今までも、薬品を直立したダービィの胸に塗りつける時に、胸元に僕の手が届いていた。両眼は、乳房の下側の麓のレヴェルにあった。乳首は、僕の額の辺りに突き立っていた。爆乳は、誇り高く、実際のところ、下腹部にまで届いていた。
乳房は、今では大きくなりすぎていて、電話番号を打ちこむためには、目の高さに電話機を持ち上げている必要があった。ダイアルが回転し、ベルが鳴る音を聴いていた。誰かが、もう一方の端で電話に出ていた。
「ハロー? アビー? あたし、ダーブ。ヘイ。ヤア! あたし、大事業を、なし遂げようとしているのよ。ねえ、聞いてる? オクタヴィアと、シャンドラと、カーリーヌといっしょに、ジミーの家まで来てくれる? そうよ。メイプル・アヴェニュー。知っているでしょ。あの白い大きな家。高い塀と緑の屋敷森があるところ。そう、そこよ。15分で来られる?
十分後、ドアベルが鳴った。僕が出た。カーリーヌがいた。アビーが続いた。それから、シャンドラ、オクタヴィアが最後だった。
みんな、ここ十日間、薬品の投与をされている。効果が現れていた。身長が、3インチ近く延びていた。ハイCか、スモールDの範囲でのスポーツブラをつけていた。
ダービィの姿を見た時には、部屋の中央に凍り付いてしまった。彼女の頭の天辺と天井の間は、わずか数インチしかなかった。爆乳は、二個の南瓜のように突出していた。乳首は、思わせぶりに、ゆっくりと揺れていた。少女たちは、息を呑んでいた。
「ヘイ。ガールズ!どう、新しいあたしを、気に入ってくれるかしら?」
「なんてことなの。ダービィ!」
と、カーリーヌ。
「あなた、いったい何をしたの?」
「これも、薬品の効果よ。一度、ある限界を越えてしまうと、一日に、一本と言うルールを守らなくてもよくなるの。あたしの目から見下ろしていると、あなたたちみんな、かわいいおちびさんとしか見えないわ。あたしを見てちょうだい! 6フィート7インチあるのよ……」
「6フィート9インチ」
僕は訂正していた。 そう、メートルの目盛りでは2メートル6センチにもなっていたのだ。
「6フィート9インチ。そして、あたしの乳房、このかわいこちゃんをみてちょうだい。こいつは、見るたびに、驚きを与えてくれるわ。ジミーは、テープをこいつの周囲に回す事も上手くできないのよ。あまりにも大きすぎて…」
爆乳を両側からマッサージしていた。ショットグラスのような乳首が、頭を擡げていた。
木の箱を指差していた。三本の空のボトルが、床に転がっていた。
「ジュースが用意してあるわ。やっちゃいなさいよ」
少女たちは、自分のボトルを手に取った。腰まで上半身の服を脱いでいた。自分自身で、薬のマッサージを始めた。
たくさんの忍び笑いと、声に出した笑いが交錯した。四人の少女たちは、踊るように身体を揺らしていた。
僕は、彼女たちの輪に、参加することはできなかった。ダービィ女王の世話をしなければならなかった。
4本目のボトルを開けた。それから、5本目だ。今では、ダービィの巨大な胸の付属物の片方に塗りつけるだけで、簡単に一本分を消費していた。彼女は、腰を屈めていないと、天井に頭をぶつけるような状態になっていた。座っていてくれるように、頼まなければならなかった。
他の少女たちは、自分達が無駄にした時間を埋め合わそうとするように、処置に余念がなかった。空になったボトルが、床に転がっていた。周囲を見回していた。どちらを向いても大きな乳房が、僕の顔を突き刺すように膨らんでいた。
乳房は、どんどん大きく、どんどん大きく膨脹していった。身長も、同じことだった。ただ、オクタヴィアだけが、かろうじて僕と同じ背丈だった。しかし、事態が進行する速度から判断して、それも、そう長い事ではないだろう。
もちろん、成長するためには、少女たちは喰わなければならなかった。
宅配ビザ屋に電話をした。中国料理のテイクアウトを利用した。タイ、メキシカン等々、配達をしてくれる店には、どこへでも手当り次第に連絡をした。
$150、$200、$250。出費が嵩んでいった。
