<ほんやくです>+そうさくいり。
【机の上に…】 さく:ティッツバグ 


郁美はこの会社の仕事を楽しんでいた。ここはいわゆるポルノAVを制作する会社で、いつも美しい男優や女優を起用した作品で評判だった。

時々特別な役を演じることのできる男優が彼女の元へやってくる。女優も。しかし、彼らの知らないことで会社にとって大切なことがあった。

会社は郁美の意見を尊重していた。

立川研一という男優志望の男性を、郁美は笑顔で出迎えた。彼女はすぐに彼を自分のそばに来るように言った。

そして、机の下にあるスイッチを入れる。すると、別室のランプが点き、隠しカメラが動き出す。彼女はいつもこれから起こる“いたずら”を録画していた。

研一は受付の席に近づいた。自分を出迎える受付嬢が立ち上がる。それを見て、研一は唖然とした。
彼女の方が優に頭ひとつ分は大きい。研一も身長が185cmあるのにもかかわらず、机を挟んで彼女の顔を見上げなければならなかった。

「よくおいでくださいました。わたしは沢 郁美と申します。」

研一はたいてい痩せた生意気な女優を相手にすることが多かった。しかし、本当は大柄な女性が好みだった。それも自分よりもかなり大き目の…。まさに目の前の郁美がそうだった。

我を忘れて見入っている研一の顔に浮かんだ問いに、郁美は微笑みながら答えた。

「身長ですか? 2m20cmありますよ。…そのソファでお待ちください。」

研一の目は郁美の胸元に吸い寄せられた。・・・ものすごい隆起がブラウスとスーツを押し上げていた。
その大柄な体に合った服を注文するだけで相当な出費だろうに、その隆起は特注の衣装をさらに高価なものにしているに違いない。

大柄な女性がいつもグラマーな訳ではない。たいていが小さ目の胸の持ち主であることが多いが、はっきりいって、郁美のバストはそれにまったく当てはまらなかった。
それどころか、郁美のバストは体の他の部分とまったく釣り合いがとれていなかった。

スリーサイズは上からなんと、152−63−109。 大柄なだけに体重は109kg。
それは巨大なバストのせいでもあった。胸の重さだけで23kgもあった。なんと体重の2割が胸の重さだ。

郁美の肩まで伸びた髪は思わず触りたくなるような絹の光沢を持っていた。研一はその髪に手を伸ばし、指の間を滑らせたい誘惑に駆られた。
郁美は完璧な顔の輪郭と、華奢なあごのラインが自慢だった。彼女の笑顔で部屋全体が女性らしい暖かなふんいきに包まれていた。

郁美は並外れて大きなデスクを持ち、袖机にはコンピュータを置いてあった。郁美はそのままコンピュータを操作しはじめた。そのため研一は郁美を横から見る形になった。それはまさに郁美が来客に見てほしい角度だった。
郁美のバストはGカップは確実にあり、今も彼女のひじからこぼれ落ちんばかりにはみ出ていた。

研一は郁美に微笑みかけ、その視線をその豊満なバストに落とし、そして魅力的な顔に移した。

キーボードをタイプしながら、郁美は研一の視線を目で追っていた。
研一の眼はほとんど漆黒に近い褐色で、彼女の好みだった。眉は黒く太めで、眉間でくっついていないのが郁美は気に入った。

彼は褐色のベストをシャツ無しで着こなしていた。そのため、堅く締った腹筋の盛り上がりが見えた。しかも下着無しでスウェットパンツを履いていたので、研一の股間がはっきりと郁美にわかった。それは30cmはあった。

研一はデスクのところまで来ると、上にある郁美の名札をこつこつと叩きながら、驚きを隠せない顔で郁美を見た。
「…ああ、すまないけれど、君がただの受付だなんて話は信じられないな…」
「心配しなくていいわ。わたしのひざをたたく人もいるから。」 郁美はくすくすっと笑った。

「あなたが立川研一さんね。社長は11時にくるわ。あなたに演じてもらうだろうヴィデオのプロデューサーからの電話を待ってるんです。気にしないで待っててくださいね。」

「あぁ、こいつを見てもらえばはっきりしてると思うんだけどな…」

研一は自分の一物を使ってデスクを軽くぺたぺたと叩き、笑いながら郁美を見た。

「あのドアはロックされてる?」

郁美は明るく微笑んで、椅子を彼のほうに回した。

そして、郁美もその巨大な乳房を持ち上げると、デスクの上に載せた。あまりの大きさに天板の半分以上が隠れてしまい、デスクの端にあるスイッチを押すことになった。すると、研一の背後でかちりと音がした。

「あなたはわたしのボスが作ったヴィデオを見たことはありますか?」

郁美はデスクにひじをつき、手のひらであごを支えた。研一のスエットパンツを見ると生地に染みができているのに郁美は気がついた。巨大な逸物がみるみる大きさを増し、いまや郁美にもはっきりとカリの怒張が見て取れるようになっていた。

「…ああ。全部見てるよ。何回もね。おまけに、撮影から、ラッシュ、編集まで見たこともある。スゴイよ。いつもそれを見て射精する…。なにがお望みだい?」

「いいえ、別に。わたしはただあなたがどのくらいこのお仕事を知ってるか、知りたかっただけ。わたし? わたしも仕事だから見ます。でも、わたしが扱うアシスタントの中には全く見ない子もいるけれど。きっとモラルが高いんでしょうね。」

「…キミがドアをロックしたのには、なにか理由がありそうだね。」
「ええ。わたしは、ヴィデオの制作のやり方に細かく関わっているから、キャスティングをするときに、多少は影響力があると思ってる。わたし、この仕事をしてだいぶ経つけど、キャスティングって、とっても大事なんですよ。とくにこの業界では。」

「・・・そりゃあ、そうだ。」
「はっきりさせましょう。あなたがこの仕事をやるためには、わたしとセックスしなくちゃいけないの。…わたしは…むしろお願いしたいくらい。」

郁美のねらいに気づいて、研一は笑顔を見せた。

郁美は豊満なバストのうずきを感じていた。例のやつだ。
今日はどのくらいになるのだろう?



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