【おおきな、いとこ】  ほんあん: べつの、某外国のかたです…。

その2



あいさつのキスをしようと、にっこり微笑みながらその魅力あふれる巨大なボディを軽く屈めてきたヘレン。
とても15歳とは思えない、がっちりした幅広い両肩に手を置こうと、俺は頭上高く手を伸ばしてみる…。ふつうの女性なら、軽くうなじに手をかけて…となるはずが、つま先立ちしても鎖骨の辺りまでが精一杯…。
我ながら間抜けな格好に戸惑っていると、彼女のでっかい両手が俺の脇の下に入ったと思ったとたん、彼女は、まるでちっちゃな子どもにするように、俺の身体をひょいっと床からすくい上げた。

巨大な両腕が俺を包み込み、そのどっしりした身体でしっかりと抱きしめ、軽く頬ずりをしてくる…まるで俺は彼女の大好きなぬいぐるみのようだ。そして、ヘレンのとてつもない腕が、まるで鋼鉄のケーブルのように強く俺の胴体を締め付けてきた。ボディビルダーのようなたくましい肉体を持つ少女の腕の中でそんな力をかけられ、俺の背骨はぐきり、と音がしそうなほどにひしゃげ折れそうになり、息ができなくなった。

こちらはひたすら恐怖を感じたが、彼女の方はこの抱擁を楽しんでいるのだろうか…?

さらにヘレンは、自分の若さと張りに満ちた豊満なおっぱいの中に俺を押し込んでいく…柔らかく、しかしとてつもない弾力のカタマリに俺の上半身はすっぽりと埋まり、彼女はそれを支える大胸筋を動かし、ばるるぅぅん、と膨張する膨らみで俺を揉みつぶしてきた。

まったく身動きがとれずに、俺はあばらがばらばらになるのではないかと思ってしまうほどの圧力を感じてしまった…しかし、その現実離れした大きさのババロアのような双峰はほんものだ。
すさまじい隆起と弾むような、それでいてふんわりとした心地よさは、圧力による痛みなど吹き飛んでしまうほどの快感を与えてくれる…。

ああ、ヘレン…なんて気持ちがいいんだろう…


少しして、彼女は俺の身体をそっと床に降ろし、後ろ手で入り口のドアを閉めようと振り返る。その動きに合わせ、ばぅん、ぼぅん、と大きく揺さぶられる途方もなく巨大な双房…後ろからでも身体の両脇からはみ出しているのがはっきりわかる。
どうしてもそこから目を離せなくなってしまい、俺はそれを支える、彼女の信じられないほどの巨体を畏れを持って見つめ続けた。

ヘレンは上体を屈めて右腕をドアの角に伸ばし、それを閉じながら、部屋の中へと身体を引いてきた。
俺は少し後ずさり、玄関口の狭いスペースに少しでも隙間を作ろうとする…が、背中がコート掛けにぶつかる。

「がたんっ!」「あっ…」

物音に驚いた彼女は、その広い背中を振り向かせるが、反対側の壁にぶつけてしまった。
…彼女とふたりでは、玄関口はあまりにも狭すぎる…そう思わざるを得ない。

彼女は窮屈そうにさらに身を屈めると、優しくドアチェーンを掛ける。すると、俺に向かってまん丸のお尻が迫ってきて、俺はどこにも逃げ場がなくなってしまった。
引っくり返らないようにしようと、俺は無意識に彼女に両腕を回したが、俺の両手は彼女の張り詰めたウエストに手をかけるのがやっとだった。

そのせいで、俺の身体はさらに彼女の凄まじいボディに押しつけられ、みるみる硬く強ばっていく股間の膨らみが彼女の太ももの間をつつき始める…
彼女はその感触を感じたのか、短く「あん…」と声を漏らす。

ドアから手を離した彼女は、後ろ手で俺の頭の後頭部を包み込む。そのまま肩胛骨の辺りまでをなでながら、もう一方の手が俺の尻肉をつかむと、やさしく腰全体を支え…

彼女が曲げていた膝を立てたとたん、俺の両足はあっさりと床を離れ、その広大なヒップに胴体を預けたまま、ふぅわり、と身体を持ち上げられる。
滑らかなスカートの生地をつかむ両手がずるずると滑り落ちていく。あわててしがみつこうとする俺を安心させるかのように、大きな右手が背中を優しくたたき、尻を包む左手ががっしりと支えてくれる。

