おおきな、ロシアから来た留学生のおはなしのつづきです。きゃべったさんのすばらしい、さくひんです。ありがとうございます。
きょねんの11がつに、ちょうだいしていたのですが…ほんとうにごめんなさい。なまけものの、WarzWarsをなにとぞ、おゆるしください。


【ロシアからの、留学生】 さく: きゃべったさん

 その6    2008.Nov.12



「じゃ、いくぞ修弥、そこで見ていてくれ…」

投げキッスを僕に飛ばすと、ティーナは軽く上半身を捻り、テイクバックしました。
軽い動作でしたが、その巨大なバストが、ばるるぅぅんん、と大きく揺らぎ、そして…。

ずどぉぉぉぉん!

耳を劈くような大きな音が、サンドバックから響き渡りました。
僕の身体がビクンッと硬直してしまうぐらいの轟音。
その音を聞いただけでも、ティーナの爆乳はとてつもない威力でサンドバックを打ち抜いたのが分かります。

「あん…んんっっ……。…どうだ、修弥?」
過い サンドバックを打ち抜いた感触が気持ちよかったのか、小さく甘い声を出しながら、少し頬を赤らめつつティーナは僕に聞いてきます。

「ええっと…」

僕は甘い声を上げたティーナにどぎまぎしながらも、気にしてない素振りで画面に目をやりました。

「………」

その画面を観て、僕は固まってしまいました。
さっきまで写っていたボクサーの画が消え、今は真っ黒になってしまっています。
それになんだか機械の中から、モーターが空回りしているような奇妙な音がしてるし…サンドバックもひしゃげてしまっていて、見るも無残といった状態です。

間違いありません、ティーナの放ったバストパンチ一発で、パンチングマシンは完膚無きまでに破壊されてしまったのです。

いくらゲームセンターの遊具だからって、安全面を考えて強度はかなりあるはずです。
それなのに、たった一度胸を振り回しただけで…
確かに柔らかいけど、中身はムッチリと詰まっている途方もない弾力を持つスーパーバストです。
僕の握力では少し指を食い込ませるのがやっとで、その押し返してくる弾力にすぐに手が疲れてしまいます。

どうやらこの胸は、ティーナが力を加えれば、70kgは軽くあるとんでもない破壊兵器になってしまうようです。

「修弥…修弥、どうかしたのか?」

そんなことを考えている僕の後ろに、ティーナが近寄ってきました。と思ったら…

「ふぇっ!?」 とつぜん、後頭の周りが何か暖かいものに包み込まれました。

彼女は僕の背後から覗き込みように身を屈めているようです。
爆乳で頭を挟み込むようにしてきたんです。そのため、両肩にもズシリと凄まじい重さが掛かってきました。
あまりにも大きすぎて、自分の左右どころか、むっちりと僕の鼻までふさいでくるんです…。

1m近くも前に飛び出しているその猛烈な膨らみは、普段の生活の中でもよく僕の身体に押し付けられます。
そのたびに僕は顔を真っ赤にしてしまうのですが、最近ティーナはそんな僕をからかうのが楽しいみたいで、どうもわざと押し付けてきているようなところがあります。

今も、胸で挟んでいるのは分かっている筈なのに、まるで僕の頭を揉み解すかのようにタプンタプンと胸を揺すってきているんですから…
でもそんな、ついさっき易々とサンドバックを破壊したはずの凶器の中で、そのたっぷりすぎる柔らかな感触に、僕はやっぱり顔を赤らめて俯いてしまいます。

でも、とっても気持ちが、いい…。やめてほしいなんて、勿体無くて言えない…


「…ふむ、どうやら私の胸に、耐え切れなかったみたいだな」

大きすぎる膨らみに包まれて、ぽやん、としている僕のことに気づいていないのか、ティーナは僕の頭越しに覗きこんで、パンチングマシンの状態を確認しました。

「手加減するために胸でやってみたのだが…どうやらあれでは手加減が足りなかったみたいだ」
「う、うん…そうだね…」

ムギュムギュとその豊満すぎる胸で僕を押しつぶしながら、楽しそうに声をかけるティーナ。その囁くような甘い声に、緊張している僕は呆けたような声で答えます。

「ふふっ…どうだ修弥、私の胸は。こんなに柔らかくて大きいのに…あんなにも簡単にマシンを壊してしまうんだぞ? これをもし、本気で人間相手に振り回したら…どうなるだろうな…」

