おおきなひと−23。かんたんせつめい。
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■ えいごで、ちょっとだけ、せつめいを。 ■
…露天風呂が自慢の旅館と聞いて、エレナはとても喜んでいた。
日本に来て4ヶ月。エレナのいちばんのお気に入りは、全身を熱いお湯に浸かって身体をあたためる、「オフロ」になっていた。そこで、僕が温泉に招待した、というわけだ。
「コージ、ハヤク、ハヤク、イキマショウ…」
「あ、ちょっと荷物片づけるから、先に入っていてくれるかな?」
「オッケィ、ジャ、オサキニ!」
エレナはそういうと、浴衣とタオルを持って部屋を出ていく。スキップしてるみたいな足取りが、とてもうれしそうだ。
彼女は、アメリカ支社から1年間の人材交流で僕のセクションに派遣されてきた。アメリカ人としては152cmと小柄な体格とカタコトの日本語でどんどん話す明るい性格、そして大学で日本学を学んだという頭のよさで、すぐに職場にとけ込んでいった。
そして、エレナが日本でのトレーナー役になった僕とステディな関係になるのには、そう時間がかからなかった。
彼女に手伝ってもらった調査レポートが仕上がったので、そのお礼に、と、温泉への一泊旅行へ彼女をさそった、というわけだ。平日に休みがとれたので、旅館の予約もすぐ取れたし、おまけに他には客がほとんどいない、という幸運に恵まれた。
…ばたばたと荷物を片づけ、大浴場に向かう。
更衣室に入ると、案の定、着替えの置いてある脱衣かごはひとつもない。…ということは、露天風呂には、たぶんエレナと僕しかいない、ということだ。
僕は、エレナのすごいプロポーションを露天風呂で拝めるのかと思うと、胸がどきどきした。
…彼女は、その小柄な身体とは対照的に、おおきなバストの持ち主だった。上から103−56−87。ブラのサイズが70のJカップ。
冗談交じりで聞いてみたら、あっさり答えてくれた。
「ハイ、とっぷガ42いんちアリマスネ…うえすとハ22いんち、オシリハ32いんちデス。ムネ、オモクテコマッテマスネ、エヘヘ……」
ふだん職場ではそれが目立たないよう、ゆったりとしたセーターやブラウスを着ているのだそうだ。
だが、オフのとき〜気のせいか、特に僕と2人きりのとき〜は、身体にぴったりしたシャツを着ることが多い。街に出ると、必ず周りの男の視線を集めていた。
きょうも、エレナはそのすごい膨らみを厚手のセーターに包んでいたが、胸元は優に20cmは前に飛び出していた。
その巨大なバストを、ゆさ、ゆさ、と揺らしながら部屋を出ていったのを思い出し、僕の胸の動悸はさらに高まっていく…。
からからから…。
引き戸を開けると、いきなりたちこめる湯気で前が見えなくなる。
転ばないよう、気をつけながら、岩風呂のとっつきを探して、ゆっくり前に進む。エレナはすでに湯船に入っているはずだ。
もうもうとした湯気の間から、エレナを探そうとするが、黒い岩の代わりに、なぜか白っぽい、大きな壁が立ちはだかった。
「? なんだこれは…」
思わず声をあげると、上から声がした。
「ア、コーイチ…」
と、僕の背中とお尻をなにか柔らかくものが包み込み、そのまま白い壁のほうに引きずられていく。
驚いて、声のした方を見上げて驚いた。まあるい、大きな2つのかたまりのさらに上に、巨大なエレナの顔があった。ライトグリーンの瞳がじっと僕を見つめている。
「コーイチ、アタシ、オフロハイッタラ、カラダ、コンナオオキイニ、ナッチャッタ…」
エレナの身体が、大浴場の大半を占拠していた。そこに彼女はぺたん、と正座しているのだが、それでも、僕の身長の3倍近い。おそらく身長は7〜8mはある。まあるいかたまりの先には、僕の手のひらより大きなピンクの膨らみがあった。…エレナのバストだ。胸板から少なくとも150cm以上前に飛び出し、身体を動かすたび、ぶるん、ぶるん、と巨大なババロアのように波打ち、揺れていた。
ぼくの背中とお尻を押さえているのは、彼女の手だった。身体の後ろから、ぬっ、と親指が出てきたかと思うと、僕の腰の辺りを掴む。その親指の太さは、僕の上腕ほどもある。
そのまま、エレナは僕の身体をいとも簡単に宙に浮かせた。
「…コンナオオキイ、ドウシマショウ…?」
僕は、目の前にある巨大なボディと、それ以上に、すさまじい大きさになった、ふたつの豊満な膨らみを前にして、ただ唖然とするだけだった…