…しかも、左手は俺の尻肉をやわやわと揉みしだいてくる…俺は、床から持ち上げられたまま、まるで赤ん坊のように彼女の巨体に玩ばれていた…。

「んふ…ごめんね、あたし、何かにぶつからないよう努力してるんだけど、けっこう、むずかしいんだ…」

俺はただそのボディに圧倒されていた。彼女は俺をしっかりと抱えたまま、俺の身体を楽々と持ち上げると、そのまま広い背中におんぶしてくれた。子どもをあやすように、何度かゆっくりと左右に揺さぶる。

「…ほら、これでもうだいじょぶかな? うふふ。」

俺が逆らわないのを見て取ると、今度は脚の方から豊満すぎるボディの前へと引き寄せていく。…器用に俺の身体を支えたまま、楽々とその途方もない膨らみにしっかりと押しつける。俺の顔は弾力あふれる右の膨らみに押しつけられ、彼女の顔が見えなくなってしまった。

あまりの心地よさにぼぉっとしていると、ふわっと身体が持ち上がり、振り向くと彼女の愛らしい顔が目の前にあった。

「よろしくね、ザック…」

そして、艶めかしい口調が漏れた唇が俺の唇に迫ってきた。次の瞬間、巨大な唇の柔らかで艶やかな感触が俺のを完璧に包み込む。俺は思わず両腕を彼女の首に回して、その‘挨拶’に応えていた。

彼女のキスは小鳥がついばむように唇同士を軽く触れあわせるだけだが、従兄へのあいさつとは思えないほど、色っぽいものが感じとられた…。
唇が離れても、その感触に俺は夢見心地になってしまう…すると、そこに彼女の声が降ってくる。

「んふふ…。あたしのボディ、気に入ってくれたみたいね…。さ、下ろした方が、いいかな?」

いつの間仁か俺は、彼女の豊満なバストの曲線に手を這わせ、なで回していた…
はっ、どぎまぎしながら、声をかける。

「あ…ああ、ごめん。ちょっとぼーっとしちまった。こ、こんなことをするつもりは…」
「あら、あたしはぜんぜん平気よ、ザック…うふ…」

にっこりと微笑むヘレン。とても15歳の少女とは思えない…まるで俺がやんちゃ坊主になったみたいだ…。
それでも俺は気を落ち着かせ、両手をそろそろと彼女から離す。それを合図に、彼女もゆっくりと俺の身体を下ろし始めた。

額から頬までを押しつけ、俺の頭はつややかなブラウスの上を滑り落ちていく…そのシルク越しに感じる、彼女の巨大すぎるバストの張り…俺に離れがたい気持ちを大いにかき立てる。

彼女は俺を床に降ろすと、互いに一歩離れた。…そうでもしないと、彼女も俺も、そのとてつもない膨らみに邪魔され、顔さえ見ることができなくなるのだ。

さらに目線を合わせようと、彼女は全身を大きく屈める…ちょうど彼女の頭が俺の真上に来た。
彼女の顔がちょうど俺のところまでくると、彼女は静かに囁く…その言葉には甘い響きが感じられた。

「…わたしもイケナイの。これから、もっと、気をつけるね…。それで、いっしょにいてもいいのよね…ありがとう。で、どこにいたら、いいのかな?」
頬を上気させながら、部屋のほかのところを見ようと、彼女の目は俺の背後を見渡す。

「そうだな…客間でいいかな、とは思ってたんだが…それはまぁ、その…君のことがぜんぜんわかってない時に考えたことだし…」

そう言いながら、俺は居間に入っていくと、ふと別の考えがひらめいた。
通路と居間は中央が高くなった逆U字型のアーチになっていて、彼女にも十分なくらいの天井の高さがある。客間はその一階の上だ。

