座っていても、彼女はまだ彼よりも背が高いので、彼は少し背伸びをして、首を上に向けなければいけませんでした。

美帆子は強靱な腕で彼の身体を抱きしめます。彼女の唇と舌が縦横無尽に彼の唇を、口の中をむさぼり、しゃぶり続けます。

ちゅ…ぽっ… 艶めかしい音がして、唇が離れます。 

「うふっ、すてきな口づけね…うん、信じてあげる…」

長い長いキスが終わると、ようやく大きな唇の愛撫から解放されました。
ほっ、と息をつく光次。と、彼女は太ももに置いたプレートをどかしたかと思うと、彼の首筋とお尻に両腕を回しました。

「…み、美帆子、なにを…うわぁ!」

彼の叫びと共に、185cm・80kgの身体がふぅわり、と持ち上がります。
妻のものすごい力に驚いた次の瞬間、彼女はひょい、とソファに夫を放り投げました。まるで、少し大きなぬいぐるみを扱うかのように…!

「さあ、ここから、“お祝いの儀式”、ショウの始まりよ…うふふふ」

呆然としてソファに横たわる光次を前に、美帆子は座ったまま眼をつぶりました。

すると…!

大きな膨らみを包んでいる美帆子のエプロンがぐんぐん引き延ばされていきます…彼女のバストが大きく大きく膨らんでいるのです。

びりびりびりびり〜っっ!

彼女の大きな体の後ろから、くぐもった音が聞こえました。ヒョウ柄のパンティの紐がどんどん大きくなる腰とお尻ですっかり引き裂かれてしまったんです。

彼女は背中に手を回すと、どんどん窮屈になっていくエプロンを、よいしょ、というかけ声とともにはずし、床に放り投げます。
その間にも巨大すぎる膨らみの圧力はどんどん高まっていき、エプロンから露わになったトップスのヒョウ柄も、みるみるうちに横に・縦に引き延ばされていきました。
光次の頭がすっぽり入るほどの大きさのカップの両脇から、おおきく、大きく成長し続ける肌色の膨らみが溢れていきます。

バストやヒップだけでなく、そのグラマラスな肢体すべてが、ぐんぐん大きくなっていきます。

びしぃぃんん! …とうとう肩紐が千切れ、床に落ちました。

美帆子はもう完全に裸になっていましたが、まだまだ大きくなり続けています。彼女は正座していた両脚をぺたり、と床に着け、その巨大にふくれあがっていくバストを夫の前にそそり立たせます。

光次は驚きうろたえ、体を起こそうとしました…しかし美帆子の大きな手が伸びてくると、光次の広い胸板にふわり、と置かれます。しかし、それだけで光次は完全にソファに押さえ込まれてしまいました。
思わす叫び声をあげそうになる光次…が、ろうそくに揺れる大きな影が彼を包み込むと、まあるく巨大な肌色のカタマリが視界いっぱいに広がり、次の瞬間…

大きな乳首が彼の口にねじ込まれ、続いて、顔全体が柔らかく暖かな感触に包まれました。
そして、肌色のマシュマロに包まれた彼の耳に、妻が漏らす大きな吐息がくぐもって聞こえてきました。

「ねぇ…お願い…吸って…美帆子の、おっきなニプル、おしゃぶりして…」

彼はすかさずそれに従います。彼女の吐息が、連続したうめき声に変わり、彼が赤ん坊のようにちゅうちゅうとおしゃぶりを続けていると、その声はどんどん大きくなっていきます。
ぴったりと密着した彼女の豊満すぎるボディ…光次のいきり立った肉幹は、どくん、どくん、と脈打ちながら、スラックスを突き破らんばかりに膨らみ、ちょうど美帆子の巨大すぎる膨らみの谷間でいやらしく圧迫されていきます…

夫の乳首への愛撫と、男性自身の硬くこわばったの感触に、彼女の股間から、じゅん、っと音がしたかと思うほどの愛液があふれ出します…彼女はそこに空いた手を当てると、ゆっくりと擦り上げはじめました。

同時に、何かが光次の口の中に迸るのを感じました。それは甘く、そしてすばらしい味がしました。チョコレートのような味です。
彼の身体もそれに反応し、身体の中に力が漲っていくのを感じました。彼はさらに、熱心にそのミルクをこく、こく、と飲み干していきます。

