おおきく、なる、お店。 By Gwadahunter2222
そのはち。の1
警告:このお話は大人向けの内容が含まれています。法的な成人に達していない人は読んではいけません。
これは架空の話であり、実際に存在する人あるいは事柄に類似することがあったとしても、まったく偶然のことです。
■8■ チョコレート・ミルクな、牛さん
[ 作者から ]
親愛なる読者のみなさんへ
…どうやら、ナレーター氏はまだ休暇中のようですが、お話は続けなければなりません。
ナレーター氏は男らしい性格の持ち主の一人ではありますが、そうしたところは、このお話の中にはさほど登場していません。
そんな性格は、実は武史くんも持っているのですが…(すみません、田中さんじゃなくて…)。
というわけで、次は、武史くんのお話です。
…彼に、良き運が巡りますように…
…それはいつも同じ夢だ。僕は裸ん坊でバーの中にいた…それは初めてのことじゃない。でも、今回違っているのは、僕はナナミさんといっしょだった。
ナナミさんはとても美しく、彼女はほんとうの姿をさらけ出していた。瞳の中に欲望を湛えて、僕をじっと見つめていた…。
僕は完璧なまでにその美しい濃紺の瞳にうっとりと見とれてしまっていた…
…と、その時。
「…武史!」
…目が覚めた。
「眠っちゃってたのか…」
「あ、ごめんごめん、玲二…」
玲二は大学からの友人だ。彼は僕とは違ってごく普通の大学生。でもどうして彼が空いてる時間を僕と過ごしてるのかはまるきりわからない。
彼はけっこうハンサムな顔立ちをしていて、高校時代、陸上選手として全国十指に入るほどの実力の持ち主だったそうだ。
僕はちょっと嫉妬したけど、彼の人生は明らかに僕よりも魅力的だった。
僕の生活は相当単調だ…それほど友人も多くなく、女の子に人気があるわけでもない。…だって、初めての人は杏子さんなんだから…ああ! なんと情けない…。
そんなことを考えながら、僕は彼の後に付いてきていた。実際には、彼が僕を人気のないところへ連れ出していて、なにか僕に大事なことを話そうとしているみたい…。
「…どうやら今やってるバイト、かなりしんどいみたいだね。」
「そう…君の言うとおりだね…」
そう言ってから、僕はなんだか不安になった。
「ど、どうして僕のバイトに興味なんか持つのさ?」
「まあまあ、落ち着いて。」
玲二はいつものように穏やかに微笑んでいる。…彼の笑顔がなくなることなんて、ありそうにもない…。
「…うん。じゃ、言っちゃおう。…あのさ、外国からの留学生が2人いるんだけど、知ってる?」
「…ティナさんとヴァネッサさんのことかな…」
その瞬間、玲二はぴ、と手を僕の口に当てて止める。
「そ、そんな大きな声をださないでよ。彼女たちに聞こえちゃう…」
小声でしゃべり出す。「…で、何?」
「最近、彼女たち、バイトやめて別のを捜してる…で、ぼくに助けを求めてきたんだ。」
「で、玲二、まさか…僕が助けてくれる、とか言ったんじゃないだろうね?」
「…いや、その…まさかで…」
落ち着かなくなり、僕は叫んでしまう…「なんでまた…」
玲二があわてて僕の口をふさぐ。
「お願いだ…君以外に誰にも相談できなかったんだ…ほんと、恩に着るから…」
僕は玲二がそんな風になるところを今まで見たことがなかった…彼がすごく必死になってるみたいだ…。
「…わかった。たぶん僕に選択の余地はないんだろ…?」
「ありがとう! 武史!」
「いいよ、友だちだもんな…」
「…オッケー! 二人とも! 彼、うん、って言ってくれたよ!」
「ホントに!」
「…え?」
ティナさんとヴァネッサさんが木の陰から飛び出してきた…なんだよ、全部聞かれてたのか…。
ティナさんはアメリカで生まれ、子どもの頃に日本に引っ越してからはずっと日本育ち。
彼女はとっても可愛くて明るい女の子で、ウエーブのかかったセミロングの金髪とライム色の明るい瞳が魅力的なひとだ。身長が174cm、バストはアンダー85cmのCカップ。いつも白のミニスカートを青いズボン吊りで止め、白いサンダルを履いている。
ヴァネッサさんはちょっと特別だ。ストレートの銀色の髪、赤い瞳に褐色の肌。彼女はジーンズに黒いノースリーブ姿で、バスケットシューズを愛用している。
彼女の父親はアフリカ系アメリカ人でバスケットボール選手。母親は沖縄出身だそうだ。ふたりは父親が休暇で日本に来たときに知り合った。ふたりとも出会ったときに一目惚れしてすぐに結婚。
彼女自身は日本で生まれたんだけど、ほかの子ども達には外人だと思われていた…それで、彼女が他人につっけんどんな態度を取る理由がわかるだろう。
彼女と玲二は小さな頃からの友だちで、彼女もとってもスポーツ万能の女の子だ。
彼女はとても筋骨たくましい…けれど、ボディビルダーほどには見えないのはそのせいかもしれない…
とっても女らしいんだけど、運動選手らしい体つきをしている。背が高く、身長180cm、胸囲が105cmもあるから、ブラはティナさんと同じCカップだけど、トップは120cmにもなる。
ヴァネッサさんはとても魅力的な女性だが、男の人が話しかけようとすると、とても冷淡になる…たぶん、あまり精神的に恵まれた人生を過ごしていないせいだと思うんだけど。
でも、ほんとうはとっても素直で性格のよい女の子で、いつもティナさんを守ってあげようとしている。それでふたりがとても仲良しなのがよくわかる。
「ほんとうに彼が私たちの仕事を見つけてくれるのか?」
「もちろんだよ、ヴァネッサ・ちゃん。」
「おい! ちゃん付けで呼ぶな!」
「あら、落ち着いて、ヴァネッサ。玲二はアナタに親切にしてあげようとしてるのに…」
「わかったよ、ティナ。 …じゃ、あんただ。」
「え、ぼ、僕?」
「誰と話してると思ってるんだ? あんただよ!」
「は、はい、ヴァネッサ…ちゃん…」
「…あんた、死にたいの?」
「ま、待った待った、殺さないでください…」
ティナがくすくす笑う。 「ダイジョブよ、殺すわけ、ないじゃない…。」
「ふぃ〜。助かったぁ」
「…でも、ワタシたちに…ホントに仕事見つかるのカシラ?」
「なんだってぇ!?」
「アララ、冗談よ、冗談。」
「ははははは…冗談がお好きなようで、ティナさん。」
「アラ、あなただって素敵よ、武史くん?」
「あ、ありがとう…」
ティナさんと僕はくすくす笑ってしまう…が、それもほんのわずか…
「さぁて、これ以上問題起こしたくなかったら、早く私たちを連れて行った方が身のためだと思うけどねぇ…」
「は、はい、ヴァネッサ…さん!」
ティナさんが笑いをこらえながら玲二にお礼を言った。 「アリガト、玲二くん…」
「またすぐに会えるのを楽しみにしてるよ。」
「アタシもね。バイバイ!」
「じゃあ、またね、ティナちゃん…。それじゃおだいじに〜、ヴァネッサ"ちゃん"!