片方だけでも僕の頭よりも何倍も大きい、特大の膨らみがさらに僕の頭を優しく圧迫してきます。

この胸をティーナがちょっと本気で振り回したら、ボクシングのヘビー級チャンピオンだって、きっとこのバストだけでKOできてしまうでしょう。
チャンピオンがどんなに強烈なパンチを放ってもティーナの逞しい肉体にはダメージ一つ与えられず…
それどころかティーナが軽くその巨大なバストを振り下ろすだけで、まるでカエルを叩き潰すかのように簡単にマットへと沈めてしまう…
そんなとんでもない光景が目に浮かびます。

「す、凄過ぎるよ、ティーナさん…」
「ふふっ…そうか。ありがとう♪」

僕が褒めると、ティーナの嬉しそうな声が聞こえてきました。

本当に、ティーナの身体は凄すぎます。
僕の理想をはるかに超えた、常識外れの超肉体。
でも身体だけじゃなくて、少しおっちょこちょいだけど、とっても優しい女の子なところも、凄く僕の好みなんです。

こんな子が僕の彼女だなんて…本当、夢みたいだ…。この素敵なバストの、なんて破壊的な魅力に溢れた…

「………って、そんな場合じゃないよ、ティーナさん!」
「…ん?」

ティーナの凄まじいバストの心地よさも吹き飛んで、我に返った僕は、慌ててしゃがみこんで彼女の巨大な膨らみから抜け出ました。

「とにかくこの場から逃げましょう! ゲームを壊しちゃったんだから…店員さんに怒られます!」

僕は慌てて手を伸ばし、ティーナのタンクトップの裾を掴みます。
故意ではないとはいえ、あそこまでゲームを壊してしまったのです。もしかしたら弁償させられるかも…
急いでこの場を離れようとしたのですが…

「ちょっと、スミマセンが…」

男の大きな声が、僕たちの後ろから聞こえました。


その声に、ティーナは爆乳から僕を解放して振り向きます。
僕も続けて振り向くと、そこにはお店の制服を着た大柄な男が立っていました。

「あのマシンを壊したのは、お二人さんですかね? いま、逃げる、っておっしゃいましたか?」

その男…身長は190cmぐらいあり、何か運動でもやっていたのか肩幅も広くガッチリとした体格の男は、鋭い目付きで僕を睨んできました。
そして男は、まるで不良か暴力団のような、ぞんざいな口調で僕に向かってきます。
ティーナではなく僕を睨んでいるのは…やはり弱そうだからでしょうか。

「このマシン、いくらだと思います? 300万ですがね…それを、あーあ、こんなに壊しちまって…
 こーりゃ“修理”なんてもんじゃあ済まないなぁ…。新しいのを買っていただかないと…ねぇ?」
「………さ、さんびゃく…まん…」
「そうそう、それにね、このマシンはうちのセンターの一番の稼ぎ頭で…1日で4〜5万いくこともあるんですよ…
 総とっかえするにゃ、10日はかかるねぇ…その間の売り上げも、もちろん弁償してくださるんでしょう…?」

相変わらずじぃーっと僕を見つめながら、お金を請求してきました。
この男、店員の中でもこうした店のトラブルを片付ける専門の、用心棒?かも…。

300万なんて大金、僕に払えるはずがありません…おまけに、10日分の売り上げ、って…よ、40万??

でも…

「…あんたさ、逃げようとしてただろ? そんな奴に、お仕置きするのも俺の仕事なんだがね…」

そう言いながら、男はもりもりと力こぶを盛り上げます…静脈が浮き上がる、すごい筋肉…やっぱり、トラブル専門だ…
でもマシンをティーナが壊してしまったのは事実ですし、やっぱりどうにかして弁償しなければいけないのかな…
そんなふうに、僕が諦めかけていると、

「…待て、修弥」

ティーナが、僕とその男の間に割って入りました。

大きくて逞しい筋肉質のティーナの背中が、いきなり目の前に現れたのです。
それはまるで、岩で出来た堅固な城壁が一瞬にしてそびえ立ち、僕とその男の間を遮断したようでした。

「…ゲームを壊してしまったのは私だ」
「壊したのは、あんたか…」

先ほどから視界には入っていたでしょうが、真正面からティーナと向き合うのは初めてのはずです。
身体を横にずらしてティーナの身体越しに男を見ると、そのまま挑戦的なポーズのまま、こんどはティーナをにらみつけています。
身長はともかく、自分の身体と体力には自信があるようです。