パンツの中がきつくなり、ペニスがぐんぐん大きくなっていくのを感じました。

美帆子も、自分の大きな大きな胸の膨らみに彼の勃起が大きく硬くなってむりゅむりゅと食い込んでくるのを感じていました。
我慢しきれず、彼女は片手を豊満すぎる乳肉の谷間に滑り込ませると、彼のパンツを文字通りびりびりに引き裂いてしまいました。
いったん光次のおしゃぶりをやめさせ、上体をのけぞらせると、彼の立派すぎる肉幹が元気よく彼女の前にそそり立つのをちら、と盗み見ました。

(…す、すごい…あんなに大きくなって、どくどく…脈打ってる…ああんん…)

まだ成長を続け、さらに大きくなっていく膨らみの谷間に肉棒を納めると、両手で乳肉を押さえ込み、上下に揺さぶり始めます。

甘く薫り高いチョコレートミルク母乳でおなかを一杯に満たし、心臓の鼓動に合わせ、がちがちになった強張りに、光次の興奮はどんどん高まっていきました。
しかも弾力あふれる超巨大な乳肉の柔らかな素肌の猛攻に、ぞくぞくっ、とした快感が脊髄を駆け上がり、光次は天にも昇る気持ちになっていきました。

妻が自分の赤黒く膨れ上がった亀頭を舐め始めると、彼の中に猛烈な衝動がわき起こってくるのを感じました。

「う…くぅっ、うぉおおおおっっっっっ!!!!」

肉幹の根元からは痺れるような感覚が湧き起こり、次の瞬間、ひりつくような脈動が肉棒の中央を駆け上がっていくと、凄まじい勢いで先端から白濁液がほとばしり出ました。

びゅるぅっっ! ぶりゅりゅりゅりゅううううううっ!! びゅびゅびゅびゅるるるるるるるうぅぅっっっっっ!!!!!

彼は今までこれほど激しい射精をしたのは初めてでした。それはゆうに1分以上続き、まるで白いゼリーのように濃厚なぬめりを妻の口の中に吐き出していきました。
腰を何度かバウンドさせ、繰り返しぷりぷりとした白濁液を打ち込んでいく…それを、美帆子はうっとりとしながらこく、こく、と飲み干していきます。

ようやく、迸る勢いが弱まっていきます…が、まだ堅く勃起し続けている自分の肉棒の力強さに彼は驚きました。

大きな手が彼の背中に滑り込むと、妻が自分の体を持ち上げながら、自らの身体をうごめかせ、位置を変えるのを彼は感じました。

彼女は長い脚を大きく開くと、その間に彼を導きました。すらりとした脚の付け根では、すっかり濡れた蜜壺が妖艶な匂いを漂わせています。
その淫靡な襞が、猛る彼の剛直を受け入れたいかのように蠢き、彼を誘っていました。

大きな手に背中を押され、光次はふだんの倍以上の大きさになった自分の肉幹を、その割れ目にあてがいます…しかし、彼女の途方もなく大きな身体に比べると、自分の大きなモノがまるで縮んでしまったかのように感じられました。
胸板からそそり立つもの凄い乳肉の盛り上がりの谷間から、妻の顔が見えました…目が合うと、潤んだ瞳で嬉しそうに頷くのを見て、拳ほどに膨らんだ先端をゆっくりと彼女の中に押し込んでいきます。

「あ…す、すごい…あなたの、おっきい…入って…あ…あああああんんんんっっっ!!」

彼女が快感に大きな声を上げるのが聞こえました。その巨体なボディと、それ以上のボリュームを持つ凄まじい乳房が、ぶるんぶるんと、大きく揺れ動くのが見えます。

彼は、まるで自然のままの野性味溢れる土地を征服しようとしているように感じました…湿り気の多い、それでいて太陽の恵みに満ちた、暖かい沼のよう…あたかも自分のものと一体になったかのように感じていました。
しかし、この土地はいつでも自分の束縛から逃れられるのかもしれない…もし、そうなったとしたら、彼はその恵の大地を取り戻そうとしなければならないのかもしれない…しかも、それは今、この瞬間に起こるかもしれないのです…。

このとき、彼ははじめて理解しました…もしこのまま彼女を無視し続ければ、それは大きな後悔を招くことになる、と。

美帆子は夫の背中をぐいぐいと自分の股間に押しつけ、もう一方の手で自分の乳首をつまみ、手のひらを使って乳輪全体を揉み始めました。
夫がゆっくりと動くたび、脳天を突き抜けるような快感が彼女を襲います。そのたびに大きな吐息をもらし、全身にびくっ、びくん!と震えが走ります。
彼女も夫とここまで素晴らしい快感を感じたことは長いことありませんでした…こんな快感はすっかり忘れてしまっていたものでした。それほどうれしく、心地よい瞬間でした…。