家の前の道を通り、際限ない料理の流れが、リヴィング・ルームに運び込まれているという状況だった。
ダービィが、この状態を続ける事を望んだのだ。
エクストラ・ラージ・サイズのピザを、片手の平に乗せていた。一個のベーグルのようにしか見えなかった。
ぱくり。一口で平らげていた。
山盛りのキムチやスエットプディングも、口いっぱいに頬張っては、ごくりと飲みこまれていった。乳房を薬品の力で巨大化してもらうために、必要な栄養素を身体に流し込んでいた。
僕は彼女の乳房の造る深い谷間に立っていた。乾いた台地を潤すために、コンスタントにボトルの液体を、供給し続けなければならなかった。もう擦り付けてもいなかった。たらしてやるだけで、皮膚から吸収されていった。
ダービィの巨人ガルガンチュア一族の乳房は、薬品を摂取する効率を飛躍的に高めていた。自分の力で飲み干していた。スポンジのように吸収していた。
そして、彼女は大きくなり。さらに大きくなり。どんどん大きくなり……。
ダービィの周囲の床は、数ダースの空になったボトルで足の踏み場もない状況だった。
僕は、27本目まで数えた。が、後は覚えてもいなかった。でも、それ以上に使用したことはわかる。また空になった皿の山。テイクアウトの容器。ピザの箱。空になったソーダのボトル。そんなものが、散乱していた。
ダービィが、お尻をほんの少し動かすだけで、皿の山が音を立てて崩れていった。収拾のつかない混乱が、深まっていった。すでに小山のように隆起した、巨大な乳房の谷間を皿が転げ落ちていった。
配達の人のドアのベルに答える。その間に、ダービィの世話をしていた。さらに隙を見て、他の女の子達と会話をすることができた。女の子達の身体も、巨大化していた。興奮状態だった。
「もう42インチ(106.68cm)もあるのよ。これって、Gかしら…Hカップかも…。どう思う?」
「5フィート10インチ(177.8cm)よ。いかが?」
「どうしよう、ジーンズがきつくなりすぎちゃった。うまく脱げないのよ」
「これで、あのビッチのジェシカに、あたしのことを馬鹿にさせないわ。目にものみせてやるんだ」
「もっとピザをちょうだい」
「45インチ(114.3cm)よ。あたし、たったの7歳の女の子なのに!」
「これを見てくれない!」
しかし、僕の責任は、以前としてダービィのうえにあった。
たとえ座りこんでいても、彼女の瞳は、僕の顔をまっすぐに見つめていた。乳房の下側は床についていた。雄大な肉の隆起の上側は、僕の胸の高さにあった。
6から8本のボトルを掴むと、2本を一度にあけていた。左右の乳房に注いでいった。
液体は、最初こそ流れている。だが、床に滴り落ちることは、1滴たりともなかった。雄大な青い静脈が、脈打っていた。表面の皮膚は、一定の震動のリズムを明白にキープしていた。血管の一本一本が、太いロープのようだった。薬品は、熱い表面で蒸発するように、消えていった。
薬品をダービィに注いだ後で、僕はいつも宅配の品物を受け取るために、ドアに走らなければならなかった。注文の総合計の金額は、$500か$1,000にも達するのではないだろうか。
60枚のピザ。何ガロンものソーダ。パーティ料理専門の宅配業者に電話した。熱いラザニアのトレイを六個届けてきた。ダービィが、その内の四枚を、ごぶりと飲みこんだ。何ほどでもないという風だった。
そして、ダービィは大きくなり。さらに大きくなり。どんどん大きくなり……。
たとえ座っていても、彼女の上半身の座高は、僕が直立した状態よりも、大きくなっていた。信じられないような乳房は、膝の上に乗せられていた。そこに憩っていた。先端部分の乳首は、歩いている僕の膝小僧の高さに届いていた。片方の乳首に触れてみた。あまりにも大きくて太かった。僕の手では、周囲に指を回す事も不可能になっていた。周囲の茶色い乳輪は、少なくとも4インチの高さにまで隆起していた。
「気持ち良いわ、ジミー」
ダービィが、つぶやいていた。
「もう少し、薬をくれない。あたしは、まだまだ大きくなれると思わない?」
