< すでに、やく、というより、そうさく、になっています >
【....魅惑のボディ】その9



ケンが目を覚ますと、朝5時過ぎだった。あわてて飛び起きて気がつく…きょうは日曜日だ。
重みでスプリングがゆがんだベッドには、ケンだけが一人きり。…目の前にあった娘の巨体はどこにも見あたらなかった。

まさか、もう出ていってしまったのか....

浜辺で微笑みながら、まわりの男たちを楽々と見下ろして...両手でもやっとつかめるかどうかという巨大な乳房に自分の顔を埋め...絶妙の舌使いで太くたくましい肉棒を作り出し...クライマックスには、70キロの自分の身体さえ軽々と持ち上げる....

そんなふうに豊満なボディをめぐるさまざまな光景を思い出し、昨夜のできごとが、夢だったような気持ちになりかけたとき、ケンは、ベッドの下に、彼女のでっかいタンクトップとショーツ、ホットパンツが散らばっているのに気づいた。

…娘はまだ家の中だ。

ほっ、として、ケンはトランクスをはき、トレーナーをはおると、散らかった下着を乗り越えて部屋を出る。

娘はキッチンで、開いた冷蔵庫の前にしゃがみこんでいた。ケンが来たのに気づくと、笑顔を見せる。

「あら、おはよ。…ね、食べるもの、ないかな?」

ケンは肩をすくめる。
「あ、いや、金曜日にキャティが買い物に出てるから、いつも土日には冷蔵庫がぎっしり....」

ケンの声は途中で消え入る。

冷蔵庫の中はほとんどからっぽだった。カウンターにも床にも、食べ物の空き箱や空き缶・瓶、パッケージが散らばっていた。

「....キミが....全部?」
「だって...お腹が...空いちゃってぇ..」
「だが、楽に1週間分はあったはずだ...しかも、家族4人分だ!」

娘は肩をすくめる。それに動きを合わせるように、ケンの目の前で、豊満きわまりないミルク色の砲弾が、ゆっさ、ゆっさ、と揺れ動く。

「育ち盛りのコは、ちゃんと食べなくちゃ、ね!...ほら」

そう言うと、娘は自分の言ったことを強調するように、立ち上がろうとした。

…ああ、信じられない…彼女の顔はぐんぐんと上に上がっていき、あっという間に食器棚のてっぺんを超えていく。ごぇん、と、鈍い音がして、頭が天井にぶつかってしまう。娘はその巨大な体躯を思わず縮める。

そのショックで、胸板の上に突き出ている超巨大な肉房が、ばるん、ぶるん、と揺れる。
「あいたっ!」

ケンは思わず目線を上から下へ。娘は、脚をまだほとんど伸ばしていない。しかも、キッチンの天井までは、2メートル半はあったはずだ…
この娘は...きのうより...さらに大きい!
きっと身長は3メートルを超えている!!

ケンの驚く顔に気づき、娘が微笑んで見下ろしている。

「うふん...あたしね、絶対太らないの。どうしてか、運がいいのね。背が伸びるだけ。」
 くったくなくしゃべる言葉は、ハイティーンのものだが、身体は大人以上だった。

ケンはあわてて外から見える窓に駆け寄ると、ブラインドを降ろした。

…素っ裸の見知らぬ女性が、しかも、あきれるほど大きなからだと、とてつもなく豊満な超特大の双房を揺らしながらキッチンにいる…その巨体は、窓を覆わんばかりになっている。…信じられない光景だとしても、いつ外の誰かが気がついてもおかしくない。

そのようすを見て、娘は無邪気にくすくすと微笑んでいた。

「ふふ...あなたって...ステキ。それにスゴかった。...オトナって、経験があればあるほど、女の子をどう悦ばせるかよくわかってるって聞いたけど、ホント。...あたし、もう二度と若いコとなんかできなくなっちゃう....ほんと素敵よ、ケ・ン....うふふ」

ケンは、笑みといっしょにぶるんぶるん揺れる超巨大ボインに唖然としながら、ふと気がついた。

「…どうして、私の名前が?」
「え? だって…ほら」
娘は笑いながら、ケンの前にあぐらをかく。大きくなった体は、そうすることでケンの顔をちょっと上目使いで見るくらい。その表情がまた魅力的だ。娘は、ケンのトレーナーの胸元をちょん、とつつく。

「これ、あなたのでしょ?」

娘がつつく指先を見れば、確かに「Ken」と名前があった。

娘はおかしそうに胸元をつつくのを繰り返す。そのたびに、上半身がぐら、ぐらと揺れてしまう。自分のふたまわりはありそうな娘の手。その人差し指の力強さを、ケンは意識せずにはいられなかった。ふたたび、股間がむく、むくと堅くなっていく。

娘はゆっくりと上体をケンに近づけると、ケンの頬にキスをして、耳元に口を寄せて柔らかくささやく。

「...あなたの名前がわかったから、こんどはあたし。…あたしは、フェイ。」

「そ...そう、フェイ、ね。」 ケンはその声でさらに股間に血液が集まるのを感じる。

しかし…。今は夜ではない。

週末は夜更かしで寝坊する近所の人たちもそろそろ起き出す頃だ。たしか、キャティも早めに戻る、と言っていた…。口づけをしようとする娘から少し後ずさると、両手を上げて止める。

「いや、その、確かにキミは、とっても素敵な女の子だと思う。それはもう...きのうは楽しかった。認めるよ。...だが、まぁね、その...そろそろキミも帰ったほうが....私の妻とこどもたちも、今日は早めに戻るって言ってたんでね...」

フェイはまったく意に介さず、後ずさるケンの身体の両脇にぐい、とたくましい腕を伸ばしてきたかと思うと、抵抗する間もなく、全身をその一回り以上大きく成長した乳肉の谷間に引きずり込まれてしまう。頭を巨大な掌にがっしりと掴まれ、谷間に押しつけられる。巨大なつきたて餅のもちもちした感触が顔中に広がる。息ができない。

空いている左手で、両方の巨大な山脈を持ち上げて揉み込みながら、肘も使ってケンの顔をさらに挟み込む。もがくケンを見ながら、フェイは艶然と微笑んでいた。

「ね....また..し・ま・しょ?」

顔中を豊満すぎる乳肉から逃れようとして、むぐむぐと顔を動かすが、がっしりと押さえつけられ身動きがとれない。それでもケンは口を開き、くぐもった声で抵抗する。

「む...むり..だ...で..きない...むぐ...てゅ...つ...つまが...む...むどぅ...も・む..むどぅって...く..る..」
「あら、じゃ、なおさら。いますぐ、はじめましょ、ね?」

ケンは首を振ってせいいっぱい抗議する。しかし、その動きが、かえって娘の超巨大な房をぷにゃ、ぷに、と刺激するのか、フェイはさらにケンの頭をその途方もなく大きくなった乳房に押しつけ、甘い吐息を漏らし始める。…ケンは、その凄まじい力にけんめいに抗いながら、巨大な乳房の中でせいいっぱいの声をあげる。

「む...むり...だ...で..できな....い..」

突然、電話が鳴った。



<Graphs-Topへ>  <<もくじへ  <戻る  つづく>