自分のおっぱいがミルクで一杯になり、ずっしりと重くなっていきます。
夫の肉幹の先端が子宮口をぐりぐりと嬲り、熱っぽい快感がそこに集中していきます…彼女は絶頂が近いのを感じました。

「…あ、ああん…だ、だめ、だめよ…い、いく、いっちゃいそう…」
「んん…んくぅっ、わ、わたしも…もう、げ、限界…くくっ…」
「いくの? …ああ、あなた、わたしの中、気持ちいいの? イくの? イっちゃうの? い、いっしょに…いっしょに…ああ、あああああっっっっっ!」
「ああ…み、美帆子、美帆子、すごい…すてきだ、愛してる…愛してるよ…うう…うぉおおおおおおっっっ!!!」

乳首の奥でも、快感がどんどん大きくなっていました…彼女はもうこれ以上我慢できません。
低く、獣のようなうめき声をもらし、彼女は絶頂に達してしまいます…それと同時に、夫も自分の中に激しく射精するのを感じました。

身体を大きくのけぞらせると、つながったまま、夫の身体が軽々と持ち上がりました…何度も何度も絶頂に達し、その度に全身に大きな震えが走ります。それに合わせ、途方もない大きさの乳肉がぶるぅん、ぶるぅんと上下左右に揺さぶられました。
股間を軸にして、まるで人形のように全身を激しく揺さぶられながら、光次はすさまじい快感の嵐に巻き込まれていました。途方もない大きさに成長した肉棒が、柔らかく暖かい淫らな洞窟にきゅうきゅうに絞り込まれ、つぷつぷと粟立った感触が亀頭から男根の根元まで刺激していきます…

もの凄い大きさになった乳肉山脈の頂上にそそり立つ乳首から、まるで火山の噴火のようにチョコレート色のミルクが激しく迸り、噴水のような褐色のしぶきが、光次の身体をびしょびしょに濡らしていきました。

猛烈なスコールのようなミルクの大雨に、光次は全身びしょぬれになってしまいます。しかも、あまりにも激しい絶頂に、なおも硬度を保った肉幹を蜜壺に収めたまま、そのまま意識を失ってしまいました。


しばらく快感の余韻に浸り、呼吸を整えたあと、彼女は夫を自分から引き抜くと、全身チョコレートミルクまみれの身体を、優しくぺろぺろと舐めてきれいにしてあげました。

そして、ぐったりと力が抜けた光次の身体を、まるで赤ん坊のように軽々と抱き上げると、左の乳首を夫に含ませてあげました。すると、彼も夢中になってそれをしゃぶりはじめます。

気がつくと、夫は自分の途方もなく大きくなった乳房にしっかりとしがみついてくるのを感じました。
うっとりとして、彼女は空いた手でもう一方の大きな房のてっぺんににつかみかかり、その先端を口に含みます。甘い香りと味が、舌の上に広がります。


ふたりは、その夜中ずっと愛し合い*、絶頂を迎えるたび、チョコレート味のオッパイミルクを飲んで、さらに深く愛を確かめあうのでした…。


もしか、すると、*に、"営み"のつづきが?!





■おわりに…■

同じ頃、あのバーではナナミがウェイトレスの一人と話をしていました。

彼女もおっぱいが大きく背が高いのですが、ナナミほどではありません。それでもとてもステキなプロポーションです。彼女の肌は赤褐色で、瞳は深い緑色…そして額のところにちっちゃな角が2つありました。

「美紗、アナタもきっと幸せですネ…ご両親はトテモ長い時間、楽しんでいるヨウですカラ。」

美紗は顔を赤らめます。

「でも…きっと、あなたの言うとおりですね。でも、私の母にあんなにお客さんとしての素質があるなんて、びっくり…。」

ナナミもにっこりほほえみます。 「人生ハ驚きに満ちているンデスヨ」

美紗は自分の胸に手をあてがいます。

「この胸に逆らう、みたいにはいかないのか…でも、実のとこ、母と父がまたあんなに仲良くなるのを見られたし。ふう…でもこれで大きな肩の荷が下りた気がする…。」

ナナミは美紗の額をちょん、とつつきます。
「イチバン大事なノハ、アナタが幸せなことデスネ」

美紗の瞳に涙が浮かびます。 「ありがとう、ナナミさん…」

ナナミはにっこりほほえみかけます。

「ダイジョーブ。もし何かあれバ、ここにずっとイテ、新しイ生活を楽しんデネ」「はい! …あ、ただ今うかがいます!」

美紗は、カウンターから離れると、お客さんの相手をしに戻っていきました。





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