僕は、二本のボトルを開けた。ダービィの左の乳房の頂上のあたりに注いだ。巨大な右の乳房にも、全く同じことを繰り返した。左の乳房を振り向いた時には、そこはもう乾いていた。青い血管の明確な拍動も止んでいた。
リヴィング・ルームは、窮屈な状態になっていた。他の少女たちの身体も、大きくなっていたからだ。
ダービィは僕に、彼女達を、地下のアレンのベッドルームへと案内させた。20本のボトルを持たせた。残りの24本は、自分の分として確保してあった。
トラック一台分のラザニアが届いた。ドライブウエイを登ってきた。僕は、熱いトレイを運び、ダービィの隣に置いた。四枚分を階下の地下室に運んでいった。マムが床掃除に使っていたモップと、プラスティック製のバケツを発見した。それを持って階上に戻った。
ダービィはラザニアを食べ終ったところだった。薬に手を伸ばしていた。僕は、最後の24本のボトルの内の半分を、モップのバケツに一挙に注いだ。半分ほど満たされていた。
ダービィの左の乳房の上に、よじ登って行った。後からバケツを持ち上げていた。ダービィは、もう室内では座ることもできない身体になっていた。一方の壁に、背中をもたせかけていた。つま先は反対側の壁に、もう少しで届きそうになっていた。
ダービィの乳房の上に立っていた。ベッドルームとしては、そんなに面積がある方ではなかった。柔らかくて、順応性があった。しかし、びくともしない安定感を覚えさせる。肉のプラットフォームだった。
ダービィの乳房の一番高いところは、床から5フィートの高さがあった。僕は跪いて、薬の入ったバケツを、ゆっくりと傾けていった。血管が鼓動を開始していた。注意深く観察していた。乳房は、明らかに薬品を皮膚から吸収していた。
気をつけて床に降りた。同じプロセスを、もう一方の乳房でも繰り返した。
乳房が乾いた。
僕は、乳房の上に大文字になってうつぶせになっていた。堂々として、こゆるぎもしそうにない乳房が、身体の下で巨大化していった。膨脹していくのを感じていた。
最初は、僕は彼女の乳房を両手で抱擁していた。いくらかは、周囲に手を回す余裕があった。しかし、大きくなり、もっと大きくなるのにつれて、僕の両手は左右に広げられていった。
すぐに、ダービーの巨大な乳房の、驚くべき高原に沿って、平らに両手を広げることしかできなくなっていた。
彼女は、リヴィング・ルームの内部では、両手と両脚を大きく広げて、延びをするということもできなくなっていた。リヴィング・ルームの側面の壁に、曲げた膝をつけたままの状態になっていた。
僕は、天井が低くなっていることに気がついた。巨大化するダービィと天井の間で、押し潰されるのではないかと怖くなった。しかし、すぐに変化は停止した。かろうじて、僕の肉のプラットフォームと天井との間には、数インチ分のゆとりが残されていた。
ドアベルが鳴った。もう一度だ。
「…もっと、…食べ物…?」
ダービィが、ぼんやりとした声で、質問してきた。
ダービィの乳房の頂上から、這い下りていった。滑り降りた。もっと正確に言えば、転落した。ドアの傍の床の上だ。
誰かがドアを開こうとして、押しているのだ。しかし、入口は、ダービィの量感のある厚い肩が、障害物になっていた。ドアを内側から押えつけていた。がっちりと、中から鍵をかけた状態になっていた。
ドアの止め金具が、音を立てて弾け飛んだ。内側に開いた。黒い制服姿の二人の男が、ダービィの丸太のような腕を乗り越えて入ってきた。リヴィング・ルームの限られたスペースに侵入してきた。
ダービィは、攻撃を予想していたのかもしれない。隆々とした筋肉の腕を、振り上げようとした。しかし、二番目の男が、ライフル銃を持ち上げていた。大きな弾倉がついている。発砲していた。二本の矢が、ダービィの首に突き刺さっていた。
彼女は、ほとんど瞬時に沈黙していた。ドスンと音を立てて壁に倒れていた。ヘルメットを被った二人の男と、無線機を耳に当てた男が続いた。僕を無視して通り過ぎていった。階下の地下室に向かっていた。ライフルを持った男が、僕に銃口を向けた。すべてが暗黒になっていた。
*
8.
