<ほんあんです>+そうさくいり。

【街はずれの…】 ( げんさく:は、某外国の方です。 )


 その3



さらに深く、深く息を吸い込む、ジェミー。…次の瞬間、オレはその光景から目を離すことができなくなっていた…。

…すでにすさまじい大きさになっていた巨大すぎる乳房が、さらに劇的に巨大化していく。もう一度息を吸いこむと、凄まじい大きさの双曲線は、またさらに大きく、大きくなっていく。…さらにもう一度。すると、その途方もない巨乳が座席のケージをぐにゃりと曲げ始めていた。

彼女は、さらに猛烈な勢いで息を吸い込む。すると、ケージがその並はずれた大きさの乳房によってどんどん歪み、ねじれていく。

…さらに、もういちど。彼女は、いままでにない強さで息を吸い込んだ。すると、ぶるるん、ばうんん、とさらに膨張していく巨乳の力で、ケージはまるでアルミ箔のようにぐにゃぐにゃになっていった。

オレが急ブレーキをかけると、ジェミーはくすくすと笑っていた。…オレは拳銃に手をかける。しかし、彼女の大きな手がオレのその手を包み込み、赤ん坊からキャンディを取り上げるみたいに、握りしめたオレの手から拳銃を引き抜く。

ジェミーの巨大な手に比べると太く凶暴な45口径の拳銃も、ただのおもちゃみたいに見えた。…彼女はそれを親指と人差し指で挟むと、まるでちっぽけな蝋細工のように、楽々とつぶしてしまう。

ドアを開けようとしたが、彼女の手ががっしりオレの肩を押さえつけていた。…オレは逃げることなど、とてもできないことを悟った。

彼女は、空いているもう片方の手で車の天井を押し上げ始めた…。
なにもできず、恐怖にかられながら、オレは目が離せないでいた。

ばりばりばり…金属が恐るべき音を立て、天井がバナナの皮みたいにめくれ上がっていく。

ジェミーは後部座席で上体を起こした。信じられないほどにすさまじくでっかいボイン。そのむき出しの肌が、オレの上に、まるで巨大な2つの気象観測気球のようにぶるるぅん、ぶるるぅんと浮かんでいた。
彼女が動くたび、それに合わせて、すさまじい大きさのミルク色の塊がさざなみのように揺れ動いている…。

後部座席に座ったまま、オレの肩にすさまじい力で掴みかかると、彼女は片手だけで、まるでおもちゃの人形みたいにオレを運転席から空中に持ち上げた。

ジェミーの向こうずねは前の座席に押しつけられ、膝はそのはるか上に持ち上がっていた。
その巨大な脚が軽くその背面を押した…それだけで、座席は留め具から引き剥がされ、ダッシュボードを軽々と破壊した。ぐしゃぐしゃになった座席は、エンジンルームに激しくぶち当たる…。

そのせいで、エンジンはきしみ音を立てながら止まってしまった。

そのあと、ジェミーはオレを自分の横に座らせる。どでかい尻が後部座席を押しつぶし、オレの座る場所はほとんどなかった。彼女のでかい体の隣に座っていても、オレの頭は彼女の胸の高さまでも届かなかった。

彼女は胸だけでなく、体ごと、さらに大きくなっているのだ!

ジェミーはオレを見下ろし、ほほえんだ。
「あら、もう一つ残っていたわね…」
そう言うと、彼女は長く深呼吸した。

彼女がさらに…むく、むく、むく…と、どんどん大きくなっていくのを、オレはただ見守るばかりだった。どっしりとした巨大な尻がみるみる広がっていき、車と彼女の体の間でゆっくりとオレの体が押しつぶされていく。オレはそれをおびえながら見ているしかなかった…。

彼女は巨大化するのをやめたときには、彼女の、さらに巨大になった豊満なボディが、オレを座席の隅で完全に押しつぶしかけていた…。しかも、どでかい尻が座席を押しつぶしてしまい、見上げてみると、あまりにも大きくなった、彼女の細くくびれて腹筋の浮き上がるウエストの、へそのくぼみらしきものがオレの頭2〜3個上にあった…。

…その上にある、とんでもなく大きな、肌色の半球…。直径が1m近くはありそうなその先端には、ういういしいピンク色の突起が、夜空に向かってすそ野の広いピラミッドのように突き立っている。

その、とてつもないバストに遮られて、ジェミーがどんな表情をしているのか、まったくわからなかった…。

すると、その巨大な肌色のミサイル越しに、くすくす…という声が聞こえてきた。…ジェミーはオレを笑いながら見下ろしているのだ…。彼女にとっては、自分がいかにちっぽけなこびとに見えるのかが、はっきりと自覚できた。

その巨大乳房の向こう側から、途方もない大きさの片手がオレに伸びてくる。それが、オレの両腕を優しく包み込むと、まるで小さな人形のように、楽々とオレを持ち上げ、車の外に引きずり出した。そして、彼女は車によじ登ると、踏みつけていく。…巨大な脚が動くたび、パトカーの残りの部分もぼろぼろに砕かれ、潰されていった。

立ちあがって、そのくずを見下ろして笑うと、彼女は巨大な脚を片方持ち上げ、残っていたぐしゃぐしゃのクズ鉄さえも踏みつける。まるでトラックが挽き潰したビール缶のようになるまで、その巨大な脚の下でパトカー(だったもの)が踏みつぶされていく…その光景を目の当たりにして、オレは恐ろしくなった。

「あら…あたし、あなたの車にお休みしてもらっちゃった…」 そういうと、ジェミーはにっこりとほほえみかけたんだ…。
「さて…と。それじゃあ、あなたはどうしたらいいのかしら…ね?」

オレは恐怖にかられて悲鳴をあげた。
「ジェミー…やめ…やめてくれ!…お願いだ…」
「あら、私はあなたを傷つけるつもりなんてないわ…んふふ…こわがりすぎよ!」
両手で胴体をつかんだオレを見つめ、くすくす笑っている。

そして、近くにある電柱を見た。

「あ、そうだ!」

そうつぶやくと、彼女は電柱に近づいた。それは、優に50フィート(15m)はあった。 もちろん、彼女よりも大きかった。

彼女は目を閉じる…とても強く集中しているように見えた。すると…


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