じゃ、頼むよ、武史。また明日!」
「はいはい…(もし、その前に死んでなかったら、な)」
ヴァネッサさんが、力こぶを盛り上げて、僕に笑いかけてきた。
「私たちをだまさないようにな。もし、気をつけないと…」
「…わ、わかってますってば。…ヴァネッサ・さん…」
僕たちは玲二と別れ、バーに向かう。…その道すがら、僕はとても不安になっていた。
ふだんから僕は自分の仕事のことを話すのを避けていた。この仕事について僕がどんな風に雇われたか話したくなかったし、彼女たちがバーを見たときにどんな風に反応するか想像できたからだ。
しかも、ナナミさんが「ここが見える女性しか選ばれない」と言っていたのをふたりにわかったとしたら…。
もしふたりにバーが見えなかったら…ヴァネッサさんは僕をぶちのめすだろうし、玲二はもう僕と口をきかなくなる…。
…ああ…助けて…神様…。
「アラ、武史クン…デスネ?」
「ナナミさん!」
「…?」
「あの…武史くん、この方、どなたです?」
「ティナさん、ヴァネッサさん、ご紹介します…この人がオーナーのナナミさんです。」
「こんにちワ、美しイおふたり。ワタシはナナミです。お会いでキテうれしいデス。」
ふたりともナナミさんを見てびっくりしてる…そりゃまあ、驚かない方がおかしい。
彼女に会った人は誰でも同じような反応になるものな。
ナナミさんは黒革のミニスカートに、長い長い両脚には黒のレザーブーツ。
上はストラップレスのこれまた黒革のチューブトップ…それは、かなりきつく胸を押さえているせいで、彼女のとんでもない大きさのバストを強調し、盛り上がった双丘の谷間が一段と深くなっていた。
彼女は大きなバッグを2つ、しかし何もないかのように軽々と片手にぶら下げている。
「どうヤラ、ワタシに会いたソウでしタネ、武史クン…」
「はい、ナナミさん…」 僕はすごく恥ずかしくなった。
…ふと気づくと、ナナミさんはティナさんとヴァネッサさんのことを見ていた。
「…デ、後ろのおふたりは、ドナタ?」
「あ、ティナさんとヴァネッサさんです…同じ大学に通ってます。」
「ハ、ハジメまして。ティナと言います。オ会いできて嬉しいです。そしてこちらが、友人のヴァネッサ…。」
「ハイ…」
ヴァネッサさんはまるでナナミさんにも驚かないようなふりをしてるけど、実際の態度はその正反対になってるのが、僕でさえわかる…。
「アラ、コチラこそ、お会イできて嬉しイですネ。アナタのお友達のヴァネッサさンは、ワタシがよく知っているひとと同じ態度を取られてマスネ。」
(キット、彼女はキョウコに似てるんだネ…)
「…サテ、どうやらアナタ方はワタシの"バー"で働きタイ、ようデスネ…」
「モシそうできたら、とってもうれしいですけれど…」
「…そんなに下手に出なくてもいいと思うけどね、ティナ。」
「アラ、仕事を見つけたいんなら、あなたの態度も変えた方がいいと思うワ、ヴァネッサ。」
「ダイジョウブ、ワタシはアナタのお友達の態度が気に入りましタ。オッケー、今から働けマスカ?」
「え?」
「ホントに?」
ナナミさんがそんな速くふたりをスカウトするなんて…僕には信じられなかった。
「ほ、ほんとにですか? ナナミさん?」
「ダイジョーブ、武史クン。本当デス…だっテ、ふたりはきっとテストに合格するハズ。」
「…え? テストって…なんです?」
ナナミさんはそれに答えず、にっこりと笑顔を見せる。
「心配しなくてイイノ。だってとっても簡単ダカラ。…サア、ワタシに付いてきてクダサイネ!」
僕たちはバーの入り口までナナミさんについて行く。
「"グローイング・バー"ねぇ…変な名前。」
「ヴァネッサったら!」
「心配ないデスネ、ティナちゃン、アナタのお友達もすぐにわかってくれマス。」
「なあ、武史…」
「はい? ヴァネッサさん」
「いったい…どんなテストなんだ?」
僕はヴァネッサさんに答えてやれなかった。ナナミさんがそれを許してはくれそうになかったからだ。
「…い、いやあ、そんなに難しくないから、かんたんに合格しますって。」
「…あんたが正しいことを祈るよ…。」 彼女はぼき、ぼきと拳を鳴らす。
バーの中に入ると、杏子さんが椅子に座って僕らを待っていた。
「遅かったじゃない、ナナミ。」
「ゴメンなさイ、キョウコ。…武史クンとそのお友達に会っちゃって、チョットお話をしてたモノだかラ…」
杏子さんはブラウンのミニスカートと、いつもの白黒斑のトップスを着ていた。脚にはこれまた白黒斑のブーツ。
僕の後にいた二人を見たら、杏子さんはヴァネッサの方に興味を持ったみたいだ。ふたりの間に、互いに喰ってかかりそうな雰囲気が漂う…けれど、最後には微笑み、それが僕にはなおさら怖く見えた。
「たぶん、この二人にもテスト、するんでしょ? ナナミ」
「ハァイ」
「オッケィ、わかったわ。」
そう言うと、杏子さんはキッチンの方へ。
しばらくして、彼女はミルクセーキの入ったグラスを2つ持って来る。ティナさんとヴァネッサさんはバーカウンタの向かいに座っていたので、その前にグラスを置く。
