「…これで、思い出してくれるかな?」
私の耳元に唇を近づけ、軽く、ふっ、と息を吹きかけ、ささやく少女。
なぜか私は背筋がぞくぞくしてしまう…これは、何だ?
少女は眼をつぶり、深呼吸を始める。
…次の瞬間。私は自分の目を疑った。
彼女のキャミソールの胸元が、ぐんぐん膨らんでいく!
…まるで、中に風船が仕込んであるように、さらにエアポンプかなにかで空気を入れているかのように!
しかし…その膨らみ方は単調な球体ではなかった。
乳首の辺りがみるみるうちにむくむくと持ち上がり、その周囲の乳輪から胸板の根元にかけてずっしりした重さの膨らみが、可愛らしいキャミソールの布地をあっという間に持ち上げていく。
大きくなり続ける膨らみのすそ野が広がるに連れて、盛り上がりが生地を引っ張り、股下くらいまであったすそが持ち上がり、今やかわいらしいおへそが丸見えになっていた。
あぜんとしていると、大きく息を吐いた少女は、眼を開けると、くすっ、といたずらっぽく微笑む。
「…んふふ。どう? ケンさん、これなら、思い出せるんじゃない?」
私は、目の前で起きていることが信じられず、ただひたすら混乱するだけだった。
「………」
「あらあら、ケンさんたら。おっきな、おっぱいが好みだったんじゃ、なかったっけ?」
少女は両腕で、ぐん、と私の首を引き寄せる。
あっという間に私の顔は目の前にある、その小柄な身体に不釣り合いなほどの大きさに育った膨らみに埋まってしまった。
「…む、むぐぅ…ふぁ、ふぁなふぃてくふぇ…」
「さ、思い出したかしら?」
彼女の言う事がまったく理解できず、私は途方もなく大きな胸の谷間で息がつまりかけ、必死になって首に巻き付いている少女の腕を振りほどこうとする。
しかし、思い切り引っ張っても、そのか細い腕はびくともしない。…私は愕然とする。
「…んふふふ。もう遊ぶの、やめよっか。ケンさん、まだ思い出せないみたいだし。」
少女はそういうと、窒息寸前だった私の頭をその猛烈な膨らみから解放してくれる。
「…ぷ、ぷふぁあっ! ぜ、ぜっ、ぜはっ、ぜはっ!」
「あ、ごめんなさい、ちょっと強く押しつけすぎた? でも、1年前はこのくらいじゃぜんぜん平気だったのに…ちょっと運動不足かしらね?」
? …1年前? なんのことだ?
息を整えている間、少女は私の膝を跨いだまま上半身をツイストさせ、巨大になったバストを誇らしげに大きく揺さぶってみせる。
ぶるん、ぶるん、ぶるん… 巨大なババロアが、キャミソールを千切らんばかりに揺れている。
その途方もなく大きな膨らみは、すでにハイティーンの女の子でもそうざらにいないほどのサイズにまで成長している。
カイルと同じくらいの歳…7歳にしては大柄だろうが、それでも110〜120cmほどの小さなボディには、あまりにも不釣り合いな、驚異的な大きさに…
何が起こっているのか…頭の中では混乱が渦巻いていた…
しかし、動悸がどんどん速くなり、知らず知らずのうちに、私の股間は熱くなりつつあった…
と、少女は身体を揺さぶるのをやめ、腰に手を当てて私を見つめる。
「じゃあ、こうしたら…うふふふ…わかるかな…」
「??」
気のせいだろうか…私の太ももにかかる重みが心なしか、ずっしりとしたものに変わりはじめた。
ふと、私にまたがった彼女の脚を見下ろす。かわいらしいセミロングの…
…おかしい。膝を曲げているとはいえ、彼女のスカートはそんなに短くなかったはずだが…どうして膝がしらが見えるんだ?
「うふふふ…」
私は思わずその声のする方を見上げた…見上げて?
そこには、あの少女のかわいらしい笑顔はもう見えなかった。
その代わり、私の目の前には、肩ひもがぱつんぱつんに引っ張られて肩に食い込み、さっき見た、不釣り合いな大きさのバストがあった。
まるでキャミソールが二回り以上小さくなったかのように、はち切れんばかりに膨らんだ丸い膨らみが、今にもすそからはみ出さんばかりになって、視界いっぱいを塞いでいる。
しかもそれは、とどまる事を知らないかのように、さらにどんどん大きくなっていた!
最初に感じた膝にかかる重みが、どんどん大きくなり、ぎし、ぎし、と私の座るソファのスプリングをきしませ始める。
気がつけば、少女の両ひざはもはや私の腰のあたりまで伸び、脚の3分の1近くがソファのクッションにのしかかっている。
そして、バストの膨らみで上にずり上がって丸見えになっているウエストは、もはや少女のそれではなかった…子どもらしいずん胴だったお腹は、みるみるうちにスマートなくびれを形作っていく…。
ようやく私は気づいた…この少女は、私の目の前で、どんどん成長しているんだ!!
「…うわ、ああああ…」
「やっと気づいた? あ、重くなってきたかな? …ふふっ、じゃ…こうしてあげる…」
そういうと、彼女は軽く腰を上げる。…と、両太ももにかかっていた凄まじい重量から解放され、私は身体全体がふっ、と軽くなったように感じた。
どうやら少女はカーペットの上に直接ひざまづき、両ひざで立つよう、姿勢を変えたようだ。…しかし。
「………」
彼女の眼はやさしく、しかし、濡れたような妖艶な光を湛え、私の眼をまっすぐ見つめていた。…ソファに座る、私の眼を、まっすぐに。
…そのバランスもゆっくりと、徐々に変わっていた。
しかし、その視線に釘付けになり、それを追いかける私は、自分が少しずつ首を上に曲げはじめていた……
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