<ほんあんです>+ほとんど、そうさくにちかくなってきました…。

【お隣のちっちゃな妹】 ( げんさく:は、某外国の方です。 )


 ティムの妹、大きくなる



ティムの妹・リナの‘相談’に、ついうなづいてしまったスティーブ。それから3日。彼女を連れて自分の研究室に向かっていた。

大学に着くと、スティーブは父親からもらった鍵で研究室に入ると、作業のための準備を始める。

「さて、君の成長因子を取り出したのが第1段階。それはもう完了さ。…え、ええと、き、君からもらったサ、サンプルから、ね」
「…わあ、うまく、いったのね…わたしの、メンスの血液で…うふ…」

( どうしてGSの話、あたしのが終わってから来るのかしら…でも、いいわ。なんてグッドタイミング! 家に帰ったら、鼻血出して大騒ぎの兄キと出くわすなんて! おまけに、渡したナプキンに気づいた兄キの顔ったら… ふふふ )

含み笑いの本当の意味に気づかず、彼女のさいごの言葉に、スティーブは顔を真っ赤にすると、あわてて仕上げの作業にとりかかる。

…ローラからも同じことを言われて、あわててしまったけれど、考えてみれば、よっぽどのじゃじゃ馬娘でない限り、女の子の血液、といえば、それがもっとも手に入れやすい、というのは、理屈からすればきわめて当然のことだった。…とはいえ、やっぱり‘うぶ’なスティーブにとっては、言葉が出てくるだけでもどぎまぎすることだった。

そこに、さらにどきっ、とすることを、ティムの妹が口にする。

「…あのね、スティーブ。…ちょっと相談が…」
「え? な、なんだい、リナ?」
「…あの…ね、着替えても、いいかしら?」
「あ、ああ、いいけど…」

スティーブは、作業の手を休めず、ティムの妹のほうを振り向き返事をする。…と、Dカップ・86cmの自慢のバストをくい、と突き出し、ウインクしながら、148cmの小柄な‘小悪魔’がささやく。

「…ちょっと、大きめの服に着替えようと思って。だって、あなたがこれから作るお薬で、わたし、もっと大きく、もっとグラマーに…なるんでしょ?…このお洋服じゃ…」

そう言いながら、ブラウスのふっくらと膨らんだ胸元を片手で持ち上げ、空いた手でチェックのキュロットスカートのすそをつまみ、誘うような笑みを浮かべる…。

「え、あ、う、うん、そ、そうか、そうだね…じゃ、ぼ、ぼくのバッグに、スウェットが上下ある…けど。」
「ありがと…兄のを持ってきたんだけど、あなたの方が、兄より10cm近く大きいものね…」
「あ…でも…着替える場所が…」
「あら、そうなの? …じゃあ…ね…スティーブ、ここで、着替えても、いい? …ちょっと、こっちを、見ないで……ね?」

そう言いながら、ゆっくりとブラウスのボタンをはずし始める…。

スティーブは、あわてて作業台に戻り、GSを作る作業にけんめいに没頭しようとするが、背中からかすかに聞こえる衣擦れの音が、どうしても耳に入ってくる。

リナは制服を脱ぎ、スティーブの大きなスウェットシャツとだぶだぶのアンダーウェアを身につける。…腕も脚も、2〜3回まくり上げてやっと手足の先が出るくらいだが、それも、彼が魔法の薬を作ってくれるまでの辛抱だ。
と、スティーブが体重と、どのくらい大きくなりたいのか、を聞いてくる。…それで薬の濃度を調整する、というのだ。

体重を答えるとき、彼女は10kg以上も自分の体重を控えめに答えていた。しかし、頬を赤く染めながら答える姿と、だぶだぶのスウェットの上下に、スティーブはまじめにメモを取っていく。そして、次の答えは、スティーブが薬を作るのに、いっそうやりがいを感じるものだった…。

「どれくらい…そうね、スティーブ、あ・な・たの隣にいて、みっともない見えないようにしないと…ね。170cmくらい、でどうかしら?」
「そ、そう…。わかった。」

うなづき、すぐさま作業に戻るスティーブ。今までに増して、素早くてきぱきとした動きは、早く大きくなった彼女が見たい、という気持ちがありありと見て取れた。

…ティムの妹は、こう考えた。

もし、体重を実際より軽く言っておけば、希望した身体の大きさより〜スティーブの背丈よりも、もっと大きくなれるかもしれない…。

そうすれば、あの、伝説の“モリィ=マウンズ”を超える素晴らしいプロポーションを持つヒロインに、なることができる…。

ううん、それだけじゃない。高校3年生になった“トリニティ・ハイスクールの宝”…身長は180cm近く、60cm以下のウエストと、リナのバストと同じ86cmのヒップを持ち、バストに至っては1mを越えたと言われ、今や“モリィ=マウンテンズ”とあだ名が変わったリックの姉にだって、楽々と勝てる…それも、中学生のうちに!