「さあ、飲んでみて。」
「え? テスト、って…これだけ?」 ヴァネッサはびっくり。
ナナミさんは笑顔で答える。
「ハァイ、ヴァネッサちゃん…その通りデス。テストは、このミルクセーキを飲む、それダケなんですネ。」
「あんた、ばかにしてんの?」
「落ち着いて、ヴァネッサ。これってすぐに仕事に就けるチャンスじゃない?」
「んむ…まぁ、そうか。わたしらの状況じゃ、選択の余地なんてないものな。」
ティナさんとヴァネッサさんはグラスを握りしめたかと思うと、一口で飲んでしまう。
…こつん、とグラスがカウンタに置かれる音が響く。
「んん? …なんだか、ちょっと変な味ネ…」
「こんな味のミルクセーキ、今まで飲んだこと、ないな…」
ティナさんとヴァネッサさんはミルクセーキの味にびっくりしてる…けれど、ふたりとも次に何が起こるかはわかっていない…。
と、とつぜん、ふたりは興奮しはじめたように見えた。…ふたりの耳が変化を始め、ティナさんの耳がウサギの白く長い耳に変わっていき、ヴァネッサさんの耳は黒い牛の耳になり、頭に角が生えてくる…。
着ているものが窮屈になり、思わず立ち上がるふたり。ティナさんのミニスカートが破れ、スカイブルーのバンドのついた白いパンティから白いポンポンのようなウサギの尻尾があらわになる。ヴァネッサさんのジーンズのお尻を突き破り、黒い牛の尻尾が突き出す。
ふたりとも胸の辺りがみるみる大きく膨らみ、着ているトップスを押し上げ始める。乳首がぴん! と立ち上がり、布地に擦れるのか、快感の吐息が漏れてきた。
ティナさんのサンダルが音を立てて弾け、ヴァネッサのバッシュも少し抵抗しただけであっという間に引き千切れ、所々に穴が開き始めた黒いソックスが見えてくる。
ヴァネッサさんのジーンズはボタンが次々にはじけ飛び、黒いパンティが丸見えになる。ティナさんのミニスカートが圧力に負け、完璧にバラバラに千切れ、パンティはひものように伸びきっていた。
ヴァネッサさんのトップスが破れ、中から褐色のふたつの膨らみがぐんぐん盛り上がり、黒のスポーツブラも今にも千切れんばかりになっていた。ティナのトップスも同じような運命を辿り、巨大な膨らみに抵抗していた純白のブラも、まもなくストラップが弾け、肩ひもが千切れ飛んでしまう。
ヴァネッサさんの方がティナさんよりもはるかに大きくなっていたが、ティナさんの成長はまだ止まっていない…そうとうパンティも千切れ飛び、彼女は素っ裸になった。が、それでも成長は止まっていなかった。
ヴァネッサさんのジーンズはびりびりに千切れていたが、まだその長くたくましい脚にまとわりつき、パンティとソックスもまだ持ちこたえていた。
僕はそれを見てすごく興奮してきていた…杏子さんとナナミさんは笑顔でその様子を眺めている。
ついに、ヴァネッサさんのジーンズが巨大な両脚からはがれ落ち、黒いパンティとソックスもバラバラになって床に落ちていった。
ふたりとも裸になっても成長は止まらず、ごつん、と音がして頭が天井にぶつかった。地面にぺたりと座り込むふたり。
…ヴァネッサさんのおっぱいはとんでもなく大きくなり、ティナさんはもはや背中を丸めても身体が窮屈なほどの大きさに成長していた。二人とも自分のバストを揉みしだきはじめ、ため息がさらに艶っぽくなっていく。
とうとう、ティナさんはオナニーをしはじめた。…ヴァネッサさんはさらに激しく自分の膨らみを揉み、乳首を弄り始める…深いピンク色の乳首がぐんぐん大きく育っていく。
もう、あの瞬間は時間の問題だった…
ふたりは大きく叫び、ティナさんの乳首から真っ白なおっぱいミルクが溢れてくる。
でも、ヴァネッサさんは違っていた…彼女の乳首からはココア色の液体がどくどくと流れ出てきていた…。
ナナミさんと杏子さんもそれにびっくりして、彼女のところに近づいていく。
「コンナふうになるノヲ見たのハ、はじめてデス…」
「…今まで見たことないの、ナナミ?」
「ハイ、こうイウのハ、はじめてデスネ…キョウコ、試してみまセン?」
あふれ出る液体を指で受け止め、味見するふたり…
「信じられない…ナナミ、これ…」
「チョコレートミルク、デスネ…彼女ハ、チョコレートミルクを作ることがデキルようデス。
うン…結局ワタシはふたりトモ採用しないト後悔しそうですね…。バニーガールとチョコレートミルクの牛サン…トテモ、面白イ…」
ティナさんとヴァネッサさんは元の大きさに縮んでいき、ナナミさんと杏子さんは彼女たちが立ち上がるのを助けてあげました。
「…い…今のは…どうやって…?」
「す、すごいわ…ナナミさん!」
ヴァネッサさんは自分の新しい身体をまさぐっている。
「…私たちの着るものはどこに…?」
「アラ、それはご心配ナク。新シイ服が手に入るトコロへご案内しまショウ…」
ナナミさんの言うとおり、ふたりの着るものを見つけるのには何の問題もなかった。