「…ま、壊した人が弁償する…ってのが世の中のルールだ。…逃げるつもりなら、俺をどかすなりしないとな…」
 男はさらに腕に力をこめ、盛り上がった力こぶがさらに大きくなり、シャツの縫い目がびりっ! と音を立てて裂けました。
男は誇らしげに、ニヤリと僕たちに笑いかけてきます。

首をすくめた僕の頭を、ふかっ、と大きな手が包みました。ティーナです。見上げると、彼女は僕に軽くウィンクしてきました。
そして、空いている腕を持ち上げると、軽く力を込めました。すると…
上腕二頭筋がむくむくむく…と、あっという間に膨張し、男が作った力こぶの3倍近い大きさになりました。

「…!…」

息を呑んだ男にも、軽くウィンクするティーナ。すると、今度は上半身がむくむくむくむく…と大きくなり、最初店に入る前にほつれかけたタンクトップがさらに引き千切れんばかりに膨張しました。
まるで、ティーナの身体は倍に巨大化したようにバンプアップしたのです!

それを見た男は、さっきまでの威勢はどこへやら、額に汗をかきはじめ、怯えたような表情でティーナを見上げました。

無理もありません。

250cmの長身に、うねるような筋肉が次々に盛り上がり、さらに巨大になっていく、逞しく鍛え抜かれた筋肉美。
そして、僕はもちろん、大柄なこの男すら易々と挟みこみ、揉み潰してしまえそうな、山脈のように盛り上がる巨大な二つの膨らみ。
膨大な重さにもかかわらず、逞しい大胸筋に支えられて、それは挑みかかるように、ちょうど店員の前にずどどどん!っと突き出しています。

こんなモンスターボディをもつ美少女を初めて目の前にして、普通にしていられる人なんているはずがありません。

しかし、ティーナは、ふっ、と力を抜くと、ぺこり、と頭を下げました。
「…ああ、確かに私が壊した。それはすまないと思う。」
「そ、そうだろーが! 当たり前のことだ! さぁ、弁償して…」
「…だが、弁償する必要はないだろう」
「な、なに!?」

ティーナはそう言いながら、一歩前に踏み出しました。
そして…

「…これは、事故かもしれない…ね?」

今度は、いつもなら僕にしか聞かせてくれない、甘えるような優しい声で男に問いかけると、爆乳を男の目の前に突き出します。

「私はちゃんと手加減して、これで殴ったつもりなんだが…。」

ティーナは爆乳を、ぶるんぶるんと激しく動かしました。 男はびく、と身を震わせて一歩後ずさります。

「…それなのに、簡単に壊れてしまったゲームの強度にも問題がある…とすれば、これは事故…そう思わないか?」

つい先ほど、パンチングマシンをたった一撃で壊してしまった、重力に逆らうようにツンと上向く釣鐘型の美爆乳。
それを手も使わずに、鍛えぬかれた大胸筋を使って動かしてみせます。
力を入れる度に、その途方もないバストが、只でさえはち切れそうなタンクトップをさらに大きく盛り上げ、ぶぅわん! と膨らみ、前に飛び出し、また元に戻る…それが何度も繰り返されました。

その迫力ある動きに、男は緊張した面立ちでゴクリと唾を飲みこみます。

「こんなにか弱い、おっぱいで壊れてしまうゲームなんて…欠陥品だろう?」

ティーナはさらに身体を前に倒します。とうとう男のつい鼻先にまで爆乳が突き出されます。
たくましい体つきの男の顔が青ざめていきました。
このおっぱいがどれだけの破壊力を持っているのか…ティーナの後ろにあるスクラップにされたゲームを見て、ある程度想像がついたのでしょう。

恐ろしさから、でしょうか? いえ、それだけではないようです…。
よく見ると、男の姿勢が微妙に前屈みになっていて…へっぴり腰気味になっています…?


「…そうだ、せっかくだから私のこのおっぱいがどういうものか、味あわせてやろう」
「へ?」

男が間の抜けた声を出した時、すでにティーナは動いていました。
ティーナの手が男の両肩にかかると、身体を横に向けさせてグイッと引っ張り込みます。

「ぶふっ!!」

男の頭…どころか上半身が、ティーナの爆乳に挟み込まれました。
僕よりもはるかに大柄な男の身体が…あんなにも簡単に…
ティーナは、男の身体ごとその巨大すぎる膨らみを両腕でがっちりと押さえ込んでしまいました。

ティーナの巨体の中でも、アンバランスなまでに飛び抜けて巨大な、3メートルを超える大爆乳です…
男は必死にもがいているようですが、大爆乳にすっぽりと包み込まれ、両腕さえ肘の半分くらいから手の先までしか見えません。
その両腕があてもなく蠢いています。脚で彼女の身体を蹴りつけようとしています。