…そんな思いにふけっている間、スティーブはGS合成の複雑なステップを着実に進んでいた。

「よし、これで…最後だ…」

その声に、ふ、と我に返ったリナが顔を上げると、実験台から緑色の液体の入った試験管をうやうやしく持ち上げ、彼女の方に向き直ったスティーブが目の前にいた。

「…さあ、これが…GrothSpurtだ…」

彼の手の中にあっても、刺激的な香りがリナのところまで漂ってくる。

「ど、どうすれば、いいの?」
「あ、今までは直接静脈に注入してたけど…この改良版なら、たぶん飲むだけでじゅうぶんかな…」

そう言いながら、スティーブから試験管を手渡される。刺激臭が直接鼻を刺激し、リナは思わずむせ返りそうになる。…ここに来て、さすがの‘小ずるい’妹も、不安に駆られた、12歳の小さな少女に戻ってしまいそうになる。

そのとき、暖かく大きな手が、ふわっと、彼女の両肩にかかる。

「…だいじょうぶ。僕を、信じて。きっと、素敵なプロポーションの美人になれるよ。」

そう言ってくれる、スティーブの真剣な、しかし優しい顔。それを見て、ティムの‘小ずるい’妹は、172cmの長身が見下ろす、148cmの可愛い少女に戻っていた。かぁっと、頬が熱くなる。

「…だいじょうぶ。ね?」

身体をかがめ、眼をしっかり見つめながら、もう一度しっかりとした口調で言い聞かせるスティーブ。

リナは、思わず彼の両方の頬、そして唇にキスをして、照れ隠しにウィンクをする。

「…えっと、お、おまじない…」

何が起こったか、スティーブが気づく前に、リナは試験管の液体を一気に飲み干した。




…身体が、中から、かあっと熱くなってくる…

おへその辺り…ううん、もっと下…メンスのときみたい…。
…違う。あの時は、引きつるようなイヤな感じだけど…そうじゃない…おへその下、ちょうど子宮のある辺り…そこから、なにか熱い塊のようなものが、身体全体に広がってく…。

ああ…身体中が…あたたかくなって…なんだか、とても、気持ちが…いい…

…全身から、力が抜けていく…。




キスの余韻にひたっていたスティーブが、ふと我に返ると、うつろな眼をしたティムの妹が、頬を赤く染めて立ちつくしているのに気がつく。

と、膝からかくん、と力が抜け、そのまま崩れるようにスティーブに倒れ込んできた。

「うわ、あ…っとと…」

あわてて、その小柄な身体の脇に手を入れて、抱きかかえてやる。ほんのり、柔らかな女の子の香りが、スティーブをどきどきさせる。

…しかし、スティーブは、抱きかかえた腕にかかる重みが、だんだん大きくなっていくのを感じ取っていた。

袖の先を見ていると、だぶだぶだった自分のスウェットシャツの袖から、手首と上腕が伸び出していた。…自分のお腹の辺りにあったティムの妹の頭が、いつのまにかあごのすぐ下にまで届いている。

GSが、効き目を発揮している!

あまりの成長スピードに、油断していたスティーブは、バランスを崩し、がっくりと膝をついてしまう。それでも、ティムの妹はどんどん大きくなり、今や彼女のおでこがスティーブの視線をふさごうとしていた。

薬のせいか、彼女の、はあ、はあ、と荒く深い呼吸が耳元で聞こえていた。…それに合わせて大きく上下する胸も、最初は小ぶりなグレープフルーツ大のものが、今やスティーブの手に余りそうな膨らみにまで成長し、しっかりとした重みが彼の胸板にのしかかってくる。

ちらり、と視線を胸元へ向けて、スティーブはびっくりした。

ぼくの…ぼくのスウェットが…はち切れそうだ! いったい、どのくらいの大きさになってるんだ?

彼女の背中で握っていたはずの両手も、いつの間にか離ればなれになり、胸板の上に大きく隆起し、膨張するバストのせいで、背中に回していた腕も、今ではせいぜい肩胛骨の辺りまでしか届いていない。

とうとう、彼女の額はちょうどスティーブの額にくっつくほどにまで背が伸びていた。…しかし、まだ、彼女の成長は止まる気配がない。

「あれ…?…おかしいぞ…あの薬の量なら、もうすぐ…」

スティーブは、どんどん増えていくティムの妹の重さを支えるのに、かなりの力を出さなければならなくなっていた。

…もしかして、もう、ぼくの体重を越えてるんじゃないか?

そう思って、ふと彼女の両脚を見降ろし、スティーブは唖然とした…自分のスウェットのアンダーパンツから、もうふくらはぎが半分以上飛び出している!

