女の子の乳房に、僕が触れた人生で最初の体験だった。それに触れた感触は、とても良かった。絹のようだった。吸いつくように柔らかい。そのくせ指先を締めつけてくるような弾力が肉にあった。僕の掌に、ちょうど合うサイズだった。
口の中が渇いた。僕の心に、それがもっと大きく成長すればよいと言う願いが、膨れ上がっていた。背丈も、僕の肩の位置で留まってはいなかった。頭の天辺が、口元まで上がってきていた。ダービィは、気持ち良さそうに目を閉じていた。彼女の熱い吐息が、僕の首筋をそっと撫でていった。
ダービィは大きくなるにつれて、さらに多くのローションを要求するようになっていった。そして、正直に言って、僕達にも「トリートメント」を実行する事が、さらにさらに楽しい行為になっていった。今では、たっぷりとしたおっぱいの肉を、僕達の目の前で、魅惑的に揺らしてくれていた。
彼女自身も、どんなに大きくなっているのかということを、見せびらかすことで、快感を覚えていたのだろう。僕達が、大きくなっていくおっぱいをマッサージしているとき、彼女の顔は喜びと誇りに輝くようだった。
もうこの頃には、僕達はボトルの四分の一を消費していた。ダービィは、新しい下着を着用して驚かせた。
「あたしは、32のBになったのよ。ボーイズ!」
誇らしげに宣言していた。
「ねえ、どう?あの女の子用のブラは、もう、あたしには、合わなくなっちゃったのよ。ああした類のブラは、小さな女の子向きの、子供だましでしょ? あたしのように、大きな女の子には、もう合わないのよ」
誰もがダービィの変化に気がついていた。彼女を10歳だと思う人間はいなかった。13か14歳ぐらいだろうと誤った判断をされていた。それというもの、手に入れたのは、相当な胸元の高さだけではなかったからだ。
身長の方も、4フィート5インチから、5フィート2インチへと急速な延びを示していたか。今では、姉のスージーよりも、わずか2インチ低いだけになっていた。しかも、彼女は、以前よりも大人びて、成熟した体形になろうとしていた。
「あたしは、成長期に入ったのよ」
質問して来る、すべての人への答えだった。
「気に入ってくれた?」
僕達は、彼女がより年上の少女たちに混じって歩いているのを良く見かけた。第7か8学年の少女たちとだ。
一方、スージーとヴェロニカとシーラは、怒りと嫉妬を心に秘めながらも、何も出来ずに家に引きこもっていた。
勿論、彼女は、恋をするようになっていった。乳房を得ると言うことは、恋をする権利を手に入れたということに等しい。彼女は、姉やその友達の目の前で、恥ずかしげもなく、僕達を誘惑した。あのボビー・リディックにさえも、声をかけた。他の男の子たちに対しても、手当り次第だった。怖れをしらない性格になっていた。もし好みの男の子を見かけると、傍に歩いていく。何のためらいもなく、声をかけるのだった。
しかし、彼らのすべてに対してよりも、マーシャルと、マゴットと、僕達に対しては、より馴れ馴れしく応対するようになっていった。僕達に「ハイ!」と気安く手を振っていた。あるいは頬にキスをした。
そして、もちろん、あれを見せびらかした。まず数ポンドのファストフードを平らげてからだった。その後で、日課の「トリートメント」を開始するのだった。
僕達は、シーラとヴェロニカと、彼女の姉についてどうするかを話しあった。
「僕達には、この薬が、まだたっぷりある」
勇気を持って切り出していた。
「君だって、まさか独り占めしようとは、思っていないだろ?」
彼女は、「トリートメント」のために、午前中に地下室を訪れていた。ちょうど10回目のセッションの時だった。
僕達二人きりだった。マーシャルは、マムと買物に出かけていた。マゴットには、モトクロスのレースがあった。
ダービィの胸は、この頃には、もう僕の手のひらには、余るほどのサイズになっていた。乳房は、垂れ下るということが全くなかった。乳房の下側は、胸の筋肉から、なだらかな斜面を作って盛り上っていた。完璧なコーン型の形をしていた。
マリリンモンローなどの大人の女優がそうであるような、涙滴型の成熟した形態には、まだなっていなかった。さらに僕の胸の鼓動を早くしたことがある。彼女が僕の両眼を、まっすぐに見つめている事だった。今では、マゴットよりも背が高くなっていた。彼は、彼女のことを少し怖れるようになっていた。
彼女は、ため息をついていた。そして、裸の胸を僕に押しつけるようにして、身体を預けてきた。乳房の弾力が腕と胸を圧迫するのを感じていた。
「お願い。スージーやヴェロニカには、言わないでちょうだい。まだ今のところはよ。ジミー。これって、とても面白いのよ。あたしたちの、小さな秘密にしましょ。あなたとあたしと、それに、後二人だけの。
あたし、みんなが自分に注目してくれるのが、嬉しくて仕方がないのよ。誰かに、見られることが好きなの。あたしが、もうスージーよりも、大きくなっていることは、あなたにも、わかっているでしょ?