ティナさんは杏子さんよりも背が高く、ナナミさんよりはちょっと小さめの2m15cm。バストはアンダー125cmの137.5cmDカップ。ヴァネッサさんの大きさは2m5cmの杏子さんくらいで、バストは…なんとアンダー130cmのGカップ。トップサイズはなんと155cmにもなっていた。
「サア、いかかデスカ? 新しい身体ハ…?」
ティナさんは自分のふわふわした、頭の両脇にぴょこん!と立った耳を撫でている。
「はい、とってもかわいいです…」
「こ…こんなの、好きになれるもんか…」
ヴァネッサさんの答えは予想通り…杏子さんが彼女の脇に近づいて、そのおっきなバストを柔らかくもみほぐし始める。
「あら…あたしは…好きだけど、な。」 「あ…こ、こら、何する…あ…んん、ああん…!」
油断していた彼女の愛らしい唇から思わずエッチな吐息が漏れる。
杏子さんがこう付け加える。「…んもう、完璧なカラダよね…」
そう言うと、彼女の乳首に吸い付く杏子さん。
「…おまけに、あなたのチョコレートミルク、とってもおいしいわ…。いったいどれくらい出してくれるのかしら? ふふふ…」
「…それはイイ考えデスネ、キョウコ。…彼女のチカラを試してみまショウ。」
「ヴァネッサちゃん、どうかしら?」
「んんん、あ…ん……は、はい…杏子さん…」
ヴァネッサさんは完全に杏子さんのあやつり人形のようになっていた。
僕たちは生産室、つまりおっぱいミルクを搾り取るための部屋に移動する。
そこはとても広い部屋で、巨大な搾乳機が置いてあった。杏子さんはその機械のタンクすべてを満タンにすることができる…僕はいつもそれを手伝っていたのだ。
ヴァネッサさんは不安そうに部屋を見渡す。
「…わ…私にここで何をするつもりなの…?」
ナナミさんと杏子さんは安心させるように優しく微笑む。
「安心して…次にすること、きっとすぐ楽しめるようになるから…」
ヴァネッサさんはさらに落ち着かなくなっていた…。
「…な、なにをする気…?」
杏子さんがくすくすと笑って 「そんなに焦らなくたっていいわよ。まず、おっきくなる必要があるから、ね?」
「…大きく?」
「そ。まずはそこから。」
杏子さんはそう言い終えたとたん、ぐんぐんと大きくなり始める。彼女のバストはあっという間に膨らみ、着ているものを限界まで引き延ばしていく。
革のミニスカートがどんどんきつくなり始め、脇のジッパーが弾け、白黒斑のパンティが見えてくる。
たぶん杏子さんは乳牛みたいな白と黒の衣装を着ているんだな…。
でも…ヴァネッサさんが同じようにできるかどうか…?
彼女のブーツが千切れ飛び、破けたミニスカートも腰から落ちていく…パンティはまるでひものようになってお尻に張り付いている。
トップも千切れていき、大きなバストがその束縛から放たれ、すさまじい勢いでさらに大きく、大きくなっていく。
ついにパンティも千切れていき、杏子さんはまったくの素っ裸になってしまったが、まだまだ成長は止まっていなかった。
…彼女の身長は4m50cmを超え、バストはもう2m50cmを超えているはずだ…。
ヴァネッサさんは言葉を失い、完璧にショックを受けていた。
杏子さんは彼女を見下ろし、声を掛ける。
「あら、あら、あたしの大きさまで届くかしら? ヴァネッサ・ちゃん?」
ヴァネッサさんは何も言えなくなっていた…杏子は、こう付け足した。
「ちょっと精神を集中するだけ…そうしたら自然に大きくなれるわ…だいじょうぶ…。」
ヴァネッサさんは、魅入られたように、こくり、と頷くと、しっかりと目をつぶり、意識を集中し始めた。
…と、徐々に彼女の身体が大きくなっていく。
一旦始まると、彼女のボディもぐんぐんと大きくなっていき、あっという間に杏子さんのサイズにまで成長した。
「すごく覚えがいいわ、ヴァネッサ・ちゃん…」
ヴァネッサさんは恥ずかしいのか、頬が真っ赤になっているみたい…でも、彼女の肌の色の生で、ぱっと見ても赤くなっているのはわかりにくかった。
杏子さんの声が、そんな思いにふけっていた僕を現実に引き戻した。
「武史くん!」
「は、はい! 杏子さん!」
「…んもう、キミの仕事、忘れてない?」
「…あ、そうだ、すみません!」
杏子さんとヴァネッサさんは床に座り込んでしまっていた。僕はあわてて搾乳機の吸引カップをふたりの乳首にセットする。
…うわぁ、なんて柔らかいんだ…! 僕はヴァネッサさんのもちもちした肌と、そのきめ細かさにびっくりした。
セットを終え、僕はナナミさんとティナさんのところへ戻る。ティナさんはにこにこして、この状況を楽しんでいるみたいだ。
「…すっご〜い、ヴァネッサって!」
「…ん、もう…ティナったら……」 彼女も恥ずかしそうだけど、にっこり微笑みを返せるようになってる。
「あなたがヴァネッサにしたみたいに…ワタシも、大きくなれるのかな…?」
ナナミさんがティナさんを見下ろしてにっこり。
「アラ、ご一緒シたくなりマシタか? ティナ・ちゃん?」
ティナさんはナナミさんの顔をじっと見つめる。「…ほんとに?」