またバランスを崩して倒れ込みそうになり、スティーブはあわてて背中に回していた手を放し、彼女の身体を支えようとする…と、手のひらいっぱいに、ふっくらした弾力のある感触が伝わってきた。凄まじい成長を続ける彼女のバストだった。あっという間に、その重みが彼の手のひらどころか、手首から前腕にまでずっしりとのしかかってくる。

「…あ…う…んん…」

スティーブが思わず動かした指が、ちょうど彼女の豊満な膨らみの先端をまさぐっていた。彼女のため息は、彼の額に当たり、生え際の髪を揺らす。
…彼は、自分の目の前に迫っているのが、ティムの妹の首筋だということに気づいた。しかも、身長148cmのときのひ弱な感じはどこにもなく、肩から筋肉がしっかりと盛り上がってきている…。

( …そんな…馬鹿な! どうして、こんなに大きく… )

と、ずっしりしたバストの感触と、身体にかかっていた重さが、急になくなった。…そして、頭の上で深い、ため息のような深呼吸が聞こえてくる。

「…ふう…。ん…あふん…。…あ…、だ…だいじょうぶ?」

そんな声がして、今度は、スティーブの両脇に手が差し込まれたかと思うと、身体が、ふわり、と持ち上げられ、膝をついた姿勢から立ち上がることができた。

なにが起きたか、まだよくわからないまま、スティーブは声のする方に振り向く。…そして、ティムの妹の顔を、見ようとした。…しかし、真正面には、彼女のあごが見えるだけだった。…自然と顔を上に持ち上げていた。

GSの効き目は、予想以上だった…スティーブが彼女と眼を合わせるためには、20cm以上見上げる必要があった。…たぶん、身長は190cmを越えているだろう…。172cmあるスティーブのスウェットシャツが、どの部分も寸足らずで、まるで子ども服のようにしか見えない。

「ありがと、スティービー。おかげさまで、あたし、こんなにおっきくなっちゃった…どうかしら? お気に召しまして?」

そういうと、彼女はぐい、と胸を張り、そのすさまじい胸の隆起をさらに盛り上げる。Hカップ? いや、J?…いったい、どのくらいのサイズがあるんだろう? あまりの巨大さに、スウェットのすそが持ち上がり、おへそが丸見えになっていた。

その引き締まった腹筋には、うっすらと筋肉のへこみが見えている。
「…す、スティービー…だって? …その言い方は、やめてくれないかな…」

「…あら、呼び方が、お気に召さないのかしら? スティービー? …でも、この…身体は、いかがかしら?」

そう言うと、今度は、両腕を頭上に持ち上げる。その太さは、スティーブの腕の倍はある。畏れと誘惑とが混じり合い、スティーブはそこから全く眼を放せなくなっていた。…それでも、まだ残る理性が、彼のからからに渇いた喉を動かしていた。

「…た、頼むから、その‘スティービー’と、いうのは、やめて…くれない…かな…」

ティムの妹は、それを聞いてやさしく微笑むと、両腕をゆっくり身体の脇に降ろしながら、肘を曲げて二の腕に力を込めていく。
すると、みるみるうちに上腕の筋肉が盛り上がり、袖の生地が、引き千切れんばかりに伸びていく…。

「ね、どう、スティービー? ただ、おっきくなっただけじゃ、ないみたいよね…」

彼女はゆっくりと一歩、スティーブに近づくと、右腕に力こぶを盛り上げたまま、呆然とする‘小柄な少年’の肩を掴み、今度は目の前でさらに右腕に力を込める。…すると、二の腕の部分の繊維が、すさまじい膨張に耐えきれず、ぴちぴちっ、と悲鳴を上げ始める…。

「力だって…、たぶん、あなたの何倍にも…ね。ごめんなさい、スティービー。GSをもらう前だったらよかったのに…。ここまで成長したら、この‘ティムの妹’に、あなたが〜もちろん、あたしの兄だって〜何かを、頼む、なんて、できるのかしら?」

スティーブは、ごくり、とつばを飲み込んだ。

( もしかして、ぼくは…とんでもないことを、しでかしたのか?… )

しかし、その恐ろしい思いも、ティムの妹のつぎの動作で、あっという間にどこかに吹き飛んでいってしまう。

「…でも、ね…スティービー…そんなこと、たいしたことじゃ、ないって…思わせて、あ・げ・る…」

そういうと、肩に置いた左手でいきなりスティーブの両手を掴み、とてつもない大きさになったバストに導き、力いっぱい押しつけ、彼の両手の上からぐいぐいと揉み込んでいく。

「…ほぅら、あなたの薬のおかげで…こんなに、素敵な…おっきな…ものが…ふたぁつ…も。…ね…うふふ…。」

両手でも掴みきれないほどの、巨大な、柔らかく瑞々しい膨らみ…ティムの妹が力まかせに押しつける勢いのまま、あやつり人形のように両手を動かしていると、そのとてつもない大きさの先端が固くこわばり、スウェットの上からはっきりと感じ取れるようになっていく…。

スティーブの頭の中は、真っ白になっていた…。


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