おおきな、ロシアから来た留学生のおはなしを、きゃべったさんからいただきました。ありがとうございます。


【ロシアからの、留学生】 さく: きゃべったさん

 その2



ティーナは慣れた手つきで、手早くセーラー服を脱いでいきます。
そして普通のセーラー服の5倍はありそうな量の生地で作られた特注の制服が、そのとてつもなく大きなカラダから抜き取られると…薄いピンクの下着を身に着けた、ティーナの白く美しい肢体が現われました。

何カップか分からない特大のブラジャーを窮屈そうに押し上げている爆乳に、僕の目は釘付けになってしまいます。いったいどれだけの生地が使われているのか、見当もつきません。…おまけに、すさまじい膨らみは、その特大ブラジャーでも半分くらいしか覆うことができず、その縁から乳肉があふれ出しているのです…。

「…い、今、この邪魔な布を外すから…」

そんな僕の視線に気付いたティーナは、恥ずかしそうに頬を赤らめながらその巨大な胸を両手で揺すりました。

目の前で、ティーナの胸が、ゆっさ、ゆっさ、と大きく揺れます。全く形が崩れずに上下に揺れるその胸から、僕は目を離せません。

「う、うん…」

ゴクリッ、と僕は唾を飲み込みます。

ティーナはそんな僕を見て嬉しそう微笑むと、両腕を背中に回しました。
プチ、プチ…と、ホックをはずす音が聞こえます。…ふつうなら、大きなバストの人のでも、2つか3つで終わる音が、まだ止まりません。

…5つ、6つ、…9つ、10…13、14、15。

そして…ティーナが両肩から、僕のベルトくらいの幅があるストラップを腕に落とすと、片方だけで子供が納まってしまいそうな巨大なブラジャーが、それよりも遙かに巨大なバストに弾かれるような勢いで落下しました。

ぶるるるぅぅぅんんん!!

………ブラジャーの束縛から解放されたティーナの胸は、一度大きく上下に揺れた後、垂れるどころか重力に刃向かうかのようにグンッと前に突き出されました。
よっぽどきつく抑え込んでいたのでしょう、彼女の胸はブラジャーを外したことで一回り大きくなっています。
…250cm? いや、きっとそれどころじゃありません…もしかしたら300cmぐらいあるかも…

「…………」
「………修弥?」

…………は! い、いけない、あまりにも迫力のある、すさまじい大きさの、ティーナの乳揺れに、一瞬思考が飛んでしまいました!

「どうだ修弥…私の胸、気に入ってくれたか?」

ティーナはちょっと顔を赤らめながら、メロン並の大きさの力瘤をボコボコと盛り上げ、その両腕を使い、その胸をさらに強調するかのようにグッと挟み込みました。
片手で100kgを越えるベンチを軽々と持ち上げていた、規格外のパワーを生み出す分厚い筋肉で包まれた両腕に挟まれ、ティーナのムッチリとした爆乳がグニャリと形を変えます。

「…………」

凄い、凄すぎます。

僕の腕の何倍もの太さの、ムキムキの筋肉がついた腕。それさえも飲み込んでしまい、こぼれ落ちそうになる、途方もなく巨大な、ティーナのバスト。腕の筋肉のたくましさとは対照的に、その柔らかく、かつ弾力にあふれる房は、彼女の腕の間からむっちりといやらしく変形しています。
でも、鍛え上げた胸の筋肉のお陰で、まったく垂れることなく、僕に向かって、ばるるうううん、と飛び出し、砲弾のように飛び出した膨らみの下に、かっちりとした腹筋がはっきりと見えています。

…そんな彼女の身体に、僕はもはや言葉がありません。

こんな大きくて、強くて、美しい女性が、僕の目の前で、僕のために恥ずかしがりながら裸になってくれているなんて…

「修弥………見ているだけじゃつまらないだろう。私のこの身体を堪能してくれ。全てお前のものだ…」
「え?」

突然ティーナの大きな右手が、僕の頭に伸ばされました。とっさの出来事にただ立ち尽くしていた僕は、全く抵抗できないまま頭を掴まれます。そして、

「ふぇ!?」

そのまま僕の顔は、ティーナの柔軟な筋肉でできたとてつもない超爆乳に埋められてしまいました。
パンパンに空気の詰まったバレーボールのような、信じられないぐらいボリュームたっぷりの胸の乳圧が、僕の頭全体を包み込み、少し汗ばんだ真っ白な肌の感触が顔に掛かります。