「ハァイ。」 ナナミさんは彼女の内心を知ってたみたいに、くすくす笑っていた。
ティナさんはうれしそうにナナミさんに抱きついていった。「ありがとう! ナナミさん!」
ナナミさん、すごく素直なティナさんのこと、とっても好きになったみたいだ。
「マズ、ワタシたちも彼女たちミタイナ、大キサにならなキャ…」
ナナミさんのその言葉に、ティナさんはどぎまぎしてるみたいだ…「で、できるかな?」
ナナミさんはくすくす笑いながら、優しく答える。
「アラ、アナタにも、もちろんデキマスヨ。ただ、自分がおっきくナルノニ精神を集中するだけデスカラ。…見ててクダサイ、まずお手本を見せまショウ、ネ…」
ティナさんは、目の前でナナミさんがぐんぐん大きくなり始めるのを見つめていた。
…あっという間に革のチューブトップが限界まで膨らみ、引き延ばされていき、大きな音とともにはじけ飛び、バストがむき出しになったかと思うとさらに膨らんでいく。
黒革のスカートも、ボタンが次々に弾け、彼女のヒップの成長と共にずり落ちていき、黒のストリングパンティがむき出しになる。
ティナさんは一言も発せずに、その成長をじっと見守っている…でも、自分が興奮しているのを隠そうと一生懸命になっているのがわかった。
彼女と同じように、僕も自分のモノがジーンズの股間を押し上げていくのを感じていた…。
ナナミさんの周りには、黒革の破片があちこちに散らばっていた。ブーツも爆発するように千切れ、長い両脚があらわになる…。
ナナミさんもまた、快感の絶頂を味わっていた。その豊満すぎるボディが成長するたびにそれを楽しんでいる…とうとう黒革のスカートが千切れ落ち、白いパンティもそれに続く。
完全に素肌をさらけ出し、生まれたままの姿になると、彼女はティナさんに向かって微笑みかける…あからさまな彼女への誘いだった。
ティナさんもこくん、とうなづくと、少しずつ大きくなり始める。
ナナミさんの大きさにまで届くと、ふたりはまだ成長を続けていった。
しばらくして成長が止まると、ふたりは身長5m、バストはなんと2m10cmにもなっていた。
ナナミさんは彼女を見つめ、こう耳元に囁きかける。「…ンフン…アナタ、とってもおりこうさんデスネ、ティナ・ちゃん…」
ティナさんも真っ赤になって、こくん、とうなづく。
…彼女も、ナナミさんにはもっと感動しているみたいだった。
僕だって、ナナミさんが特別な何かを持ってる、っていうのは認めざるを得ない…。
それが何なのか…僕にはわからないけれど、もし彼女がふつうサイズの女性だとしても、依然として彼女が人々を虜にさせる何かを持っているとしか思えなかった…。
ナナミさんはとてもミステリアスで、カオルさん以外の誰も、彼女のことを知らない…。
でも…彼女は僕らのことをなんでも知ってる…でも僕らは彼女のことの何も知らない…。
急に僕は、彼女のことがもっと知りたくなっていた。…どこから来たのか、ここに来る前にはどこに住み、なぜこのバーを作ったのか…
「武史…クン??」
「え…あ…あわわわっ!」
我に返ると、ナナミさんが四つんばいになって、僕の顔をのぞき込んでいた。
「どうしまシタ、武史クン? ナニカ問題デモ?」
「い、いえ、ナナミさん、なんでもありません…ははっ! どうして問題なんか? ははははっ!」
僕はすごく恥ずかしくなって、それを隠そうと大声で笑った。ナナミさんもくすっ、と微笑む。
「そう…ワタシ、アナタも一緒にシタイのかと思ったンデスガ…問題ナイのでしタラ…」 そう言いながら立ち上がるナナミさん。
「え? ま、待って! ナナミさん!!」
「…そんナニあわてナイデ…ウフフ…アナタの番が来たら呼んでアゲマスカラ、ネ? でも今はそこで、何が起こるか、見ていてクダサイませんカ? オッケー?」
「…は、はい。ナナミさん…」
「そう…おりこうなボーイ、デスネ…」 ナナミさんが優しい笑みを浮かべる。
ナナミさんはティナさんの隣に戻っていく。…歩いていく間、彼女は振り返って僕を見ていた。
( ごめんナサイ…アナタは今、ワタシたちに夢中になっちゃイケないノ… )
ナナミさんは彼女のそばに寄り添い、いっしょに杏子さんとヴァネッサさんの方を見つめる。ナナミさんはにっこりと微笑むと、大きく宣言した。
「サア、ショーの始まりネ!」
彼女は杏子さんとヴァネッサさんに近づくと、ふたりはナナミさんのもの凄く大きく膨らんだおっぱいの先に吸い付いた。…ナナミさんは吐息を漏らし始め、杏子さんとヴァネッサさんが熱心にその大きく突き立ったピンクの先端をしゃぶっているのが分かる…。
しばらくして、ふたりがおしゃぶりを止めると、ナナミさんはふたりを左右の腕で楽々と楽々と抱きかかえ、キスをする。
「ンフン…いいコたち、デス…」
彼女はふたりをそっと床に下ろして振り返り、ティナさんの隣に戻る。
「…サア、準備はいいカシラ、ティナちゃん?」
「…あ、はい!」
ティナさんは自分の新しいボディにすごく夢中になっていた…