意識を取り戻した時には、僕は白い天井の部屋にいた。
白い壁と白い床があった。白いガウンに着替えさせられていた。白い病院のベッドの上に寝かされていた。
黒いビジネススーツを着た男が、両親と何事かを話していた。ひどい頭痛がした。頭部を枕の中に埋もれさせていた。両親が立ち去り、黒いビジネススーツの男が後に続いた。
一人のナースが入ってきた。ベッドには、移動用の車輪がついていた。もう一つの白い部屋に移動した。
そこも、白い天井で、白い壁で、白い床だった。白い猫はいなかった。その代りに、白いテーブルが置かれていた。
さっきとは別の、もう一人の黒いビジネススーツの男がいた。彼は、僕が目を覚ますのを待っていたらしい。
彼は僕に、「カルドーザ・コーポレーション」は、僕達が、彼らの実験用の薬品を誤用した件について、法的に告訴するつもりはないということを説明していた。けれども、我々は、すべての物事を、正しい方向に戻し、すぐにもとの平常な生活に、戻さなければならないということも強調していた。
男は、これは内密の要件だがと断って、話しを切り出した。
誰か別のものが、彼らの薬品の落し物を拾ったとしてもらいたい。バカな子供たちの一団ではない。多くの書類に、僕のサインを求めてきた。「カルドーザ」が、今回の事件にかかったすべての費用を負担すると約束していた。もし僕の両親が、裁判の訴訟に関る、すべての法的な権限を放棄してくれればという条件がついていた。
彼らは、本当に甘いお茶の入ったポットを提供したようだ。あの交渉事に強いダッドが、すべての書類にサインを済ませていたからだ。抵抗の余地はないということだった。
「さてと、君は、ジミー・ジェファーズくんだよね。これから、どうしたいかね?」
「ああ、ええと、ダービィはどうしていますか?」
「あの大きな少女も、女巨人と呼んでも良いと思うが、ずうっと君の容態を、心配しているよ」
僕は、頭を掻いた。
「ダービィ!彼女も、ここにいるんでね?」
男は、書類の山を整理していた。
「もちろん。彼女もここにいる。それに、君の友人のマーシャル君と、ああ、マー、ええと、フランシス君もだ。
他の四人の女の子達は、まあ多かれ少なかれ、ノーマルなサイズの範囲内だが、すでに両親の元に帰されたよ」
「僕は、ダービィに会えますか?彼女は、だいじょうぶですか?」
「実に健康的だ。しかし、私は、彼女を“だいじょうぶ”と呼んで良いかどうかは、判断に迷うね。
彼女の身長は、現在、22フィート6インチある。6メートル86センチさ…三階建てのビルの窓だって、簡単に室内を覗くことができるだろう。爪先立ちをする必要もない。」
「わあお! あなたたちは、彼女を縮小して、ノーマルなサイズに戻す事ができるんですか?」
「残念だが、それはできない。なされたことは、なされてしまったことだから。今のサイズに、慣れていくしかないだろう。そして可能な限り、ノーマルな人生を求めて生きていくということになる。
まだ、たった十歳の少女だ。あの年頃は適応力に優れている。それに、私の見るところでは、彼女は現在のサイズに満足しているようだがね…」
「…そうでしょうね」
「もし、君が望むなら、彼女に会えるように取り計らってあげてもいいがね」
「この建物の中にいるんですか?」
「勿論、違う。彼女の身体は、この研究所の建物には、フィットしない。同じ敷地内にある、わが社専用飛行場の格納庫の中にいるんだよ。」
僕達は、白い長い廊下を歩いていた。もう一つの廊下を通り過ぎていた。
一枚のドアが、会社専用の飛行場に続いていた。黒いスーツの男は、僕を大きな格納庫に案内してくれた。
飛行機が滑走路に出る、大きな正面のドアのところに導かれるのではなかった。