「…そうだな、ひととおりこの家の中を案内しようか。最後にどこがいいか決めてもらっても…。荷物はここに置いていけばいいよ。」


まずは一階のホールを案内し、それから客間に入っていく。

…ふつうならじゅうぶんな高さになるだろう、2m60cmもある天井…それが、彼女にとってはまだ20cm近く低く、まっすぐ立つこともできないのだ。
だが、彼女は普通サイズの家の中を歩くのにはかなり慣れているのか、身体を屈めて苦もなく部屋の中に入ってくる。しかし、前屈みになったヘレンの巨大房がぶるるぅん、と俺の両肩にのしかかり、危うく俺は押し潰されかかる。

「あん…ご、ごめんなさい…。おっきすぎる、って困ることが多いのよね…」
くす、くす、とかすかな笑いとともに、無邪気な声が上から降ってきた。

(こいつは…本物のチャレンジ、だな…)そう俺は気づいた。

「わあ! すてきなベッドね!」 見るなり彼女はそう言うと、その巨体をマットの上に預けていく…それだけでも、スプリングがぎし、ぎし、と大きくきしみ、がっしりとしたフレームからはみしみしと音がしてくる。

大人2人が楽々と手足を伸ばせる、ここでは最も大きなキングサイズのベッド。だが、ヘレンは背中を壁にもたせかけてベッドに座っていてさえ、両脚がベッドのいちばん端にまで難なく届いていた。俺は、思わず客間のドアのところまで後ずさりしていた。

「…あら、そんな…部屋はまだじゅうぶん広いわ…うん、ここ、すてきね。」
 彼女はつま先をぷらぷらさせながら、軽く俺にウインクする。俺も彼女のそばに戻った。
「あなたが想像してるとおり…。あたしはいつも自分の居場所に身体をうまく合わせてきたのよ。」

ベッドに座りこんだ彼女の視線が、立っている俺とちょうど同じ高さになる。俺はそれに視線を合わせたままでいようと努力する。

「だからね…あたし、ここにも慣れる必要があるし、もちろんすぐ慣れちゃうってわけ。 でも…」

彼女はぐるりと部屋の中を見渡す。

「もうすぐ夏休みも終わり…そしたらあたし、飛び級で大学に行くんだ…。そしたら、このくらいの大きさのコンドミニアムを見つけなくちゃ…。だれかと部屋をシェアすることになると思うの。でね…その…あの、それまで…」

彼女は両手を膝に置くと、少し遠慮がちに俺をじっと見つめてくる。その巨体に似合わないコケティッシュな表情に、俺はどぎまぎしてしまう。

「…そ、そんな必要はないさ。俺は“レタのかわいい娘さんの面倒はまかせたから、しっかりやんなさい”って、オフクロにきつく言われてるんだから。」
「…え?」
「この部屋は、ずっときみの好きなように使ってもらっていいよ。…オフクロやレタさんが来たときは、そのとき考えればいいし、さ。」

彼女の表情が、ぱあっ! と明るくなる。
「ほんと! ありがとう、ザック!」

そういうなり、ヘレンは壁にもたれていた身体をぐいん! と起こしたかと思うと、俺の背中に両腕を回し、ぐぐいっ、と全身を自分に引き寄せる。俺はなすすべもなく彼女の膝の上に転がりこんでしまう。
そして、器用に俺の身体をひっくり返すと、背中と尻に巨大な手を滑り込ませ、ひょい、と俺を抱きかかえる。

そのまま、途方もない膨らみの前で俺を赤ん坊のように揺さぶりながら、また慈しむようなまなざしで俺に囁きかけてきた。

「ほんとうに、ありがとう…。ねぇ…ザック? 一番最初にこの、あたしがここに入ってきて、あたしを見てあいさつしたとき、どんな気分だった?」

「この、あたし」というところを強調しながら、彼女は両腕の肘でしっかりと豊満な乳房を押さえつける。すると、ブラウスの襟首からのぞくVネックのシャツからは、只でさえ深い谷間が俺をそこへ引きずり込もうとするようにさらに強調される。

その妖艶な膨らみと正反対の、無邪気な可愛らしいしぐさ。わざとやっているのは、はっきりしていた…
そして次の瞬間、見とれている俺をぎゅうっ、とその膨らみに押しつけていく。

俺はたちまちぼぉ〜っとなり、その柔らかく凄まじい巨房ごしに彼女を見つめるだけになってしまった。



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