ナナミさんはくすくす笑いながら「…ヨロシイ。これから起きるコト、きっと楽しんでくれると思いマス…」
耳がぴん! と立ち上がり、ティナさんはもう、興味津々。「…あの、いったい…どんなコトが?」
「そうデスネ…ワタシたち、ちょっとした"ゲーム"をするンデス…」
「わぁ〜いいっ! アタシ、ゲームするの、大好きです!」
ティナさんはもうすっかりうっとりしていた。けど…ぴた、と動きを止め、また小首をかしげて、独り言のように、つぶやく。
「…どんな、ゲームなのかしら?」
ナナミさんが答えてくれる。 「…キット、アナタも覚えてルはずデスネ…」
ティナさんの耳がぺたん、と畳まれ、なんだか心配そう… 「…ルール、どんなノですか?」
ナナミさんが両腕を優しくティナさんの首に回す。
「アラ、とっても簡単デス…アナタとワタシが、シちゃうだけ…ワタシたちのどちらかがイっちゃウたび、キョウコとヴァネッサちゃんノおっぱいが、おっキクなっていくノ…。
もし、ワタシがイっちゃうと、キョウコのおっぱいが膨らんで…」
「…アタシがイくと、ヴァネッサのボインが膨らんじゃうンですネ!」
「その通りデス! でも…イチバン大事なのは、楽しむコト…」
ティナさんはヴァネッサさんと杏子さんをじっと見つめる。
「…彼女たちも、楽しめるのかナ…」
「だいじょぶデスネ! もちろん…」
ティナさんの耳はふたたびピィン!と立ち上がり、にっこりと笑顔でみんなに話しかける。
「ね、ナニ待ってるんですか? はじめまショ!」
そう言ったとたん、彼女はナナミさんの唇にむしゃぶりつく。最初ナナミさんは目を丸くしてたけど、すぐにティナさんの舌を受け入れ、いたずらっぽい笑みを浮かべる。
すると、ティナさんの目がトロンと潤み、そのままナナミさんの大きな体にのし掛かられ、彼女が下になって床に倒れ込んでいく。
杏子さんとヴァネッサさんを見ると、ふたりとも深く、大きく深呼吸をしていた。…まるでナナミさんとティナさんの感じる快感をそのまま感じ取っているみたいだ。
ナナミさんとティナさんに視線を戻すと、どうやらナナミさんの方がティナさんを誘惑してるみたい…彼女の左手はティナさんのあそこを擦り、反対の手で大きなバストをもみもみしながら、左の乳首をちゅうちゅうとおしゃぶりしている…。
ヴァネッサさんの方を見ると、彼女はもうすっかり汗まみれになっていた。息は荒くなり、その引き締まった唇が緩み、その間からは色っぽい呻き声が漏れてくる…もう、彼女は恍惚となっていた。
杏子さんも汗まみれになっていたけど、ヴァネッサさんほどには興奮してはいない…。
またナナミさんの方を見て、ティナさんをどう苛めてるかと思ったら…攻めているのはさっきと同じところだったけど、今度は、指を…彼女の蜜壺の中に突っ込もうとしている…くちゅり、とエッチな音に合わせ、ティナさんが鋭い叫び声をあげる…。
ナナミさんの左手の動きが激しくなるにつれ、彼女の茂みからは、くちゅくちゅ…と、いやらしい音が響いてくる。
ティナさんは激しく喘ぎはじめ、自分のバストをつかみ、激しく揉みしだいていく…。
ナナミさんは姿勢を変え、ティナさんの腰を持ち上げると両脚を肩に載せ、茂みに隠れたピンク色の肉芽をしゃぶり始める。
そのまま口と指で責め立てながら、さらにもう一方の手をお尻に回し、その指を彼女の菊口に差し込み、かき回していく…そして、何秒かおきに指を変えながら、前と後ろを交互に嬲っていく…。
ヴァネッサさんを見ると、さらに激しく興奮した吐息を漏らし、唇の端からはよだれを垂らし始めていた…そして、ルール通り、彼女のバストがさらに大きく、大きく膨らみ始めていた…。
初めのサイズの倍にまで成長している…と、視線をティナさんに戻すと、彼女は大きな叫び声を上げ、腰を激しく痙攣させて、ナナミさんの顔に潮を浴びせていた。
…なにかが、おかしい…ティナさんのおっぱいからミルクが出てこない…。
ふと、ヴァネッサさんの方を振り返り、僕はようやく気がついた。
彼女の大きなバストはさっきよりもさらに大きく膨張している…それはティナさんのおっぱいミルクのせいなんだ。彼女のミルクがヴァネッサさんのバストの中に転送され、さらに膨らんでいくスピードを加速しているんだ…
杏子さんが艶っぽい声を上げているのに気づき、僕はナナミさんの方を振り返った。
状況が変わったのか、いつの間にかティナさんが有利になっていた。
彼女はナナミさんの巨大なバストを激しく揉みしだき、乳首をふたつとも真ん中に寄せ、両方同時に舐め回していた。
ナナミさんは自分の指を噛みしめて叫ばないよう頑張っている…けど、ゆっくりと身体が床に崩れ落ちていく…。
杏子さんの方を見ると、もうすっかりうっとりとした目つきになっていた。それはごく普通のことだった…杏子さんはおっぱいの感度がすごいから、シンクロしている今、ナナミさんもきっと同じ状態になっているはず…。