「…どうだ、私の胸は? この前測ったとき、302cmあった…。…た、多分、今まで修弥が見た中では…一番大きいと思うが…」

頭の上の方から、ティーナの恥ずかしそうな小さな声が聞こえてきます。

302cm…

鍛え抜かれた筋肉のおかげでアンダーサイズが他の人と比べてとんでもなく大きいということもありますが、先ほどの突き出された胸はそれでもアンダーとトップの差は軽く1mはあったように見えました。

確かに、これまで見たどんな女性よりも彼女の胸は大きいです。いえ、大きすぎます。

「ふぃ、ふぃーなふぁん、ふゅるふぃい〜〜!!」

でも今の僕は、その彼女の胸を堪能するどころではありません。

後頭部は彼女の腕によりガッチリと固定され、顔全体は彼女の巨大で筋肉質な胸に、ミッチリと埋められています。それこそまさに、呼吸が出来ないぐらいミッチリと。

このまま長時間捕まっていたら危ない。

女性の胸の中で初めて命の危険を感じた僕は、空いている両手を僕の顔を圧迫するティーナの胸に押し当てて、逃げ出そうと力の限り押します。しかし、僕の手は彼女の胸に、ほんの数cmしか食い込みません。
しかも一瞬出来たその小さな隙間も、彼女の腕力によって僕の顔はあっさりと胸に埋められてしまって、結局元の状態に戻ってしまいました。

「うん?…そ、そうか、修弥もその気になってくれたか…」

控えめで、それでいて嬉しそうに弾んだ声が返ってきます。

ち、違うよティーナ、今僕がきみの胸を触ったのはそんな理由じゃなくて…きみにとっては軽く抱きしめているつもりかもしれないけど…でも、このままじゃ僕、窒息しちゃう…

いよいよ危なくなってきた僕は、死ぬ物狂いで両腕を動かし、握り拳を作ってティーナの胸を必死に叩きました。

僕も命が掛かってます。さっき言った、ティーナになら殺されてもいいっていうのは本心だったけど、だからといって告白して、しかもOKしてもらってから10分で死にたくはありません。それこそ全力で、必死に叩きます。しかし…

「…そうだ修弥、それぐらいやってくれないと、私の胸には効かないぞ…。
まぁ、出来ればもっと強く触って欲しいのだが…修弥の力では仕方ないか…」

ティーナの優しい声が、上の方から聞こえてきます。どうやら僕が全力で叩いても、ティーナには蚊が刺している程度にしか効いていないようです。

あ、駄目だ…意識が遠退いていきました…。

まさか15歳でこの世を去ることになるなんて、思いもよらなかったけど…でも最後に、好きになった人の…ティーナの胸の中で死ぬことが出来るなら…

ゆっくりと、頭の中が真っ白になっていきます。

「ん、どうした修弥、触る力が弱くなってるぞ…………修弥?」

どこか遠くの方で、ティーナの声が聞こえたような気がしました。でも、そこで完全に、僕の意識は途切れてしまいました。




それから1時間後、僕は保健室のベッドの上で目を醒ましました。

思っていたよりも僕は丈夫に出来ていたようで、彼女の胸によって死ぬことはありませんでした(それでも窒息はしましたが)。

でも目を醒ました後も大変でした。隣にいたティーナは両膝を付いてベットに持たれかかりながら、まるで子供のように泣きじゃくって、ただ「すまない、すまない…」と謝り続けるし…

「彼女、きみを抱えて物凄い勢いでここに来るもんだから、びっくりしちゃったわ」

保健の先生がそういって指差した先には、一体どれだけの強さで開けられたのか、付いていたガラスは粉々に砕け、半分ぐらいのサイズにひしゃげて床の上に倒れているドアが無残にも転がっていたし…

ともかく僕は、ベッドから身体を起こして、泣き続けるティーナの頭を撫でました。

あまりに巨大で、周囲からは化け物と恐れられる女の子。
でも実際は、人一倍寂しがり屋で泣き虫な女の子。

そんなティーナを、僕は苦笑しつつも…とてもいとおしく思いながら、ただただ優しく頭を撫で続けてあげました。



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