火事の際の非常用脱出口となる、脇の小さなドアから内部に入った。長いの上りの階段があった。キャットウオーク(壁から突き出た細長い通路)に続いていた。そこに、ダービィがいた。
*
彼らは、彼女のために、とても可愛らしく見える白い服装を用意してくれていた。
巨大なベッドがあった。それにシャワーのように見える、一角も作られていた。衣服は、白いパラシュートを素材として作られているようだった。
彼女は自分の足で、すっくりと直立していた。近寄ってくる。このキャットウオークに立っていれば、視線の高さが同じぐらいになるということが分かった。
彼女の両眼は、ベースボールと同じぐらいのサイズがあった。異様な光を湛えていた。
乳房は、二つの気象観測のための気球ぐらいのサイズがあった。
ともあれ、彼女はパラシュート生地白いドレスを、それなりに優雅に着こなしていた。腰の紐がウエストの細さと、バストの大きさを強調していた。印象的な胸の谷間を見下ろす事ができた。
「ヘイ。ジミー。あなたなのね!?」
僕の姿を認めると、嬉しそうに叫んでいた。
「あなたのことも、親切に世話してくれた?」
「ベッドから置き上がったばかりなんだ。ダーブ」
「あたしが、気を失っていたのは、二時間か、そこらだけだったみたいね。あたしが打たれた矢は、一本だけでも、象一頭を一日眠らせておくのに、十分な量の睡眠薬が入っていたそうよ。
でも、今のあたしは、なんと象の6、7頭分のサイズがあるらしいの…」
両手をお椀形にしていた。両の乳房を、下側から持ち上げる様にして動かしていた。
驚くべき胴回りと量感を、僕にも見せびらかしたいらしかった。周囲は、12フィート以上はあることだろう。…3メートル66センチもの、凄まじいばかりのサイズだ。
「あたしは、世界最大のおっぱいの持ち主になったのよ…ふふふふ」
声に出して、陽気に笑っていた。
「そして、あたしは、世界で最も大きな長身の女性よ。誰も間違いようがないと思うわ!」
「これから、どうする?ダーブ。君の身長は、22フィートあるというじゃないか」
「22フィートと8インチ…6メートル91センチかな…」
即座に修正していた。いつも数字にはうるさかった。
「そして、もっとすごいのは、こいつらよね…」
乳房を強調してみせた。
「もう、インチを単位として測っても、センチにしても、たいした意味はないと思うの。誰かに自慢しても、何の意味もないわ。比較する相手が、いないんですもの。
でも、専門家の先生の話によると、あたしの体内には、まだお薬が大量に残留しているらしいの。最終的には、30フィート近くにまでなると思うと、言っていたわ…」
胸が、ずしんと重く垂れていた。彼女が、両手を体の左右に垂らしたからだ。
「あなたが、あたしに、あの最後の薬品を与えてくれてから、二日間というもの、あたしは、ずっと大きくなり続けていたらしいの…。
そして、もうすぐ30フィート…10歳の、身長9メートル15センチの、女の子に、なっちゃうね」
大きな目を伏せていた。
彼女の両眼が、キャットウオークに立つ僕と同じさにあることは、さっき言ったと思う。
僕は手を伸ばすと、彼女の頬に触れた。
「…分かってくれるかな。もし君が、そうしたければだけど、またいっしょに、僕とデートしてくれないか?」
ダービィは、大判のスケッチブック大に成長した大きな手を、僕のそれと重ねてきた。
「ぜひ、そうしたいわ。ありがとう…ちっちゃくて、勇敢な、あたしのジミー。」
何かが僕に告げた。彼女は、大丈夫だ。
超乳少女ダービィ
了
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笛地さんのこの作品へのごいけん、ごかんそうなど、なにかありましたら…
WarzWars(アットマークは正しく直して…)まで、おしらせください。