ティナさんは左手を彼女の股の間に差し込み、しっとりと濡れ始めている茂みをさすり始める…ナナミさんも呼吸が荒くなり、もうすっかり汗まみれになっていた。
何も感じないまま、呆然とその光景を見つめていると、知らず知らずのうちに、僕の股間がきつくなっていった。
催眠術にかかったように潤んだ青い瞳でナナミさんが僕のことを見つめている…それに気づいた僕は、自分の興奮を隠そうとする…が、あっという間に彼女の視線にすっかり心を奪われ、気がつくと、僕は完全に彼女の思いのままに…。
我に返ると、ティナさんの濡れ濡れの秘裂に、またナナミさんが口づけしているのが見えた。
ティナさんは姿勢を変え、ナナミさんの上に乗り、濡れた茂みをさらけ出している…ナナミさんは彼女の狙いがわかり、すぐにその襞の中に舌を差し入れ、しゃぶり始める。
ふたりが身体を入れ替え、僕は彼女たちの愛撫をはっきり見ることができるようになった。
ふたりのとんでもなく大きなバストは互いの身体に押し潰され、その肌は汗できらきらと光っていた。
今度は杏子さんとヴァネッサさんを見てみると…ふたりとも色っぽい声を上げていて、そのバストは途方もない大きさにぐんぐん成長し続けていた。どちらも、同じスピードで大きくなっている。
…いったい、どのくらい大きくなってるんだろう…僕にはもうわからなくなっていた。けれど、一つだけ言えるのは、片方の房だけでも軽く2トンのミルク運搬トラックよりも大きく、しかもまだどんどん大きくなっている、ということだ。
それはみるみるうちに巨大な搾乳室に溢れかえり、僕は不安と興奮がない交ぜになりながらそれをじっと見つめ続ける…。
まったく信じられない光景だ…今までの人生でこんなに大きなおっぱいを僕は見たことなんて、一度もない…もちろん、想像すらできない…。
ここで働いてから、僕は自分の空想以外で、見たこともないたくさんの事を見てきた…でも、こんなすごいことは、本当に生まれて初めてだ…。
ナナミさんとティナさんの方を見ると、ふたりとも床にじっと座ったまま、腕を回し、お互いに見つめ合っている。静かに黙ったまま、微笑んでいた…。
ナナミさんが魔法のように手をひらめかすと、その中に逞しい双頭のディルドゥが現れる。
ティナさんが両脚を大きく開いて蜜襞を見せ、その先端を握りしめた。
ふたりは同時にそれを自分の中に押し込み、ぬりゅん、と飲み込んだとたん、熱い吐息をもらす。
互いに腕を相手に回し、ゆっくりと腰を動かし始める…最初はナナミさんがティナさんの上にのしかかり、ふたりの中にぐいぐいとディルドゥが上下するのが見えた…しばらくすると、今度はティナさんがナナミさんの上になり、同じように激しく身体がうごめく…。
その動きに合わせ、巨大なバスト同士が激しくぶつかり、ばるぅん、ばるるるぅん…とエッチな形にゆがんでいる。
おまけに、凄いボリュームの肉房がお互いに押しつけられ、凄まじい深さになった谷間が覗いていた…。
ふたりは何度も身体の位置を変え、動きがどんどん速くなっていくにつれ、快感の呻きがさらに大きくなっていった。
と、杏子さんとヴァネッサさんも叫び声を上げるのが聞こえ、ふたりのおっぱいの成長スピードははさらに速くなり、どんどん部屋の空間を狭くしていく。
信じられないくらい大きくなった膨らみからゴロゴロという音が聞こえ、もう時間の問題になっていた…ナナミさんとティナさんがすっかり絶頂を迎え、4人は強烈な叫び声を上げる。
あまりにも大きな声で、僕は思わず耳をふさぐほどだった。
ナナミさんとティナさんがへなへなと床に崩れ落ち、激しく肩で息をしている…杏子さんとヴァネッサさんは搾乳機によって強制的におっぱいミルクを搾り取られ、その途方もなく膨らんでいたミルクタンクは、吸引されるにつれて、ゆっくりと小さくなっていく。…それぞれのミルクが、巨大なタンクをどんどん満たしていった。
ナナミさんが立ち上がり、ティナさんが自分で立とうとするのを助けてあげる。…いつの間にかふたりはこの不思議なゲームを始める前のサイズに戻っていた。
杏子さんとヴァネッサさんは、搾乳機におっぱいミルクを絞られていくと、少しずつ元の大きさに戻っていく。…吸引カップもまた、自動的にサイズを調整しているようだ。
ナナミさんはすっかり汗まみれだったけど、ちょっと一息入れると、くたっと横たわるティナさんに声をかける。
「サア、この"ゲーム"、わかりマシタカ? ティナちゃん?」
同じように汗で全身びしょ濡れになったティナさんはナナミさんのことを見上げる…彼女はまだ興奮したまま、荒く息をついて、声がでてこない。
しばらくして呼吸を整えると、にっこり微笑む。
「…トッテモ、妙な感じ…。もしこのゲーム、もうやらないんだったら、きっとスゴクがっかりしちゃうナ…」
ナナミさんはにこにこしながら…「ダイジョブ、これで終わりジャ、ないワヨ…ンフフ」
ティナさんはそれを聞くと、可愛らしい長い耳が、ぴょこん!とまっすぐ立ち上がった。
「それ、ホント!! やったぁ!」 ナナミさんの笑顔の答えに、思わず立ち上がる。