彼女、あたしの身に起っていることが、怖くて仕方がないらしいの。あたしが、彼女の可愛い小さな妹では、なくなってしまったから。家の中でも、あたしのことを避けるのよ。ひどいわ。あたし寂しいのよ」
もう一度、深いため息をついていた。僕の目を見上げていた。カールした赤毛の房が、乳房の美しい景観を僕の視界から隠していた。でも柔らかく僕に押し当てられている感触は、充分にたんのうできていた。
僕は、少しだけ屈み込んでいた。彼女の唇にキスをした。即座に、強い力でシャツの襟元を掴まれていた。彼女の口に、もっと強く押し当てるようにされていた。熱い小さな舌が、口の中に挿入されてくるのを感じていた。
乳首は胸の上に擦れて滑った。さらに身体を密着させてきた。シャツのボタンが外されていた。前を開かれていた。乳房が、僕の素肌に押し当てられている。熱い体温を感じていた。まったく経験のない感触だった。
「分かっているんでしょ? あたしは、あなたのガールフレンドに、ずうっとなりたかったのよ。ジミー。ガールフレンドが欲しくない? …こんなのは、好き?」
ジーンズのボタンが外されていた。前のチャックを下ろされていた。手が、ボクサータイプのパンツの中に滑り込んできた。僕の肉棒は、彼女の知りたいことのすべてを雄弁に物語っていた。
再び、熱いキスをされていた。固くなった僕のデカブツを片手で握られていた。小さな手で、上下に愛撫してくれていた。
「あなたも、あたしを自分のガールフレンドにしたいと、思ってくれていたのね? ジミー。嬉しいわ。あたし、今でもあなたの可愛いダービィよね?」
「き、君は、もう小さな女の子じゃないだろ? ダーブ」
ぎこちなくどもりながら答えていた。僕にはわかっていた。
これからの自分は、彼女が喜ぶことならば、何でもしてやるだろう。どんなことであっても。
「そうよね。あたしは、もう小さな女の子じゃないわ。でも、まだ、充分に大きくなってはいない。もっとちょうだい」
はあはあと荒い息をついていた。手の動きは止らなかった。
僕は、ボトルの蓋を取った。掌にローションを注いだ。優しく乳房に塗りこんでいった。彼女は僕の顔を見上げていた。その瞳には、勝利の光があった。言葉よりも何よりも、彼女の思いを雄弁に物語っていた。
「まだ、あたしが、望んでいるような大きさじゃないのよ」
「他のみんなは、どうする?」
僕は、あえて尋ねていた。
「他の二人のことさ?」
「ああ、あいつら!」
「奴らのことなんて、心配しないで。あたしが、何とでもするから。みんな、とってもいい子なのよ」
それは、僕だけが、アレンの冷蔵庫に隠してあるローションを取りだす鍵を持っていて、その暗証番号を知っているからなのだ。僕が、彼女が必要とする一人であるのは、そのせいだった。ぞっとしていた。
僕は、仲間たちを緊急に招集した。次の日、ダービィが、ショーを繰り広げる前に、全員にその場に居て欲しかったのだ。
僕は、すべてを、ありのままに披露した。ダービィが言った言葉もすべて、そのままに伝えた。彼らは激怒していた。
「僕らは、この件では、結束しなければならない」
マゴットが提案していた。
「三人は、いつもいっしょだ」
これで上手くいくと思えた。しかし、ダービィは、さらに先を読んでいた。
*
4.