「ティーナさん! あ、あぶ…」

僕の呼びかけに気づいたティーナは、「んっ!」と軽く息を吸い込みます。
と思うと、100kgを超えていそうな男が、足もとからふわり、と浮き上がってしまいました。
ティーナは自分の巨大すぎるバストごと、軽々と男を持ち上げたのです…なんというパワーでしょうか。
改めてその凄まじさに圧倒されて、僕は尻餅をついてしまいました。

「…どうした修弥?」
「ちょ、ちょっと、ティーナの身体の凄さに驚いちゃって…」
「そうか…ふふっ、修弥…キミは後でゆっくり…抱き締めてあげるから…な♪」

驚く僕の反応ににっこりほほえみ、嬉しそうに答えると、揉みほぐすかのようにグニグニと胸を動かして見せます。
当然、その動きに合わせて爆乳に挟まれている男の身体も揺すられ…
必死に自由な足をばたつかせて逃れようとしているけど、徐々にその動きは弱まっていきます。

あ…この状況って…。そろそろ危ないかな…

僕は前に窒息させられた経験から、店員に助け船を出してあげました。

「あ、あの、ティーナさん、そろそろ…」
「…ん? そうか…別に力を込めてはいないのだが…
 可愛らしい、修弥ならともかく、こんな大男でも、これぐらいの力で逃げられないものかな…」

そうつぶやくと、ティーナはでっかいバストを押さえていた両腕をぎゅうっと一度締め付け、そして、
両手を離して男を解放してあげました。

…ドサッ。

途方もなく巨大なバストの圧迫と同時に、その支えも失ってしまった男の身体が地面に崩れ落ちます。
顔は真っ青で、ぜいぜいと大きく胸板を上下させています…まさに窒息寸前といった表情。
ティーナらからすれば軽く抱き締めたぐらいなんでしょうけど…ただそれだけで、彼女の肉体は人間一人締め落とすことが出来るのです。

「どうだ? 私のおっぱいが、どれだけ柔らかく、か弱いものか…その良さを、わかってくれたか?」

大の字になって激しく空気を吸い込んでいる男の目の前で、ティーナは膝を折り身体を沈めます。
すると、その猛烈な大爆乳がまた男の顔の前にずどぉん! と突き出されます。
ティーナは軽く左右に上半身を揺さぶり、その凄まじい膨らみがぶるぅん、ぶるぅん…と波打ちます。

「……」

鼻先すれすれをかすめて、ゆっさ、ゆっさと大きく揺れ動く、でっかいでっかい二つの膨らみ…
グラマラスすぎる肢体を目の当たりにした男とは思えない、まるで大砲を突き付けられたかのような、絶望的な表情。
確かについさっき窒息寸前にまでさせられたのですから、仕方ないかなとは思います。

「黙っていては分からないぞ…私のおっぱいの良さ、わかったか?」

そんな店員に、今度はこれまでの優しげな声とは一転、いつもの氷の様に抑制されたクールな口調。
まだ荒い呼吸を繰り返していた男は、その声で息を止め、さらに顔面が青ざめていき…次の瞬間。
ティーナの言葉に、怯えながら必死になって首を縦に振ります。

「…そうか、それは良かったな。…ところで、さっき言っていた弁償の件だが…」
「…け、け、結構です! あ、あなたのおっしゃる通り、こ、これ…じ、事故です…ど、ど、どうぞお引き取り下さい!」

男は叫ぶように答えると、這いつくばりながら、よた、よたと逃げていきます。

「…だそうだ。良かったな修弥、どうやら弁償しなくてすんだようだ。」
「ティーナさん…今のって脅し…」
「…ん? 何か言ったか?」

にっこりとティーナは僕に微笑むと、今度は僕の顔の目の前に爆乳が突き付けてきます。

見慣れているつもりですけど…いつ見ても、ど迫力の、ティーナの爆乳…
その迫力に無言のまま首を必死に横に振ると、ティーナは優しく、とても優しく僕を抱きしめてくれました。

さっき、男を締め落としかけたときとは打って変わった、ふんわりとした柔らかな感触に包み込まれます。
タンクトップの生地越しでも、ティーナのすべすべで弾力いっぱいの素肌が暖かく感じられます。
強くて、柔らかくて、優しいティーナ…その気持ちよさで、さっきのことは、ほんの些細なことに思えてきました。

まぁ…その…確かに弁償しなくてすんだから…いいよね。


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