「あのネ、ティナちゃん?」
「はい、なんでしょう、ナナミさん!?」
「アナタ達、いったいどんな"事情"があるノカ…よかっタラ、おしえてくれマセンカ?」
どうやら、ナナミさんはティナさんがヴァネッサさんに話していたことに気づいてたみたい。
「あの…それが…」 ティナは決まり悪そうに、もじもじし始めた。
「言っちゃ、だめ!」 ヴァネッサさんの叫び声が。
彼女は杏子さんと同じように回復し、もう立ち上がっていた。
…彼女はティナさんがその"事情"をナナミさんに話しそうになったことに失望している…。
「…でも…ヴァネッサ…」
「彼女に言っちゃ、いやだ!」
ナナミさんは彼女の激しい態度に驚いていた。けれど、すぐに彼女に近づくと、そのルビー色の瞳をじっとのぞき込む…ヴァネッサさんはじっと黙ったまま。
しばらくすると、彼女もナナミさんの濃紺の瞳にすっかり魅了されていた…。
ナナミさんがつぶやく。「OK、これでイイワ…」
そこにいる誰もが、ナナミさんの反応にびっくりする。
しかし、ヴァネッサさんがその魔法に最初に反応した。
「わ、私は…」
ナナミさんは彼女の唇にそっと指を触れ、こう囁いた。
「もしも、言いたくナイのなら、それでもかまわナイ…その気持ち、ワカリマス…」
彼女は今にも泣き出しそうになっていた…でも、今度は杏子さんが彼女をそっと抱きしめる。
「…だいじょうぶ…あなたが泣きたいんだったら…いつでも。それって、そんなに変なことじゃないのよ…。」
彼女はぐっ、と涙をこらえてる…杏子さんの言葉から、彼女は元気になるものを見つけたみたい。
「…そうね、あなたの言う通りかも…」
杏子さんとヴァネッサさんはにっこり微笑む…杏子さんは彼女の気持ちがわかるのかも…もしかすると、ふたりとも牛の女の子だから…。
と、ふたりは僕のことを見つめてきた…僕は自分がナニを考えてたか、ふたりに気づかれないことを願った…が。
ヴァネッサさんが僕にこんな言葉を投げつけてきた。
「もし、ここで何があったか、他の誰かにしゃべったら…死ぬことになるよ…」
僕はただそわそわとして微笑み、頷くだけだった。
杏子さんが笑っている。
「心配しなくてもいいわよ、彼も秘密を守ることは知ってるもの…ね、武史くん。」
僕はさらにドキドキしながら返事をする。「も、もちろんです、杏子さん。」
「いいコ、だよ、ね。」 にっこり微笑みかける杏子さん。その言葉の意味は…分かりすぎだよ。
「彼には厳しスギルと思うケドナ…キョウコは。」 くすくす笑いながら、ナナミさん。
「い・い・え。あなたが思うほど、あたしひどくないわよ。…そうよね、た・け・しクン?」
僕をじっと見つめて、にっこり微笑みかけてくる。僕はすかさず返事。
「だ、だいじょうぶです、ナナミさん。杏子さんはそ、そんなことしてないですよ…あは、あははは…」
(…実は、まるっきり正反対、だけど…ぐっすん…T_T)
「ありがと、武史くん…」
…いつの間にか、ティナさんが僕の側に来ていた。今や彼女は会ったときより、ぐんと魅力的になってる…
「…あなたのこと、玲二くんが言ってたのは全部ホントだったワ…。あなたって、とっても親切だし、優しいのネ…ホントにありがとう…」
ていねいにお礼を言う、ティナさん…。僕は何だか落ち着かなくなっていた。
「い、いや、たいしたことしてないよ、ティナさん…困ってるひとを助けるのって、うれしいよね…」
「あん…そんな言い方、よそよそしいワ…ティナ、って呼んで。」
ティナ…はうれしそうに、僕にくすくすと微笑みかけてくれる。僕も照れくさくなって笑うと、誰かの腕が僕の首にまとわりつき、ぎゅうっと締め付けてきた…杏子さんだった。
「さぁて、この場合も助けてあげるのが好きなキミは、あたし達がシャワーを浴びてる間に、きっとこの部屋を掃除して、ヴァネッサちゃんとティナちゃんの着るものを選ぶのを手伝ってくれるのよ、ね、武史く〜ん!」
もし彼女が見ていなくても、杏子さんはもの凄く力が強くなっていた。
「は、はい、もちろん!」 僕はあたふたと返事をする。
杏子さんは僕を解放してくれ、やっと息ができるようになった。と、また一言。
「あ、ちゃ〜んと見てるからね、武史くん。…仕事さぼってないか、気を付けてるんだから、ね。」
そうして、みんな、搾乳室から出て行こうとする…。優しくうなづくナナミさんの美しい顔が、唯一の救いだ…。
「彼一人ダケデ掃除…デ、いいのカシラ、キョウコ?」
「心配しなくてもだいじょぶだって、ナナミ…彼一人でできるよ。…あなたも賛成でしょ、ヴァネッサ?」
ヴァネッサは冷たく僕を振り返り、「私も彼のことは心配ない、と思う。」
どうやら杏子さんとティナも、僕については同じような見解みたい…ティナがこう挨拶してくる。
「バイバイ、武史くん、お仕事紹介してくれて、ありがとう!」
僕は無理に笑顔を見せ、明るく答える。 「そんなの、なんてことないよ…」
ドアが閉まり、僕は部屋を掃除し始める。