ダービィは、その日、同じ第4学年の仲間といっしょに、地下室を訪れていた。
カーリーヌ、シャンドラ、アビー、それにアビーの小さな妹のオクタヴィアだった。
女の子達は、アレンのベッドの端に座っていた。両眼を、お皿のように大きく見開いていた。ダービィが紹介をしていた。
カーリーヌは、きらきら光るような瞳の持ち主だった。
「おっぱいを、大きくするクリームを持っている男の子たちがいるなんて、あたし、まだ信じられないわ」
「それなら、どうして家に残らなかったのよ。カーリーヌ。ぺちゃぱいのままでいたいわけ?」
ダービィが言い返していた。オクタヴィアが、くすくすと笑っていた。金髪の大量の髪。青い青い瞳。
「彼女、いくつなのさ?」
マゴットが、オクタヴィアを指差していた。
「七歳よ」
姉のアビーが答えていた。同じような金髪だった。しかし、妖精ティンカーベルのように短く切っていた。
マーシャルは鼻を鳴らした。
「彼女も、おっぱいが欲しいのかい?」
「あたしたち、みんな、おっぱいが欲しいのよ」
シャンドラが、みんなの意見を代表して答えていた。姉妹のブロンドが輝いているのと同じぐらいに、深く暗い髪の色をしていた。
「ダービィは、あなたたちならば、あたしたちに、それを与えられると、約束してくれたわ」
「この不信者たちに、それを証明してあげましょうよ」
ダービィは、声に出して笑っていた。プロテインの棒の包装を破っていた。
「ジミー、あなたテープのメジャーを持ってる?」
「マムの部屋には、あったと思うな」
僕が戻って来た時には、ダービィは、上半身のストリップショーを演じていた。七組の瞳が印象的な巨乳に引き寄せられていた。
「測って!」
命令していた。
「まず、アンダーバストからよ。ジミー」
ダービィの肋骨にテープのメジャーを回した。乳房の真下の位置だった。25,26,27。
「メジャーがはりついたわ。目盛を読んでちょうだい」
彼女は、27インチと8分の3のサイズだった。(=69.53cm)
「それじゃ」
指示が続いた。
「今度は、トップ・バストよ。おっぱいの一番、高い位置で測るの。テープが、床と平行になるように気をつけてね。目盛を読んで頂戴!」
他の女の子達は、もっとよく見ようとして、顔を近づけていた。僕は、彼女のバストの、もっとも充実した部分の高さを正確に測定するために、意識を集中していた。テープが自分の胸の周りに回されるのを、ダービィは誇り高い微笑を口元に浮べながら眺めていた。オクタヴィアが数字を読んだ。
「31,32,33、34インチと8分の3」
「34インチと8分の3」(=87.31cm)
ダービィが、数値を再確認するように自分で繰り返していた。
「さてと、みんな、ローションは?」
カーリーヌ、シャンドラ、アビー、そしてオクタヴィアの四名は、マーシャルが注意深く、ローションをダービィの乳房の皮膚に塗りこむ光景を、至近距離から凝視していた。
その間にも、ダービィは、もう一本のプロテインのバーを食べていた。「トリートメント」が、効果をあらわすのを待っているように見えた。
「もう一度、測定してくれない」
穏やかに促していた。食べ終っていた。
カーリーヌが、テープのメジャーを僕の手から取っていった。
「今度は、あたしにやらせて」
彼女の声が擦れていた。
テープの「0」の目盛を、ダービィのエレクトした右の乳首の先端に当てていた。もう一方の端を持って背中のほうをぐるりと回っていた。それから、前で合わせていた。
「ここが、33,34。いえ、いえ違うわ。実際には、35はあるかしら。いや、そうね。34と4分の3。8分の7。もっと正確に言えば、16分の15」
ダービィは、軽い一歩を踏みだしていた。裸の胸を揺らしていた。
「使用前:34と8分の3インチ。使用後:34と16分の15インチ。これって2分の1インチのプラスでしょ? 信じてくれた?」(=88.74cm)
ダービィは、何気無さそうにブラをつけていた。そして、僕達全員が、大きくなりすぎた乳房が、ブラから溢れそうになっている光景を目撃したのだった。両サイドが、ぴちぴちに張りきっていた。上半球の部分も同じだった。乳房の肉がくびれていた。
「いやん! 見てくれたア? このブラ、小さすぎるわあ!」
ダービィが、シャツを着ている間に、他の者は、シャツを脱いでいた。僕達は文字通りに、濡れ手に粟で、四人の熱心な女の子たちの胸に、ローションをマッサージしながら塗りこんでいた。一人ひとりが、「トリートメント」の後で、顕著な変化を見せていた。しかし、オクタヴィアだけは、幻滅を表現していた。
「でも、あたし、ダービィのような、大きなおっぱいが欲しいの〜〜〜!」
駄々を捏ねていた。
ダービィは、オクタヴィアの滑らかな濃いブロンドのヘアを背中に撫でてやっていた。
「あたしは、こうなるまでに、もう11回のセッションを試しているの。毎回、少しずつでも、必ず大きくなるわ。約束する!」
*
振りかえってみると、不思議な気がする。次の二週間の行為が、自分でも納得できないのだ。それは、あまりにもクレイジーな日々だった。
*
僕は、一度に二本のボトルを、マグとマーシャルに手渡した。彼らは、とても忙しかった。マゴットは、カーリーヌとシャンドラの係りだった。マーシャルは、あのヴァン=ダイクの名画から、抜け出てきたような金髪の姉妹を相手にしていた。
*
僕は可愛いオクタヴィアに、五日後に道で偶然に出会った。胸の蕾は、すでに膨らんでいた。今にも花を咲かそうとしていた。通りの角に立っていた。小さな友達が、アヒルのように周囲で、があがあと鳴きかわしていた。
しかし、すでに頭ひとつ分、大きくなっていた。カットオフのTシャツを着ていた。ちょうど臍の上で切られたデザインだった。僕に手を振ってくれた。マーシャルとの待ち合せの時間を、忠実に守っているのだ。
すでに二個の優しく膨らんだ小山を芽生えさせていた。Tシャツを柔らかく押し上げていた。おっぱいに押し上げられて、シャツの生地に、一段、二段、三段と皺が寄っているのを数えていた。
ダービィのように、食欲が旺盛になっていた。小集団の中心に立っていることは明白だった。彼女が動くと、他の少女たちも機動車に繋がっている車輌のように動いた。
もう一度、手を振ってくれた。乳房がその動きに連れて、上下に揺れていた。
*
しかし、ダービィの変化と比較すれば、そこには何も複雑な問題はなかった。
僕はダービィの問題については、他の二人には任せずに、全部、自分で引きうけることにしようと決めていた。僕でさえも、少しだけ怖いと思える存在になっていたからだ。
いや、少しではないかもしれない。ひたすら食べ続けている。ミルクシェイクも、チキンも、たくさんのファットとプロテインも。そして、大きくなっている。さらに大きくなっている。
*
二日後、彼女は、また、あの女の子達を連れてきた。ブラウスのボタンを外した。僕に最新の取得物を見せた。
新品のブラジャーだった。34のCカップだった。
日課である、使用前と使用後の測定結果の報告を求めた。「トリートメント」の前に、ダービィは、35と16分の3インチだった(=89.37cm)。最後には、35と8分の5インチになっていた(=90.49cm)。
*
次の日、テープの記録を、36と16分の2インチと更新していた(=91.76cm)。
良く思い出すのは、その時が日曜日で、アレンのベッドの上で、ヴィデオを見ながら、かなり長い時間、じゃれあっていたからだ。
僕達二人とも、そんなことをしているとは意識してもいなかった。いつのまにか下着をすべて脱ぎ捨てていた。素裸になっていた。ダービィは、腰を僕の上に乗せて、回転させていた。
「もっと、もっと、もっと大きくして」
喘いでいた。
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次の日。36と8分の7インチ(=93.66cm)。一日としては最大の増加量。エレクトした乳首は、直径を1インチの8分の1増大させていた。
「測定してみましょう」
乳首は、乳房の中に恥ずかしそうに首をすくめて埋まっていた。ダービィは、チョコレート味のビタミンドリンクを啜っていた。
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次の日の「トリートメント」の後では、驚異の37と2分の1インチ(=95.25cm)を達成していた。34のCカップのブラさえ小さすぎて入らない。使えない状態になっていた。
測定の時だ。ダービィが、僕を見下ろしていることに気がついた。
「こんにちは。おちびさん」
彼女は、この状況を面白がっていた。
「こんにちは。お嬢さん」 そう答えていた。
僕を抱き寄せて強烈なキスをしていた。
「デートしましょ。今度の金曜日。あたしたち映画館だって自由に入れるわ!」
僕は、賛成していた。ただ、明らかにダービィは、僕に命令を下すという状況に慣れつつあった。
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